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世界中に溢れるアート情報の中から、F・A・N編集長のアンテナにピッピッと反応した新鮮なネタをとびきり楽しく料理してみました!猫好き編集長のアートな雑記帳です。
Vol. 30まぁ、嬉しい!!アートの世界は動物ブーム。
このコーナーは、近いうちに流行のブログ形式になります。こういう形では、最後のコラムです。

さて、
この春は、動物がテーマの展覧会が目立ちます。待ってました、待ってましたとも!といっても、「かわいいペットのアート展」的なものではなく、しっかりしたコンセプトに基づく本格的な企画展。だから良いんです。
「かわいいペット」なら我が家にも居ますから、わざわざ見に行くのもネエ。
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円山応挙 ≪時雨狗子図≫ 明和4年
江戸の絵師達が本気で取り組んだ動物絵画

3月17日から府中市美術館で開催の「動物絵画の100年 1751−1850」展は、日本絵画史上で最もバラエティー豊かな動物絵画の時代と言える、18世紀後半から19世紀前半までにスポットを当てた展覧会。この時代の日本は、珍しい生物や自然界への好奇心から博物学が高まり、庶民の間では「動物の見世物」が人気を呼んだそうです。そうえば、屏風絵にデッカイ象が描かれたり、南蛮屏風に駱駝がいたりしますからね。
    この展覧会に出品されたものは、どれも当時の画家達が「真剣に動物の描写」に取り組んだ名作ばかりですが、私の個人的な好みは、チョイチョイと描いたみたいなこの作品。
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仙厓 ≪犬図≫ 19世紀前半 福岡市美術館蔵
仙厓は、江戸時代後期の臨済宗妙心寺派の禅僧。博多を中心に活動し、毒気のあるユーモラスな作品を多く残しています。今見てもというか、今こそ「新しい」と思えるっていうか。

この展覧会の作品の中でも、仙厓作の≪犬図≫は、人をバカにしたような面白さで秀逸。なんでしょう、この手紙を背中にくくりつけたワンコは。しかも「きゃんきゃん」ですって。
出光美術館のミュージアムショップには、この作品のクリアファイルや絵葉書が売られています。猫好き代表としては仙厓に「にゃんにゃん」も描いて欲しかったけど、クリアファイルは犬好きにプレゼントして、喜ばれております。この会場でも売っているかしら?
人間と動物の究極の瞬間をフィルムに

3月11日からは、お台場・東京テレポート駅前特設会場(ノマディック美術館)では、グレゴリー・コルベールの「ashes&snow」という展覧会が開かれています。
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© Gregory Colbert
こちらは、21世紀の作品だけど、動物への真摯なまなざしは同じ。リサイクル可能な素材で作られた、坂茂さん設計の「ノマディック美術館」の空気感と共に、動物たちの姿を楽しみましょう。アーティストのグレゴリー・コルベールさんが動物に向ける「尊敬のまなざし」があってこそ、数々の究極の瞬間がフィルムに納められました。


猫がいる、犬がいる、キリンがいる!三沢淳彦の展覧会「アニマルズ」

4月14日からは、平塚市美術館で、三沢厚彦さんの展覧会「アニマルズ」がスタート。好き!大好きです!三沢さんの彫刻作品。実は、私も小さい作品「HEAD」(猫の頭)を持っておりまして・・・。「個人蔵」で出品することになりました。うちの玄関に飾っているあの子が、美術館に飾られるなんて!!感激。
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HEAD
この子が「アニマルズ」に展示されるため、平塚美術館他に参ります。北海道にも行くらしいです。会場へ起こしの皆様、どうぞよろしく!
(文:桜井郁子)
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