 花?いえ、角砂糖!がゆらゆら揺れています。屋外に設置された作品「閾(しき)」 。 |
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で、粟野ユミトさんと会う。女性である。
粟野さんは第2回岡本太郎記念現代芸術大賞展(通称・太郎賞)の準大賞受賞者。庭の噴水の中に設置された受賞作「閾(シキ)」の風に揺れる小さな白い四角は、角砂糖である。雨が降れば溶け、鳥が来れば啄ばまれる。やがて無くなる。無くなる…?
「目には見えなくなるけれど、溶けて土に還ったり、空気中に漂っていたり。それに同じ物を見ても、見える人と見えない人がいることがありますよね?
また、同じ人でも、体調によって見えたり見えなかったりすることがある。じゃ、見えることと見えないことの境目って何なのでしょうね、と」。ちなみに「閾」とは、しきい、ものごとの境界線、というような意味だそうな。なるほど。
粟野さんの作品は、そんな何かと何かの境界、端、距離、その過程を、いつもとは違う角度と方法で認識させてくれる「装置」のような作品が多い。 |