2004年

インターネット内に仮想国家が実験的試みとして生まれる。

2015年

人種や国境を越えた国として、仮想国家の国連加盟が決まる。このとき政治的色合いは無く、 希望的国家として象徴の加盟であった。

2022年

仮想国家の名称が「データニア」と決定する。

2036年

世界各地における森林伐採・大気汚染の結果、地球温暖化現象がボーダーラインを超える。 南極氷山の一部溶解。

2048年

「データニア」が中心となり、普遍的貨幣価値を念頭に置いたデータ至上主義が発案され、可決される。

2055年

地球環境保護全般を盛り込んだ「第三次モントリオール議定書」が採択される。 これにより、温暖化現象に大きな歯止めがかかった。

2059年

ダイダロス型ロケット建造により、月面のヘリウム3が地球のエネルギー源の大半を占めるようになる。

2062年

データ至上主義により、活動範囲をインターネットとしていた「データニア」が絶大な発言権を持つようになる。 これとほぼ同時期に、直径50キロの円形を国土を購入。ドーム都市建設へ。


2068年

月面から輸送されていたヘリウム3が、エネルギーレーザーの発明により、 直接的に地球への輸送(レーザー輸送)が実現される。

2074年

「データニア」のドーム都市が完成。

2081年

月面のエネルギー供給源の90%を占めるヘリウム3。 そのエネルギー輸送システムの誤動作により、オゾン層が広範囲に渡って剥離。 温暖化が進む地球の危機的状況に更なる拍車をかけた。

2087年

放射能影響を阻止するために、世界各国がドーム都市の建設を開始する。

2092年

世界各地で砂漠化が進む。オゾン剥離の直下にあたる各都市において、免疫不全症候者が大量に発生。

2094年

ジーンバンク(遺伝子銀行)・セルバンク(細胞銀行)が、大規模な遺伝子資源保存運動を開始する。

2116年

ダイダロス型ロケット建造により、月面のヘリウム3が地球のエネルギー源の大半を占めるようになる。

2062年

世界大戦勃発。各国のドーム同士が遠距離戦争を開始する。


2117年

世界大戦終了。一年という短期の戦いであったが、政治経済を集中していたドームの破壊により、 地球全土において「国」という通念が消滅。

2123年

大戦を生き残った唯一のドーム国家「データニア」は、次世代を担う新生児を保有していた ジーンバンクを利用し出産。データニアにおいて彼らを居住・教育させることに。

2126年

大都市の跡地に人々が集まり、集落的生活を始めるようになる。

2132年

データニア周辺で、ドーム内での特権的生活に反発する人々との大規模な衝突が起こる。 データニアは30年間のエネルギー援助と数種の技術援助をもって和解を打ち出す。

2139年

世界を結ぶ「Information expressway(情報ハイウェイ)」が完全に沈黙。 これにより唯一残っていた世界間の情報網は消滅。

2140年

エネルギー源の枯渇、整備技術の忘却、砂漠化による大気の粉塵濃度上昇により飛行機類が姿を消す。

2143年

紫外線B・Cの多量化により、ドーム外においての日中の生活に制限を余儀なくされる。 皮膚癌の発生率が2136年当時の40倍を超える。


2147年

「データニア」が新型ドーム都市建設に着手。規模面積を縮小し、選民的色合いを一層強くさせた。

2163年

「データニア」によるエネルギー援助が打ち止めされる。

2165年

退廃した外部世界でデータ至上主義の完全な崩壊。もとの貨幣制度を退化させた物品交換が根づく。 これによりデータ至上主義はドーム内、「データニア」だけの特色となった。

2172年

「データニア」は公安部隊「ガフ」を結成。

2176年

「データニア」の所有する資源採掘ドーム「13」で大規模な有毒物漏洩事故。 これによりドーム「13」は閉鎖され、ドーム都市形態を維持する都市は「データニア」 のみとなる。

2181年

子供たちの開放を目的とする反データニア組織「リターナー」が、 ドーム周辺に頻繁に出現するようになる。

2185年

海面上昇率が年1メートルを超し、生態系破壊がより顕著になった。

2187年

―――現在。



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