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ゲストに田辺誠一、田村亮を迎え、名作「浅草・御厩河岸」をアレンジ。
金曜プレミアム『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』

更新日:2015/10/19

金曜プレミアム
『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』

オフィシャルサイト

12月18日(金)21時~22時52分

 江戸時代後期、盗賊・凶賊たちから「鬼の平蔵」と恐れられた長谷川平蔵を描いた池波正太郎の人気小説「鬼平犯科帳」。今回は、数ある原作の中でも、傑作の呼び声が高い「浅草・御厩河岸」を映像化。長谷川平蔵を演じる中村吉右衛門と、ゲスト出演する田辺誠一田村亮らとの掛け合いに注目してほしい。

 12月18日(金)放送の『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』は、中村吉右衛門主演・連続ドラマの第1シーズン・第18話として、1989年12月13日(水)に放送されたものを、スペシャル用にアレンジした作品。昔、幕府の馬屋があったことからその呼び名がついた浅草の御厩河岸の渡し場の近くに、一膳飯屋を兼ねた小さな居酒屋があった。店内ではお勝(小林綾子)と、その母で盲目のお八百(やお)(南條瑞江)がせっせと働いている。一方、お勝の旦那であり、店主の岩五郎(いわごろう)(田辺誠一)は、店の軒先で居眠りをする怠け者。しかし、この岩五郎こそが、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵であり、そのことはお勝もお八百も全く知らなかった。昔、岩五郎は器用な手先をいかした錠前外しを生業としており、盗みで捕まった際に平蔵やその密偵・大滝の五郎蔵(ごろうぞう)(綿引勝彦)から温情を受け、今では平蔵の密偵として働いていた。そんな岩五郎のもとに、大盗賊・海老坂の与兵衛(田村亮)から盗みの依頼が入る。本来であれば、密偵として与兵衛の動きを平蔵に知らせなければならない岩五郎だったが、めったにない大きな仕事な上に、これまでに外したことのない難しい錠前の図面を前に、その錠前を外したいという欲望にかられてしまう…。さらに、岩五郎の父親で、昔、与兵衛のもとで働いていた卯三郎(うさぶろう)(左とん平)も絡み、複雑な人間模様を描いていく。『鬼平犯科帳』シリーズならではの骨太な脚本はもちろん、ゲスト出演する田辺誠一、田村亮、左とん平、小林綾子らの熱演から目が離せない。

あらすじ

 火付盗賊改方長官・長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵、大滝の五郎蔵(綿引勝彦)と伊三次(三浦浩一)は、通りで男が老人を張り飛ばす現場に居合わせ、止めに入る。結局、乱闘となるが、その隙に老人は逃げおおせた。同じく密偵のおまさ(梶芽衣子)は、目を腫らした伊三次の治療をしながら、大人気ないとあきれ返る。かたや五郎蔵は、老人に見覚えがあるのだが、誰だか思い出せずにいた。
 翌朝、老人が伏木の卯三郎(左とん平)だと思い出した五郎蔵は、おまさに報告。おまさからそれを聞いた平蔵は、大盗賊と知られる海老坂の与兵衛(田村亮)の配下だった卯三郎が一仕事を企んでいるとしたら見逃せない、と鋭く言う。平蔵と同じことを考えた五郎蔵は、卯三郎の息子で御厩河岸に暮らす岩五郎(田辺誠一)の元へ。岩五郎は、若い頃から五郎蔵が面倒を見てきた男で、岩五郎も五郎蔵に恩義を感じていた。岩五郎は卯三郎には何十年も会っていないが、自分を訪ねて来ることがあれば連絡すると約束した。
 海老坂一味といえば、用心深く仕事ぶりも際立つことで鳴らし、配下の者ですら一人として捕まったことがなかった。平蔵は、何としても与兵衛を捕まえてその面を拝みたいと思う。
 そんな矢先の夜遅く、岩五郎の元へ卯三郎が姿を見せた。物音に気付いた妻のお勝(小林綾子)をはぐらかした岩五郎は、卯三郎に握り飯をやる。それをむさぼった卯三郎は、与兵衛が岩五郎に会いたがっていると明かした。

中村吉右衛門インタビュー

Q. 今回の「浅草・御厩河岸」について

「台本を読ませていただき、話がとても細やかで丁寧で、隅々まで池波先生の気持ちが届いていると感じました。決して、大上段に振りかざしたものではなく、人と人、つまり人間というものが良く描かれた、“鬼平のエッセンス”が詰まった作品だと思います」

Q. 今回は祇園祭の真っ最中、京都が一番暑い時期の撮影となりましたが

「台風で大変な雨でしたので、祇園祭もどうなるか心配していましたが、パッと晴れてお祭りも無事に終わったようで…、今回の撮影も無事に終えられて良かったです(笑)」

Q. あらためて鬼平は吉右衛門さんにとって、どのような存在でしょうか

「一言で言えば“大人”でしょうか。悪い人の中にも良い所を、良い人の中にも悪い所を見つけ、良い所も悪い所も飲み込んで裁いていく、本当に理想的な指導者だと感じられる作品ですね」

Q. 鬼平を演じられて26年になりますが、『鬼平犯科帳』の良さは、今も昔も変わりませんか

「もちろん、お芝居は“ウソ”ではありますが、“ウソ”を演じているという感覚がしませんで、実際の生活に根ざした“真実”を演じている感覚です。これは脚本家の方々のご努力のたまもので、大変なことだと思います。時代というものは、どんどん変わっていきますけれど、『鬼平犯科帳』はいつまでも残っていく珠玉の作品ではないかと思っております」

Q. 時代劇を取り巻く環境は、厳しくなっているように感じますが

「時代劇のみならず歌舞伎も同様ですが、昔からの伝統というものが、あまり好まれない時代になってきているように感じています」

Q. それでも『鬼平犯科帳』は愛され続けているように思いますが

「私もそう思います。昔が何でも良いという訳ではありませんが、良き時代を懐かしむという点では、『鬼平犯科帳』は本当に良くできた作品ではないでしょうか」

Q. 今回の『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』で印象に残っている人物は

「田村亮さん演じられた“海老坂の与兵衛”ですね。彼は泥棒なんですけれど(笑)、仁義と言いますか、義をわきまえた泥棒でして、やることは悪いことだけれども、人間として義をわきまえるというのは非常に難しいことです。普段、良いことをしていても、義や仁には薄い人もいらっしゃいますが、それよりも悪いことはしているけれど、義や仁にそって行動している“海老坂の与兵衛”に対して、鬼平は寛容でありましたね。そういうような人間関係を、池波先生は望まれたのではないでしょうか」

Q. 原作の池波正太郎が亡くなって、今年で25年となります。池波先生への思いを聞かせて下さい

「池波先生は、新国劇に脚本を書いていらっしゃいました。昔は、新国劇も歌舞伎も一緒になった俳優協会というものがあり、そこで交流がございまして、子供の頃は“怖い先生だな”と思っていました(笑)。お仕事でご一緒させていただいたのは、実父の八代目松本幸四郎の『鬼平犯科帳』に、平蔵の息子・辰蔵役で出演させていただいた際に、先生にご指導いただきました。その後、40歳になった時に、『鬼平犯科帳』のオファーをいただいたのですが、まだ年齢的に若かったですし、どうしても実父・八代目松本幸四郎の『鬼平犯科帳』のイメージが強かったもので、今考えると本当に失礼な話なのですが“できません”とお断りをしてしまいました。それでも5年もお待ちいただいて、45歳の時に改めてオファーをいただき、長谷川平蔵も45歳で火付盗賊改方に就任したこともあり、やらせていただいた次第です。放送が終わって池波先生に“どうでしたか?”とお電話をさせていただいた際には、先生から“いいよ、良かったよ”とおっしゃっていただきました。私のことを大変気遣って下さって本当にありがたかったなぁと、いつも思い出します」

番組概要

タイトル

金曜プレミアム『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』

放送日時

12月18日(金)21時~22時52分

キャスト

中村吉右衛門 多岐川裕美 中村又五郎 勝野洋 尾美としのり 三浦浩一 綿引勝彦 梶芽衣子田辺誠一 田村亮 他

スタッフ

企画
能村庸一、武田功
プロデューサー
成河広明、羽鳥健一、佐生哲雄、足立弘平
原作
池波正太郎「浅草・御厩河岸」(文春文庫刊)
脚本
田村惠
監督
吉田啓一郎
音楽
津島利章
制作
フジテレビ、松竹株式会社

2015年10月19日「パブペパNo.15-382」フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。