2009.4.1
<5月1日(金)21時〜22時52分放送>
長い楊枝がトレードマーク、「あっしにはかかわりのねぇこッて」という名セリフで大ブームを巻き起こした『木枯し紋次郎』が15年ぶりに復活する。<5月1日(金)21時〜22時52分放送『金曜プレステージ』>撮影は京都で行われており、新紋次郎を演じる江口洋介と、前紋次郎を演じた中村敦夫がそろって会見を行った。
最初の放送から37年、スペシャル番組として放送された『帰って来た木枯し紋次郎』からも15年ぶりの復活となる。
「(中村敦夫さんの)木枯し紋次郎は、小さいころでしたが見てました。子供心にインパクトがあって、チャンバラごっこもしました。新しい時代劇、ヒーロー感がある斬新な作品でした。」と語る江口洋介。最初に紋次郎の話がきた時は「自分の中でも(前作の)イメージが大きいし、果たしてどのくらいできるだろうかと思いましたが、課題も大きい分、やりがいもあるなと思いました。」と心境を語った。
今回、1シーンだけ出演する中村敦夫は、江口紋次郎について、「もうあまり当事者意識はないけれど(笑)いい若い役者が演じられるんだなぁと思いました。」と新紋次郎への期待を語った。「アドバイスは何かありますか?」という質問には、「前作を意識しすぎると中途半端になる。自分の持っているもので勝負すればいいので、形にこだわらずのびのび演じてほしい」と伝授していた。
中村紋次郎が最も苦労したのが、トレードマークの楊枝を飛ばすことだったそうで、江口洋介も「なかなか飛ばないんですよ。」と苦戦しているそうだ。「素材をいろいろ試してみたり、口の中にゴムを入れて、弓矢の原理で飛ばそうともしたけれど、これが全然飛ばなくて(笑)。しまいには、市川崑監督から“君は努力が足りない!”と怒られてねぇ(笑)。」と当時の思い出を語る中村敦夫。対して江口洋介は、「でも、今は時代が違いますから。スタッフが最新技術を駆使してきれいに飛ばして見せますよ。」と自信たっぷり。テレビをご覧のみなさまも楊枝の飛び方にぜひ注目してください。
「(紋次郎は)ニヒルだけれど情にもろい人間味があるキャラクター。とても魅力ある人物です。立ち回りなど、時代劇だからこそできる面白さを存分に生かしながら(画面上で)大暴れします。ぜひ楽しみにしていてください。」と話す江口洋介。平成の「ニュー紋次郎」にぜひ、「かかわって」いただきたいです!
時は天保の大飢饉のころ、貧しい者たちは貧困にあえいでいた。そんな時代の甲州で、一丁の駕籠が農民たちに襲われた。乗っていたのは松坂屋の後添い、お市(若村麻由美)。逃げるお市の前に長い楊枝をくわえた渡世人、紋次郎(江口洋介)が現われた。助けを求めるお市たち。だが紋次郎は「あっしにはかかわりのねぇこッて」といって取り合わない。そこに別の渡世人、小判鮫の金蔵(小澤征悦)、源之助(渡辺いっけい)らが通りかかる。農民を叩き斬る源之助。紋次郎はわれ関せずと歩き出してしまう。見送るお市と金蔵。
峠の茶屋で休んでいる紋次郎のところに金蔵が再び現われる。「木枯し紋次郎さんとお見受けしやした」と話しかける金蔵。あてがないという紋次郎に鰍沢の切石の仙造親分(成瀬正孝)のところに草鞋を脱ぐよう案内する金蔵。
仙造のところでしばし厄介になった紋次郎が出発しようとすると、金蔵が「お市が店に寄って欲しいと言っている」と話しかける。気の進まない紋次郎を連れて行く金蔵。お市は、狼藉者の源之助を斬って欲しいと頼む。断る紋次郎。するとお市は代わりに亡くなった先妻の子で、鶴吉(趙a和)という男と駆け落ちしたおまん(ともさかりえ)とその子どもを松坂屋の跡取りにしたいので連れてきてほしいと言うのだった。
そのころ、仙造が渡世人に襲われて命を落とした。それを見つけて驚く源之助。遺体には長い竹の楊枝が握られていた…。
韮崎のおまんの家を見つけて入る紋次郎。すると、おまんが子どもを間引きしようとしているところだった。「親の勝手な理屈で殺しちゃいけねぇ」と止める紋次郎。お市から頼まれたという話をする紋次郎に、「私たちを追い出したお市がそんなことを言うはずがない」と訝るおまん。だが、背に腹は代えられず、実家へ帰ることを決意する。紋次郎は稼ぎに出かけたまま戻らない鶴吉を捜しに出かける。
道中、紋次郎を待っていたのは金蔵だった。金蔵は紋次郎が仙造親分の身内衆に狙われていると告げる。訳が分からない紋次郎。追っ手は源之助を頭に八人、それと自分だという。金蔵の真意が分からない紋次郎。金蔵の言ったとおり、紋次郎は源之助たちに襲われた。佐吉(千葉哲也)が「仙造親分を殺して上前をはねたな!」と叫ぶ。間一髪逃げ切る紋次郎。
傷の手当てをしている紋次郎に再び近づく金蔵。紋次郎は仙造の遺体のそばに長い楊枝があったという事実を知る。そのころ、源之助たちは、韮崎宿で紋次郎を見つけた者に賞金を出すと触れ回る。その中に一人、年老いたやくざ者義作(中村敦夫)がいた。「大金を出すくらいの相手だ。お前らには無理だ」とつぶやく義作。その中には鶴吉の顔もあった。
翌日の韮崎宿。鶴吉を捜す紋次郎の姿があった。旅籠に勤めているという話を聞き、歩き出す。紋次郎がいたという情報が源之助に入る。鶴吉もまた神社の境内で紋次郎を見つける。自分の手で始末しようとする鶴吉。だが、紋次郎の敵ではない。追い詰められる鶴吉。だがその時、紋次郎が自分を探していると言うことを知る。笑みを浮かべる鶴吉。「よかったら鶴吉のところに案内しますぜ」そう言って紋次郎を案内する鶴吉であった。
2009年4月7日発行「パブペパNo.09-080」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。