2009.6.12

鬼平を演じて20年、ますます円熟味を増した中村吉右衛門
中村吉右衛門
<2009年7月17日(金) 21時〜22時52分放送>
宗平(伊東四朗)を招き入れる平蔵(中村吉右衛門)。
五郎蔵(綿引勝彦)のカツラの黒さにも注目。
(左から)中村吉右衛門、伊東四朗、綿引勝彦
あの「鬼平」がまたまた帰ってくる!!
池波正太郎の人気シリーズ『鬼平犯科帳』、今回はかねてより「鬼平」の大ファンだったという伊東四朗、賀来千香子ら豪華ゲスト陣を迎え、20年目の鬼平、ますます剣が冴えわたる!
江戸時代後期、盗賊・兇賊たちから「鬼の平蔵」と恐れられた、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を描いた池波正太郎の人気小説『鬼平犯科帳』。1989年7月に中村吉右衛門主演でドラマがスタートしてから、2001年までの13年間にレギュラー、スペシャル併せて141本を放送してきた人気時代劇。ファンの熱い要望に応え、昨年に続き今年も金曜プレステージ『鬼平犯科帳スペシャル〜雨引の文五郎〜』<2009年7月17日(金)21時放送>の2時間スペシャル番組として「鬼平」が帰ってくる!
今回は、第2シリーズ(1990年)に放送された『雨引の文五郎』と第5シリーズ(1994年)に放送された『犬神の権三郎』を2時間スペシャル用にアレンジ。鬼平を助ける舟形の宗平に伊東四朗、権三郎の女、おしげに賀来千香子を迎えてお送りする。
日本橋の足袋問屋、大野屋に盗賊が押し入るという情報が、雨引の文五郎(國村隼)の名前で火付盗賊改方に入った。押し入ってきたのは落針の彦蔵(菅田俊)という急ぎ働きの一味だった。すんでのところで逃げだした彦蔵。長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、盗っ人同士の仲間割れと判断、一網打尽にすべく舟形の宗平(伊東四朗)の助けを借りることにした。
鬼平を演じるのは、ご存じ中村吉右衛門。今回の作品について、「池波先生の作品のテーマとも言うべき、悪者がいいことをしたり、善人が悪を働いたりという、人間の性がとてもよく表現されている作品です。」とその魅力を語る。20年間鬼平を演じ続けてきたが、「年をとりました(笑)。中には全く変わらない出演者もいますけれど。演じ方は最初に池波先生から受けた指示を今でも忠実に守っています。どういう指示を受けたかは秘密です(笑)。池波作品のすばらしさが、長く続いている秘訣だと思っています。」と話してくれた。
今回、鬼平を助ける舟形の宗平を演じる伊東四朗については、「今回は伊東先輩にご出演いただくことになりました。伊東さんのすごいところは、“宗平というのは、本当にこのような人物だったんだろうな”と思わせてしまうような演技をされるところです。みんなを引っ張ってもらいました。」と頼りになる助っ人にご満悦の様子。
さて、その宗平役の伊東四朗。「宗平は、全編通して具合が悪いんです。こんな役初めてです(笑)。でも、その体で活躍するんです。そこが見どころですかね。」とおどけてみせる。鬼平について聞かれると、「吉右衛門さんは鬼平そのもの。いままでず〜っと視聴者でしたが、急に出演者になって、なんだか妙な気分です。呼んでいただいてありがたいです。吉右衛門さんの邪魔をしないような芝居を心がけています。」と話す一方、「ちょっとしゃくなのは、(五郎蔵役の)綿引(勝彦)さんのカツラね、20年前からずっと真っ黒なんですよ。いくらなんでもやり過ぎじゃないかって(笑)。少しは白髪を入れなさいって言いました。吉右衛門さんも笑ってましたよ。」と周囲を笑わせていた。
もうひとり、ゲストとして登場するのが、権三郎の女、おしげ役の賀来千香子。「今回は人生初の盗っ人です(笑)。鬼平犯科帳は大好きで、特に吉右衛門さんは大ファンだったので、本当にうれしいです。」と番組出演の喜びを語る。「ただ、本編では吉右衛門さんとからむシーンがなかったんです。最初は緊張するから“良かった”って思ったんですが、今考えるとちょっと残念です。次回は共演したいですね(笑)。」と既に次回作への出演を希望していた。
「長谷川平蔵はスーパーヒーロー。時代劇でこれほど人間的に描かれている人物はなかなかいないと思います。鬼平は“人々の鏡”なんですね。鬼平という鏡に映すことによって登場人物の姿が良く浮き出てくる。そういう魅力があると思います。」と話す中村吉右衛門。「みなさまからの要望がある限り、演じ続けたいと思います。」とファンにはありがたいコメントもしてくれた。20年目を迎えてますます冴えわたる鬼平にぜひご期待ください!
火付盗賊改方に、近々日本橋の足袋問屋「大野屋」に盗みに入るという予告状が届いていた。差出人の名は「雨引文五郎」。文五郎(國村隼)はひとり働きの盗っ人で、隙間風の異名のとおり、音もなく出入りし、必ず証拠の名札を残していくことで有名だった。
予告通り、大野屋に盗人が入った。だがそれは文五郎ではなく、急ぎ働き専門の落針の彦蔵(菅田俊)一味だった。火盗改めの活躍で一味は捕らえられたが、彦蔵らは逃げおおせてしまう。長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、文五郎の密告と判断、盗人同士の仲間割れだと考えた。
予告状の話は彦蔵の耳にも入った。激怒する彦蔵は文五郎の居場所を探し出す。手下の政次(土屋裕一)は以前文五郎と仕事をしていた犬神の権三郎(田中健)の女房、おしげ(賀来千香子)のところへ聞き込みに行った。「どこにいるかは知らない」というおしげ。だが、帰り際、権三郎がいきなり政次の前に現われ、「居場所を知りたいのか?」と聞いてきた。
火盗改も文五郎の居場所を突き止めていた。文五郎の後を付ける平蔵たち。だが、その前に彦蔵、政次が現われ、文五郎を襲った。平蔵たちが割って入ると、文五郎は逃走してしまい、彦蔵だけが捕らえられた。
火盗改の拷問にも口を割らない彦蔵。そこで平蔵は元盗人の舟形の宗平(伊東四朗)を呼び寄せる。宗平は彦蔵の顔を見て、中山道の追分あたりを荒らし回っていた落針の彦蔵だと平蔵に伝える。だが、なぜ文五郎を捜しているのかは見当がつかないという。「いつも見事な働きをする文五郎とゆっくり話がしてみたいのだが…。」平蔵は宗平にそう話した。
その夜は役宅に泊まることになった宗平。だが、翌日、彦蔵は脱獄し、宗平の姿もなくなっていた。大騒ぎになる火盗改。宗平はなぜ彦蔵を逃がしたのか? 平蔵は裏切られたのだろうか…。
金曜プレステージ『鬼平犯科帳スペシャル〜雨引の文五郎〜』
2009年7月17日(金) 21時〜22時52分
2009年6月9日発行「パブペパNo.09-131」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。