editor's note
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世界中に溢れるアート情報の中から、F・A・N編集長のアンテナにピッピッと反応した新鮮なネタをとびきり楽しく料理してみました!猫好き編集長のアートな雑記帳です。
Vol. 222006年の展覧会情報先出し!
2006年がすっかり明けてしまいました。「おめでとうございます」気分もそこそこに、ドタバタガサゴソと日々を過ごしている編集長でございます。ことしもよろしくお願いいたします。
とはいえ、2006年はじめての「editor’s note」ですから、今年注目される展覧会の話題はどうでしょうか?

『東京国立博物館』では、今年も仏教美術関連の大きい展覧会がいくつか予定されています。特に3月からの「最澄と天台の国宝」は、仏教美術のお宝がザクザク展示されそうです。『東京都美術館』では、海外有名美術館の大々的な展覧会が2つ。『世田谷美術館』は開館20周年を記念して、日本で人気の高い近代美術の巨匠展を予定。私が個人的に大注目しているのは『国立近代美術館』で3月から始まる「生誕120年 藤田嗣治展」。【藤田の猫作品】をいくつも収蔵している美術館ですからねー、私を含めて猫好きにはたまらない展覧会になりそうです。申し訳ないけど、なんでもありで良くワケがわからないのは、『東京都現代美術館』のラインナップ。海外有名ブランドの展覧会やら、誰でも知っているアニメキャラクターがずらりと並びそうな展覧会やら、現代美術の本筋を捉えた展覧会やら・・・。うーーーん、いろいろ悩んでいるのネ、この美術館は。

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記憶の固執の崩壊
1952-54年
Worldwide © Salvador Dali, Fundació Gala-Salvador Dali, SPDA, Tokyo 2006
In the USA© Salvador Dali Museum Florida /Tokyo 2006
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ラファエロ風の首をした自画像
1921年
Worldwide © Salvador Dali, Fundació Gala-Salvador Dali, SPDA, Tokyo 2006
20世紀美術史上最大の鬼才・ダリ

さてさて、そんな中「グッゲンハイム美術展」以来二年ぶりに、フジテレビも大きな展覧会を開催します。9月から上野の森美術館で開催する「生誕100年記念 ダリ回顧展」です。その風貌と奇行の数々で、作品以上に本人が有名な“20世紀美術史上最大の鬼才”サルバドール・ダリ(1904〜1989)の全画業を振り返る展覧会。作品は、シュルレアリスム時代から1940年代の科学と宗教に傾倒した時代が中心となりますが、その他ダリのイメージを覆す作品も見ることが出来るラインナップです。
スペインのフィゲラスで生まれたダリは、若い頃に印象派の世界に触れ画家を目指していた言われていますが、初期の身近なものを主題とした写実的な作品は「フツーにすっごく上手い!」のです。私たちは、教科書で見たシュルレアリスム時代の傑作「記憶の固執」(ぐんにゃりした時計の絵)=ダリの作品と思ってしまいますが、いやはや早熟な天才は印象派的作品でも抜群の才能を発揮しています。普通の人ならそのまま一生「プロの画家」として生きたでしょうが、ダリの才能はそのままでは留まらなかったわけです。この展覧会では、彼が賞賛してやまなかったミケランジェロやベラスケスからインスピレーションを受けた最晩年まで、進化を遂げ続けたダリの天才人生を目の当たりにすることが出来るのです。
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世界教会会議
1960年
Worldwide © Salvador Dali, Fundació Gala-Salvador Dali, SPDA, Tokyo 2006
In the USA© Salvador Dali Museum Florida /Tokyo 2006
<参考図版>
伊藤若冲
老松白鳳図(動植綵絵のうち)
宮内庁三の丸尚蔵館蔵
作品は、生誕の地スペインと移り住んだアメリカから

「生誕100年記念 ダリ回顧展」は、ダリ作品の世界有数の所蔵者であるアメリカ・フロリダのサルバドール・ダリ美術館とスペイン・フィゲラスにあるガラ=サルバドール・ダリ財団のコレクションからの油彩約60点とその他のオブジェや写真、ドローイングの数々で構成されます。オブジェや写真は画集でしかあまりお目にかかれませんから、ちょっと楽しみでしょ。
ところで、今この原稿書きながら改めて油彩作品をじっくり見ていたら、ダリの作品はこのところ一大ブームを起こしている江戸時代の画家・伊藤若冲(1716 〜1800)の作品に似ているのね。細密画的要素といい、一度見たら忘れられない独創性に満ちた空間表現と装飾効果といい、こってりした感じがそっくり。若冲が100年後にヨーロッパに生まれていたらダリになっていたかも。もっと言えば、日本の若冲の生まれ変わりがダリ??なーーんて思うのは、私だけでしょうかネ。
「生誕100年記念 ダリ回顧展」情報は、今後もFuji-tv Art Netで詳しくお知らせできると思いますが、今回の情報解禁を記念してスペシャルプレゼントを用意しました。
スペインのフィゲラスにある「ダリ劇場美術館」で展覧会スタッフが購入してきたキーホルダーを抽選で2名様にプレゼント。ダリの作品をモチーフにした可愛いキーホルダーです。スペインまで行かないと買えませんよ!
(文:桜井郁子)
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プレゼントの募集は終了しました。
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ダリ劇場美術館
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