2008.11.27
<2009年1月9日(金)21時〜22時54分放送>
来年1月9日(金)、長谷川町子原作のドラマ『いじわるばあさん』が放送される。同作品は『いじわるばあさん』または『意地悪ばあさん』のタイトルで過去、何度かテレビドラマ化やアニメ化されており、長い間、幅広い層に愛されている作品である。1999年10月12日に放送された青島幸男が主役を演じた『意地悪ばあさん』以降、初のドラマ化である。
そして今回、主役いじわるばあさん・伊知割イシを演じるのは、『おばさんデカ桜乙女の事件帖・家政婦は見た!』(TV朝日系)や映画「わらびのこう」(シネマ・ワーク)など数多くのドラマ・映画出演歴がある実力派女優・市原悦子。イシ同様、いたずら好きという市原は、「この作品では皆さんには楽しんで見てもらいながら、その中にあるメッセージというものを感じ取ってもらったり、“老人の存在”をアピールできればいいですね。」と意気込みを語った。また、自身もイシ同様いたずら好きだという市原は「イシのいたずらはお茶の子さいさいですね。でも、どんないたずらをしたかは言えません。悪いことをしていましたから…(笑)。でもそれなりのしっぺ返しで戻ってきますね(笑)。」と、かわいらしい一面がうかがえた。
また同番組の企画担当、熊谷剛(フジテレビ編成制作局編成部)は、市原の起用に関し「伊知割イシは、芯が強くて、何かたくらんでそうで、はっきりものを言って、そしてちゃめっ気のあるかわいらしい人です。このキーワードを市原悦子さんはすべて持っている女優さんです。今回われわれが目指すドラマはこれまでの『いじわるばあさん』のイメージとはちょっと違う、コメディー色よりも、現代社会での老人の立場や思いをも表現するドラマであり、その上でも適役だと感じました。」と太鼓判を押した。
今回の放送では、全3話のオムニバスとして放送し、1話では内藤剛志(長男)、2話では小日向文世(次男)、3話には荒川良々(四男)といったいずれも演技に定評のある個性派俳優がイシの息子役として出演する。
イシ(市原悦子)がコンビニに入るなり、「ばか!」という怒鳴り声がいきなり聞こえてきた。中をのぞいてみると、男が店員に向かって怒鳴っている。「笑ったろう。筆ペンのことで何でそんなにクレームをつけるのかと笑ったろう。」と店員に向かって罵声を浴びせている。そんな男を見て、イシが「人に“ばか”なんて言っちゃダメ!」と言い、ゴムの蛇のオモチャを男の足元に投げると「ウワーッ」と男は悲鳴をあげて逃げていった。
別の日、イシはその男=中村哲夫(蟹江敬三)に銀行で再び出会うこととなる。中村は「金を返せッ!」と暴れ、警備の行員の胸を強く突き、警備の行員は倒れ全治1週間の打撲を負ってしまう。イシは中村に「怒りすぎよ、あんた」と注意すると、「ある日、突然妻に別れてくれと言われて…」と中村は語りだし…。
イシが手首にけがをしてしまう。イシは息子で医者の次男シゲル(小日向文世)の病院で診察をしてもらう。診察後、ナースステーションの前を通りかかると「まったくあのばーさんにはだまされたわよ」「あの、くそばばぁ」と看護士たちの話し声が聞こえ、自分のことを言っていると勘違いしたイシは「私のことかい?」と尋ねる。しかし、それはイシのことではなく、203号室に入院している渡久保ミヤ(三條美紀)の事だった。渡久保は、夜中に何度もブザーで看護師を呼び出したり、食事の文句…など看護師イジメを繰り返し行っている。そんな渡久保と同室で入院することになったイシは、渡久保のわがままを目の当たりにし、「あんた、やりすぎると病院追い出されるよ」と注意する。そしてイシが渡久保の話を聞くと、渡久保は病院をたらい回しにされ、息子からも煙たがられ、帰る場所もなく寂しさのあまり看護士たちに嫌がらせをしているのだった。渡久保の話を聞き、イシはその寂しさに同情し、いたずらを計画し、看護師や息子たちの注意を引こうとするのだが…。
イシが公園のベンチに座っていると隣に、上品な老紳士=吉村(石橋蓮司)が座り、イシにコロッケの入った袋を差し出す。イシはそのコロッケをもらい、2人は会話を始める。イシは吉村との会話を楽しんでおり、そして柄にもなく照れている。すると吉村は、次男の子供が病気になり、これから見舞いに仙台に行かなくてはならないと言う。しかし来る途中に財布を盗まれてしまい、仙台へ行く交通費がなく困っている様子。イシは吉村をかわいそうに思い、往復の新幹線代と土産代として15万円を吉村へ貸す。吉村は「必ず返す。」と言い立ち去る。すると、吉村から財布が落ち、だまされたことに気づいたイシは「コロッケ1個で女がだませるとでも思っているのかい!」と言い吉村に向かってすっ飛んでいく…。
「今、老人の立場が弱く、世の中に対して言いたいことがいっぱいあるけれど、言えないでいて、複雑ですよね。そのいろんな面を出せればおもしろいかなって。いじわるする痛快なおばあさんというだけではなくて、今の“老人問題”の要素も出していきたいなと思ってますね。こんなおばあさんが姑にいたら大変だろうと思いますけど。
3人のすてきな作家と監督で、それぞれ違った感じで見ていただくことができると思います。」
伊知割イシ … 市原悦子
<1話>
<2話>
<3話>
<1話>
<2話>
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2008年11月27日発行「パブペパNo.08-333」 フジテレビ広報部
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