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世界中に溢れるアート情報の中から、F・A・N編集長のアンテナにピッピッと反応した新鮮なネタをとびきり楽しく料理してみました!猫好き編集長のアートな雑記帳です。
Vol. 24骨董市へ行こう!
 皆さんは、骨董品を買ったことがありますか?全然興味のない方にとって、骨董=煤けた火鉢や壊れそうな桶、アンティーク=古い西洋人形(ちょっと怖い顔)や装飾過多なランプって感じのイメージでしょうか。そんな方は、是非一度、各地で開催されている骨董市へ行ってみてください。何百点もの店が軒を連ね、100円から数百万円まで雑多な品物が所狭しと並べられているのを眺めるのは、ほんとに面白いですよ。人々が生きて、道具を使った証、美しいものを眺めた証に、心から感動します。
 「骨董品」なんて、とてもとても呼べないような変わったガラクタも興味津々。例えば、昭和30年代(?)にどこかに住んでいただれかの家族写真とか、給与明細書のようなものとか、有名でもない誰かが、有名でもない誰かに出した旅先からの絵葉書とか…。一体これを買う人が居るのと首を傾けますが、『三丁目の夕日』のような映画を撮る場合には参考になるのかもしれない。100人居れば、100個の欲しいものが見つかる、それが骨董市なのです。
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ヨーロッパのアンティーク猫。高さ5センチなのに、長靴を磨く姿がリアルでしょ。狡猾そうな顔も笑えます。
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3年前に買った「ねずみをスプーンで食べる猫」の図とセットになりました。これもまた、悪そうな猫!
テーマと金額を決めて出かけるのがコツ

 先日も、東京プリンスホテルの「ザ・美術骨董ショー」に行きました。21年の歴史がある骨董市で、地の利のよさから私も毎年通っています。定番の古い食器から、時計や着物や装飾品などなど、東洋のものと西洋のものが程よいバランスで売られています。時々、「アレッ??」と言う品もあったりしますが。アンディ・ウォーホールの名作『マリリン』が、サインなしで10万円とか。嘘でしょ。他の店の棟方志巧作品が、最低でも100万円なのに。まあ、こんなことも、骨董市の楽しさなのです。
 骨董市に行く時のコツは、自分が何を今欲しがっているのか?何のテーマがすきなのか?を決めていくことです。それから自分で買える価格の上限を決めて現金を用意していくこと。カードでは値引きをしてくれません。
 私の場合は、「猫のモチーフ」の骨董品がツボ。猫センサーがピピピッと反応して、1000点並んでいても、気に入った猫モノを見つける自信があります。で、今回も「長靴を履いた猫が、長靴を磨いている」図の置物をゲット。私にとっては、この奇妙なポーズが貴重。可愛い猫なら要りません。こう見えて、スーツが買えるくらいの値段なんです。
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ある時期に入社したフジテレビ社員には、涙が出るほど懐かしいのマーク。
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裏に注目!当時のフジテレビのテーマカラーは、ブルーでした。
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ニッポン放送の記念品はこちら。これもまたどこかのお宅で長い年月を過ごした後、私の元にやってきました。
骨董市で発掘されたフジテレビの遺物

 気に入った猫モノも見つけたし、帰ろうかと思っていた矢先、白い8のマークを発見!!
 思わず手が震えました。皆さんは目玉マークをフジテレビのマークと思っているでしょうが、この8のマークこそが元祖フジテレビマークなのです。灰皿のようです。裏をひっくり返してもう一度ビックリ。『開局記念 フジテレビ チャンネル8』と書かれているではありませんか。フジテレビの開局は、1959年3月1日。つまりこの灰皿は、50年近く前に開局を記念して関係者にお配りした品。1977年に入社した私が、縁あって巡り合いました。
 しかも、その隣に並べられていたのは、ニッポン放送と書かれた灰皿。『ニッポン放送 1310』と書かれていますが、今のニッポン放送の周波数は1242ですから、これも相当古い。
 フジテレビとニッポン放送の記念灰皿を、さりげなく二つ並べて売っていて骨董屋さんの御主人は、昨年の「ホリエモン騒動」を意識したのでしょうか。聞けば、○○通信社の人が、他の古いものと一緒に売りに出したとか。ありがとう、あなたのおかげで、この灰皿は、フジテレビに帰ってきました。
 もちろんフジテレビ&ニッポン放送のセットで購入しましたが、わずかに数千円。ねっ、こういう巡り合いがあるから、骨董市通いは止められないのです。
 ちなみに2009年3月1日が、開局50周年記念日。私は二つの記念灰皿を持って「開局50周年記念 社史編纂室」に行きました。絶妙のタイミングで出会った骨董的灰皿が、フジテレビの社史に掲載されると嬉しいなあ。
(文:桜井郁子)
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