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2007.4.19
金曜プレステージ
山田太一ドラマスペシャル

『星ひとつの夜』


<2007年5月25日(金)21:00〜22:52放送>
オフィシャルサイト
星ひとつの夜

【はじめに】

世代も、たどってきた人生も、そして現在の生活もまったく違う二人の男。
しかし彼らには、“他人との接触を避け、固く心を閉ざしている”という共通点があった。そんな、人間関係に臆病な二人がふとしたきっかけで出会い、お互いに興味を持ちはじめていく…。

このドラマは、家族、友人、恋人、などの人間関係がどこか希薄になっている現代に人と人が関わるということはどういうことなのか、他人を理解し、受け入れるということはどういうことなのか、という今を生きる我々誰にとっても切実なテーマを描いた作品です。

脚本の山田太一は、「岸辺のアルバム」(1977年TBS系)、「早春スケッチブック」(1983年フジテレビ系)、「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(1983年〜TBS系)をはじめ、数多くの心に残る脚本を書き下ろしている、日本を代表する名脚本家。
今回のドラマは、企画の段階で渡辺謙に熱いラブコールを送って実現しました。

主演の渡辺謙は、3年ぶりのドラマ出演。1987年NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で人気を確立。2003年12月にトム・クルーズと競演する「ラスト サムライ」が公開され、ハリウッド映画進出を果たしました。そしてこの作品が、2004年第76回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、海外でも実力が認められ一躍注目されました。その後2006年には映画「明日の記憶」で初主演。エグゼクティブプロデューサーとしても参加したこの作品では、第30回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞ほか、多くの賞を受賞。また、クリント・イーストウッド監督による全編日本語のハリウッド作品「硫黄島からの手紙」でも熱演。2007年第79回アカデミー賞作品賞にノミネートされました。
ほかには、フジテレビ系「のだめカンタービレ」の千秋役で今や人気、実力共に若手ナンバーワンの玉木宏。NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」をはじめとして活躍中の国仲涼子、また、「武士の一分」で第30回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した笹野高史や日本を代表する名女優のひとり、いしだあゆみなど、豪華キャストが出演します。

【スタッフ】
 脚本 山田太一
 『男たちの旅路』シリーズ(1976年〜NHK)
 『岸辺のアルバム』(1977年TBS系)
 『早春スケッチブック』(1983年フジテレビ系)
 『ふぞろいの林檎たち』シリーズ(1983年〜TBS系)
 『この冬の恋』(2002年フジテレビ系)
 『やがて来る日のために』(2005年フジテレビ系)     ほか
 企画 中村敏夫(フジクリエイティブコーポレーション)
 プロデュース 長部聡介(フジテレビ)
樋口 徹(フジクリエイティブコーポレーション)
中津留 誠(フジクリエイティブコーポレーション)
 演出 田島大輔(フジクリエイティブコーポレーション)
 制作協力 フジクリエイティブコーポレーション
 制作著作 フジテレビ

【キャスト】
  渡辺 謙

  玉木 宏
  国仲涼子

  井川比佐志
  赤座美代子
  笹野高史
  福田沙紀

  いしだあゆみ   ほか

【登場人物】

野々山廣治(52):渡辺 謙

11年間の刑務所暮らしを終え、出所。他人との関わり合いをさけて暮らしている孤独なコンサートホールの清掃員。
ある日、清掃中に50万円近い大金の入ったコートを拾い、その持ち主である大樹と知り合ってから心に微妙な変化が起こる…。

岩崎大樹(26):玉木 宏
自宅で、デイ・トレーダーとして株を売買し何十億もの大金を毎日動かしている。その金額が多額であるがゆえに、他人のみならず、恋人や家族にも心を許すことができない。ある日、コンサートホールにコートを忘れ、廣治と知り合ってから大樹の心にも変化が…。

宮下奈津(25):国仲涼子
大樹の恋人。しかし、秘密の多い大樹に対して魅かれながらも信じきることができずにいる。そんな時、大樹が知り合った廣治の存在を通して2人の関係も次第に変化していく…。

内藤彰介(70):井川比佐志
廣治の保護司。唯一、廣治が心を開いている人間。真面目に働く廣治を温かく見守っている。

内藤文子(67):赤座美代子
彰介の妻。あまりによくしゃべるのが、たまに傷。

池尾憲一(65):笹野高史
廣治と共にコンサートホールで働く清掃員。廣治の元に若い男女が訪ねてくることを面白くないと思っている。

佐伯美紀(18):福田沙紀
ドラマの終盤に登場するキーパーソン。

岩崎由江(50):いしだあゆみ
大樹の母。
大樹の仕事に対して理解を示すことができず、もう何年も会っていない。

【ストーリー】

あるコンサートホール。コンサート終了後の客席を数名の清掃員たちが黙々と清掃している。野々山廣冶(渡辺謙)は担当エリアのひとつの椅子を清掃中、男物のコートの忘れ物を発見。忘れ主の手がかりを求めて探ったポケットの中にダイレクトメールとむき出しのまま突っ込まれた50万もの大金を見つけた。とその時、同僚の池尾憲一(笹野高史)が背後から声をかけてきた。もちろんこのまま自分の懐に入れるつもりなど毛頭なかったが、一瞬ドキリとする廣治。
そして仕事を終えた廣治は、この大金を持ち主に返すため、ダイレクトメールの住所へと向かった。コートの持ち主は、岩崎大樹(玉木宏)。豪華なマンションに住む大金の落とし主は廣治が想像していたよりはるかに若い青年だった。そして、コートを届けた廣治に、お礼だと約半分、つまり20万円以上の札束をこともなげに差し出してきた。そんなことは全く予想していなかった廣治は、金持ちの息子かなにか知らないがバカにするなと礼金を拒否し、その場を立ち去った。
 翌日、大樹が廣治を訪ねてコンサートホールにやってきた。
昨晩の失礼を詫び、そしてお礼の金をいらないと断った廣治に対して“オーラのようなものを感じる”と切り出す大樹。廣治は戸惑いを感じながらも、大樹を振り切った。
 数日後、廣治は内藤彰介(井川比佐志)の元を訪れた。実は廣治は3ケ月前に刑務所から仮出所したばかりで、内藤は廣治の保護司を務めていた。他人との関わりを避け、孤独に生きる廣治がこの年で清掃員として働く自分に興味を持つ大樹の話をすると、内藤も妻・文子(赤座美代子)も若い人とはつきあった方がいいと言うのだった。
 そして、廣治はもう一度大樹のマンションを訪ねた。今度は部屋に招き入れられ、少しの酒もご馳走になった。自分は決して金持ちではないという大樹だが、その部屋は、一人暮らしにしては広すぎる、全く生活感のない部屋で二人はぎこちない会話を交わし始める。
廣治と大樹。二人の間には、相手のことは気にかかるが自分のことは詮索されたくないという空気が漂っていた…。
大樹と知り合ってから、自分の心に微妙な変化を感じ始めていた廣治の前に、今度は大樹の恋人だという女性・宮下奈津(国仲涼子)が現れた。奈津は、大樹からのお礼の金(今度は1割分だけ)を廣治に渡しにきた。そして、自分は未だに大樹のマンションに入れてもらえないこと、理由を問いただしたところ、部屋は海外に行った知り合いの留守番を頼まれているので、女は連れ込めないと言われたことを話した。
 それからしばらくして、再び大樹の部屋を訪れた廣治は、奈津に嘘をついていることを指摘。大樹に、どこか普通でないものを察した廣治は、何か自分に助けを求めている廣冶のではないかと切り出した。すると大樹は、意を決したように隣室にある仕事部屋へと廣治を案内した。そこには数台のモニターと端末が。大樹は、デイ・トレーダーとして毎日モニターを睨み、数十億もの金を動かしていたのだ…。
 自分の金に群がる人間への嫌悪と恐怖から自分をさらけ出すことを恐れ、人との交流を避けている日々。それが大樹の素性だった。
 自らの秘密を廣冶に打ち明け、次第に心を開いていく大樹。しかし廣冶には大樹に知られたくない秘密があった…。
2007年4月19日発行 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。
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