土曜プレミアム特別企画『地下鉄サリン事件 15年目の真相 ~あの日、霞ヶ関で何が起こったのか~』
更新日:2010/03/03
土曜プレミアム特別企画
『地下鉄サリン事件 15年目の真相 ~あの日、霞ヶ関で何が起こったのか~』
1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」から15年となる日に、フジテレビが「地下鉄サリン事件」をテーマにしたドキュメンタリードラマを放送! ドラマ部分では地下鉄職員の夫を失った妻・高橋シズヱさんを女優の原田美枝子が演じる。
2010年3月20日(土)21時~23時10分
1995年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」。あの世間の耳目を集めた大事件から、まさに15年となる日にフジテレビで、「地下鉄サリン事件」をテーマにしたドキュメンタリードラマが放送される。
3月20日(土)放送の土曜プレミアム特別企画『地下鉄サリン事件 15年目の真相 ~あの日、霞ヶ関で何が起こったのか~』<21時~23時10分>は、ドキュメンタリーとドラマが融合した番組で、ドラマ部分では地下鉄職員の夫を失った妻・高橋シズヱさんを女優の原田美枝子が演じる。高橋シズヱさんの15年を通して「地下鉄サリン事件」の遺族や被害者の今も癒えない悲しみや苦しみを描く。ドキュメンタリー部分では、シズヱさんが傍聴した400回を越える裁判の傍聴の日記、そして、当時、事件に遭遇した方々や関係者の証言などを元に、事件の真相に迫る。
高橋シズヱさんは、自身の苦闘の15年がフジテレビでドキュメンタリードラマ化されることについて「パパの手がどうしてこんなに冷たくなってしまったのか…。何日も泣きはらしたあと、私の心は大きな石でふさがっていました。“私までオウムに殺されてなるものか”。“地下鉄サリン事件被害者の会”の代表世話人として踏み出した未知の人生。刑事裁判の傍聴、損害賠償訴訟、オウムの破産、テロの被害者救済。15年間、たくさんの人たちに支えられ、感謝の気持ちで振り向けば、常に主人の笑顔がありました。その思いが番組を通して届けばと願っています」と話している。
このドキュメンタリードラマで高橋シズヱさんを演じる原田美枝子は「本当に普通の主婦だったシズヱさんが、こんな事件に巻き込まれてしまい、どんなに苦しんだことだろうと胸が締め付けられる思いがしました。一方で、これは、誰にでも起こることかもしれないとも思いました。シズヱさんが、このように15年にわたり、闘い続けることができたのは“もし、自分が何もしなければ夫は浮かばれない”という思いに突き動かされたからではないでしょうか。その悲しみの深さ、シズヱさんの思いを伝えることができればと思います」とシズヱさんを演じる心境を話している。
高橋シズヱさん役に原田美枝子をキャスティングした理由について、フジテレビ番組報道部の成田一樹プロデューサーは「高橋さんの悲しみと苦しみを、しっかりと受け止めてくれる方を…と思い、原田さんに出演をお願いしました。また、高橋シズヱさんは、被害者の会の代表としてだけでなく、妻であり、母でもあります。その点で、女優業を続けながら、妻として母として家庭を大切にされている原田さんとは、心情面でも、共通する部分もあるのでは…と思いました。愛する夫を失った絶望の中でもがき苦しみながらも、“高橋シズヱ”という一人の人間として、たくましく立ち上がってゆく15年の軌跡を、原田さんに伝えていただければと思っています」と話す。
企画理由
成田一樹プロデューサー(フジテレビ番組報道部)
これまで、いわゆる“オウム事件”については、さまざまな報道がなされてきました。しかし、被害者の“本当の苦しみ”は、まだ十分伝えられていないのではないか?との思いがあり、事件から15年となる今年、高橋シズヱさんに焦点をあてた番組を放送する事になりました。
ごく普通の主婦だった高橋さんは、被害者の会・代表世話人として、犯罪被害者への「支援」「法整備」を訴え続け、国を動かし、法律を変える原動力にもなった方です。しかし、その活動の裏では、絶望と希望のはざまで「怒り」「泣き」「喜び」を絶え間なく繰り返してきました。そんな高橋さんを支えてきたのは“愛する夫の名前を残したい…”という、その一念だったそうです。あの日、地下鉄で被害にあった方々には、それぞれの人生があり、家族がありました。高橋シズヱさんという一人の女性の15年を通して、あの事件について、そして被害者の方々について、考えていただければと思っております。
コメント
高橋シズヱさんの夫・一正さんを演じる羽場裕一
高橋一正さんは不本意、悔しかったろうと思いました。実際は、一瞬の出来事で、何も分からなかったのかもしれないけれど、自分の最期がこんなものとは…と悔やまれたのではないかと思うと、本当に不憫に感じます。
私は日頃、人には死を受け入れるための時間を持つ権利があると思っています。それを奪われるということは、本人だけでなく、周りの人々も傷つけていくことになる。きっと、一正さんは、家族に、そしてシズヱさんに「ありがとう」と言ってから別れたかったと思う。どんなにか心残りだったろうと思います。
この番組を通して、犯罪被害者の実態を少しでも知ってほしいと思います。彼らが声をあげるのは、理由がある。それを私達は知らなさ過ぎる。事件に直接関係のない人々も、彼らの痛みを知らなければならない…この番組がその契機となってくれればいいと思います。
高橋シズヱさんの娘・美雪さんを演じる中越典子
美雪さんが母親のシズヱさんの結婚記念日に送ったお手紙を拝見させていただいたのですが、母への思いやり、愛情にあふれており、その美雪さんの優しさを大切にしながら演じさせていただきました。
収録初日、1シーン演じるごとに事件の重大さにあらためて気づき、こんな事件が本当にあったんだなと信じられない気持ちでいっぱいになりました。人間がどういう瞬間にどう変わってしまうのか、どうしてこんなにひどいことができるのか…人間自体が持つ恐ろしさと、非道な人たちに無差別に傷つけられた方々が光を探すように生きていこうという強さ…人間の「強さ」と「弱さ」をこのドラマを通して感じました。
内容
1995年3月20日、あの日は、月曜日だった。
「地下鉄で何かあったらしい」
8時55分、その1本の電話で、地下鉄職員の妻・高橋シズヱさんの人生は変わってしまった。病院に駆けつけた時には、夫・一正さんは既に息絶えていた。
いつも通りの日、いつも通りの朝、それは起こった。「地下鉄サリン事件」―――。通勤ラッシュの最中、オウム真理教の信者5人によりまかれた猛毒・サリンによっ
て、13人が亡くなり、約6300人が負傷した。
そして、遺族となったシズヱさんもまた、この日を境に「地下鉄サリン事件の被害者」として生きることを強いられた。
あの日、霞ヶ関で何が起こったのか。夫はなぜ殺されなければならなかったのか。亡くなった夫のためにも、その真相を知らなければならない。そんな妻の執念が、夫を殺したサリン散布実行犯・元医師の林郁夫(受刑囚)の公判へと向かわせた。400回を超える裁判の傍聴で、次第に明らかになってくる事件の全容。事実を知れば知るほど、シズヱさんは悔しさに苦しみ続ける日々だった。その一方で、「地下鉄サリン事件 被害者の会」代表世話人となったシズヱさんは、被害者に対する国や世間の理不尽な扱いに直面することになる。
あの日、あの場に居合わせたかどうか、それだけのことで人生はこうも変わってしまうのか。多くの人々にとっては、「過去の大事件」でしかないかもしれない。しかし、遺族、被害者にとっては、事件は決して終わってはいない。今もなお、苦しみ続けている人がいる。今もなお、悲しんでいる人がいる。その現実を「地下鉄サリン事件」の遺族・高橋シズヱさんが生きた15年を通して描く。
また、シズヱさんが傍聴した400回を越える裁判の傍聴の日記、そして、当時、事件に遭遇した方々や関係者の証言などを元に、事件の真相に迫る。二度と同じような事件が起こさないためにも、「地下鉄サリン事件」を決して風化させてはならない、そんなシズヱさんの思いを伝えてゆくのが番組の意義と考えている。
番組概要
<出演>
原田美枝子
中越典子
鈴木浩介
阿南健治
布施 博
左 時枝
中丸新将
小市慢太郎
羽場裕一
ほか
<スタッフ>
- 企画
- 立松嗣章
- 脚本
- 野尻靖之
- プロデュース
- 成田一樹
- 村田慎一郎(テレコムスタッフ)
- 中山ケイ子(FCC)
- 中津留誠(アニマ21)
- ドラマ演出
- 田島大輔(FCC)
- 総合演出
- 上野潤也(テレコムスタッフ)
- 制作
- フジテレビ報道番組部
テレコムスタッフ
FCC
2010年3月3日発行「パブペパNo.10-041」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。





