2009.8.6
<2009年10月スタート>
2009年10月より放送予定の、山崎豊子原作、唐沢寿明主演のフジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』で、まだ決定していなかった、唐沢寿明演じる主人公・壹岐正を取り巻く重要人物たちのキャスティングが決定した。壹岐正の娘、直子役に多部未華子。商社入社後、壹岐にとって最大のライバルとなる鮫島辰三役に遠藤憲一。また、商社内で頭角を現し始めた壹岐と出会い、その後、腹心の部下となる、海部要役、塙四郎役に、それぞれ梶原善、袴田吉彦が決定。すでに発表されている豪華キャスト陣にまた新たな彩りが加わった。
多部未華子が演じる壹岐直子は、単なる“主人公の娘”という設定以上に、父である主人公の第二の人生を決定づける役割を担った重要な役柄だ。ドラマのプロデュースを手がける長部聡介(フジテレビドラマ制作センター)は、「直子が演じる場面の中でとても大切なもののひとつとして、父親と一緒に銭湯に行った帰りに、“防衛庁に入らないで。もう戦争には行かないで”と告げるシーンがあります。お父さんが戦争に行っている間はとてもつらかった、私もお母さんも、もうお父さんとは離れたくない、と訴える場面なんですが、結果としてこのひと言が壹岐の背中を押し、商社への入社を決意させる。つまり、その後の人生を決定づけることになる重要な場面なんです。このシーンにリアリティがあるかないかというのは、この作品全体にとってもきわめて重要なことです。娘が父に向かってこの言葉を言った時、どこまで父の心に届かせることができるのか。自分自身が長い間抱えていた父不在の時間のつらさを、そのたたずまいだけで表現できる技量を持った人。しかも現代ではない時代性も感じさせることができる人と考えたときに、まず頭に浮かんだのが多部未華子さんでした。」と語り、これまでにも多くのドラマで印象深い演技を披露してきた多部に全幅の信頼を置いている様子。
また、遠藤憲一演じる鮫島辰三は、主人公が勤務する近畿商事にとってライバル会社に当たる東京商事の航空機部長で、“航空機の東京商事”という実績を築いた人物。防衛庁の次期主力戦闘機を巡り近畿商事とは真っ向から対立。“空のギャング”との異名をとり、目的のためには手段を選ばず、ものを売り込むためには名実ともに身をていして働く、生まれたときから商社マンのような男という設定の人物だ。長部プロデューサーは「鮫島という役に関しては、“そこにいるだけで悪い”という圧倒的な存在感が必要でした。それが芝居で表す“悪さ”ではなくて、たたずまいにただならぬものがあるという感じ。鮫島という役に最も求められることは、主人公の壹岐正とがっぷり四つに組んで戦うという強さ、手ごわさだと思います。壹岐という男は、若くして大本営の作戦参謀を務めた超エリート軍人であり、近畿商事入社に当たっては、社長である大門一三が三顧の礼をもって迎え入れようとしたほどの頭脳と行動力を持つ人物。鮫島はその壹岐を時には打ち負かすほどの頭脳と、目的のためには手段を選ばない冷酷さを持ち、壹岐と並べたときに、“こいつが相手だったらやりづらいだろうな”と視聴者に感じてもらえる存在感が必要不可欠です。遠藤憲一さんは、そのたたずまいだけで、“ただ者ではない”ということを感じさせることができる唯一無二の存在だと思います。にもかかわらず、確かにこれまでにも悪を感じさせる役を演じてはいらっしゃるものの、ここまで奥行きのある“悪役”を演じているのは見たことがない。役者としても勢いがあり、旬な香りがする遠藤さんが、これまでにない色の役を演じるということもまた新鮮でいい、と思いました。」と、キャスティングの理由を説明。さらに、近畿商事入社後、瞬く間に頭角を現し始めた主人公にとって、後に腹心の部下となる、海部要役、塙四郎役に、梶原善、袴田吉彦という、個性、実力共に兼ね備えたキャストが決定した。
連ドラ数本分と言ってもいいほどの超豪華キャストが一堂に会し、およそ30年もの長きにわたる物語を描くドラマ『不毛地帯』は、戦後、シベリア抑留という過酷な経験を経た後、商社マンとして激動の時代を必死に生きた、壹岐正という一人の男の生きざまを描いた作品だ。そこには、憎悪、純愛、悔恨、悲恋、嫉妬…など、いつの時代にも共通するテーマがあふれている。主人公が悩み、時に挫折し、葛藤しながらも、次々と現れる難題に果敢に挑んでゆく姿は、21世紀の今を生きるわれわれの心を激しく揺さぶるに違いない。
空前絶後のスケールでお届けする、フジテレビ開局50周年記念ドラマ『不毛地帯』は、7月初旬にクランクインし、現在、撮影真っ最中。今月半ばには、主人公のシベリア抑留シーンなどを撮影するため、キャストスタッフ一同ニュージーランドに渡り、雪原に設営したオープンセット内で、大ロケーションを敢行する予定だ。10月の放送開始まで、2カ月あまり。その仕上がりを、ぜひとも期待してお待ちいただきたい。
フジテレビ開局50周年記念ドラマ 『不毛地帯』
2009年10月スタート予定。
※2クール
唐沢寿明
(以下、五十音順)
阿部サダヲ
天海祐希
伊東四朗
遠藤憲一
梶原 善
岸部一徳
小雪
佐々木蔵之介
竹野内 豊
多部未華子
段田安則
中村敦夫
袴田吉彦
橋爪 功
原田芳雄
古田新太
松重 豊
柳葉敏郎
和久井映見
ほか
2009年8月5日発行「パブペパNo.09-186」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。