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番組情報『エチカの鏡~ココロにキクTV~』伊藤ディレクター「経済産業大臣奨励賞」受賞!

更新日:2010/02/11

エチカの鏡~ココロにキクTV~

『エチカの鏡~ココロにキクTV~』
伊藤ディレクター「経済産業大臣奨励賞」受賞!

毎週日曜日21時~放送

 さまざまな生き方(エチカ)を紹介し話題を呼んでいる『エチカの鏡』。『エチカの鏡』で紹介されると本の売れ行きが急激に伸びるという数字が出ているなど、「エチカ効果」が各業界で評判に。

 そんな中、さらに『エチカの鏡』の魅力を語るニュースが飛び込んできた。
 番組の中でも特に注目を集めているのが、「ヨコミネ式」教育法。横峯吉文氏が提唱する「すべてのこどもは天才である」という信念に基づく教育法により、保育園児にして絶対音感を体得し、漢字の読み書きまでもできるようになってしまう姿を紹介し、大反響を呼んだ。

 これまで10カ月ほどにわたる取材を行い、夏の山合宿の様子、秋のレスリング大会、そして冬の陸上競技会、といった節目節目で成長を見せる子どもたちの様子を丹念に追いかけ、彼らの驚異的な運動能力を紹介するだけでなく、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」のかけ声の下、子どもたちがお互いを励まし合い、助け合う姿を放送し多くの感動を呼んだ。

 今回、このヨコミネ式保育園の様子を追いかけてきた伊藤嘉彦ディレクター〔(株)アクシーズ所属〕が同作品により、「第11回ヤング映像クリエーターを励ます賞」にて最優秀賞にあたる「経済産業大臣奨励賞」を受賞したのである。

 この賞はテレビ番組製作プロダクションの多くが加盟する「J・VIG」(日本映像事業協同組合)が主催し、経済産業省を始め、NHK、民放各局、有料放送局、放送文化基金、放送批評懇談会などが後援する賞で、今後の映像産業の担い手となる30歳以下の輝ける才能を持つクリエーターを表彰する賞となっており、今回伊藤ディレクターが最優秀賞に選ばれたのである。

 受賞の感想を伊藤ディレクターに伺うと、
 「この賞は30歳以下のディレクター・プロデューサーが応募対象であったため当時29歳の自分にとっては絶好の機会に話を持ってきてくれた会社の上司には感謝しております。そして最優秀賞の“経済産業大臣 奨励賞”に自分の作品が選ばれたことに関しては本当にうれしく思いますし、今後の励みにもなると思っています。」と語っている。

 さらに、
「授賞式に両親と疎遠の兄も来てくれたのですが、就職して以来親孝行という親孝行もできていなかったので、やっと親にそんな機会を作ってあげられたこともうれしく思っています。」と受賞以上の喜びも語ってくれた。

 今回なぜ自身の作品が受賞をしたと思うか、自分なりに分析してもらうと、
「(受賞した)どの作品にもそれぞれ制作者の思いが詰まっており、僕には撮れないような作品に感心すると同時に負けていられないと刺激にもなりました。そんな作品の中で自分の作品が受賞に至ったのは僕自身の作品への“思い”がおそらく誰にも負けていなかったのではないかと思います。この作品を見た人に伝えたいメッセージを大切に盛り込み、また僕自身の情熱を注ぎ込んで作っているからです。」と力強い言葉が返ってきた。

 心と体のすべてを注ぎ込み作品を生み出しているというだけに、
「2週間弱の撮影に臨む前は不安が襲い、第4弾までを制作してきましたが、撮影前日は1度も眠れたことはありません。徹夜のまま鹿児島入りします。」と語っている。

 番組では、子どもたちが、困難にぶつかり、自発的にさまざまな努力をし、声を掛け合い助け合う姿が毎回スタジオのゲストだけでなく視聴者の感動を呼んでいる。

 水への恐怖を克服し川へのダイビングに挑戦、保育園対抗のレスリング大会勝利を目指しリーダー格の少年を中心に特訓、陸上競技会に勝利するため子どもたちが特別練習を提案、などなど生き生きとした子どもたちの姿がとらえられている。どのようにして伊藤ディレクターは子どもたちを追いかけてきたのだろうか。その苦労を尋ねると、
 「僕が横峯さんの保育園を取材して約10カ月ほど、取材当初は自分に子供もいないせいかなかなか子供たちとのコミュニケーションがうまくとれませんでした。またどうしてその子供がそんな行動をとったのか? などVTRを作っていく上で大切だと考えていた“子供のきもち”を理解することには大変苦労しました。
 その結果 第1弾では ほとんど子供たちの気持ちを映すことができないまま取材は終了。そして第2弾、彼らが行う“夏合宿”に密着をさせてもらうことになったため、できるだけその子供自身が発する言葉やささいな行動、思いを大切に撮影しようと心掛けました。そのため保育園の先生に、“何か子供が感じたこと”がありそうな時には先生から子供の気持ちを聞きだしていただけたら、と相談したこともありました。」
と語ってくれた。保育園の先生や子どもたちとの交流や信頼関係作りがあってこそ感動を呼ぶ映像となっているのだろう。またスタッフは東京を離れた生活を重ねるうちに、いかに人間として「便利すぎる」生活が自分をダメにしていっているかということにまで気付かされたそうだ。

 「2週間弱の日数をかけて密着するので撮影したテープの素材は200本以上になります。その素材すべてに目を通す中で初めて気付くこともあります。その時も“なぜこの子はこんな行動をとったのか?”絶対にナレーションで簡単に代弁しないよう編集に心掛けたのも苦労したことの一つであり良き思い出です。」

 最後まで妥協せず「子どものきもち」に寄り添おうとした伊藤ディレクターの努力が実を結んだようだ。
 苦労があればこそ、得難い経験を多くしているとも語ってくれた。
 「何といっても取材先である横峯さんはじめ多くの先生方が親身になってご協力くださったこと、心遣いにスタッフ一同本当に幸せを感じており、感謝してもしきれない思いでいます。撮影する際は、2週間弱の日数を泊まり込みで密着しますが、その間、横峯さんが所有する山学校演習場の1部屋を貸してもらい寝泊まりを繰り返していました。毎回の撮影を本当にスタッフと同じ熱意で撮影に臨んでくれる先生方に僕自身“人と人のつながりの大切さ”:を気付かされて東京に帰ってきます。」

 「今回の受賞は“人と人のつながり”あってのものと心から思っています。テレビがデジタル化されていく時代の真っただ中に僕たちはいますが、人とのつながりはアナログでいきたいと僕自身感じています。これからもテレビ番組を作っている一人の人間として、人に支えられて今自分の作品が成り立っていることを忘れないよう精進していきたいと思っています。」

 テレビの未来を憂う発言も多い昨今だが、全身全霊でひとつひとつの作品を生み、世の中へ送り出すクリエイターたちがいる限り、テレビ文化はさらに発展していくのではないだろうか。

2010年2月10日発行「パブペパNo.10-030」 フジテレビ広報部 ※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

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