ブロードウェイ ミュージカル 『ファインディング・ネバーランド』

【公演日程】
2017年9月8日~9月24日(予定)

【会場】
東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ)

世界中で愛されている名作『ピーターパン』誕生には秘められた感動の実話があった…!

19世紀後半のロンドン。劇作家J.Mバリは、イギリスの演劇界で思うように受け入れられず、スランプに陥っていた。ある日、バリは美しい未亡人シルビアと、その4人の子供たちと出会う。その子供たち(ジャック、ジョージ、ピーター、マイケル)もまた、父親を亡くして子供らしい夢を持つ心をなくしていた。

その子供たち、とくに三男のピーターに子供らしい心を取り戻させようと、空想の世界を考えて子供たちと無邪気に遊ぶうちに、バリは、自分自身も夢をなくしていたことに気づく。子供たちとの遊びを通じて、新しい作品のインスピレーションを得たバリは、空想の世界の物語「ピーターパン」を描き、舞台化へと臨む。当時のロンドンは上流社会向けの作品が好まれ、子供向けの作品は売れないと周囲は否定的だったが・・・・

バリーは子供のころ信じていたことを思い出していた―


「信じれば、空だって飛べる」

不朽の名作『ピーターパン』が生まれるまでを描いたジョニー・デップ主演の映画『ネバーランド』(アカデミー賞作曲賞受賞)を、米国で今最も注目を集める女性演出家の一人、ダイアン・パウルス(『ピピン』『ヘアー』)の演出で舞台化。
作曲は、TAKE THATのゲイリー・バーロウとグラミー賞を受賞したエリオット・ケネディ。脚本はジェームス・グラハム。振付は3度エミー賞を受賞し、シルク・ドゥ・ソレイユのショーも手掛けたミア・マイケルズ。

2015年にブロードウェイで開幕して以来、観る者を魅力し続けているミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は、今秋早くも初来日公演を果たす。来日する主要キャストが決定。

劇作家J・M・バリ役は、トニー賞最優秀演出賞ほかに輝いたダイアン・パウルス演出の『ピピン』にも出演し、パウルスから「歌も上手いし、バリにぴったりだと思ったの」と絶大な信頼を得ているビリー・ハーリガン・タイ。その高い歌唱力と、日本人受けしそうな爽やかで端正なルックスはもちろん、深く繊細な表現力も大きな魅力だ。
バリと公園で出会い、心を通わせていくシルヴィア役は、『ウィキッド』のエルファバや、『RENT』のモーリーンなど、パンチの効いた役柄を得意としてきたクリスティン・ドワイヤー。しきたりを重んじるヴィクトリア朝時代の英国上流社会にありながら、自由な心で4人の息子達に愛を注ぐ女性を、キュートに生き生きと演じる。バリの雇い主であるプロデューサー役と、バリの〝心の声〟ともいえるフック船長役は、かつて鈴木忠志に師事し、2015年には『CHICAGO』来日公演でビリー・フリン役を務めた、ダンディな長身の紳士、トム・ヒューイット。シルヴィアの厳格な母モーリエ夫人役は、ブロードウェイのベテラン女優カレン・マーフィーが演じる。

ここにさらに、少年ピーターをはじめとする子役4人ほか、個性が光るキャストが参入。
華と実力を兼ね備えた多彩かつ魅力的な布陣で織り上げる、家族愛や本当の自分を取り戻す勇気、そして想像することの素晴らしさに満ちた感動作に、乞うご期待!



©Jeremy Daniel