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『大貧乏』というドラマのタイトルを聞かれた時のご感想は、いかがでしたか?
「絶対に面白い作品だと思いました。タイトルってすごく大事ですよね。まず、みなさんの目に留まるところですから。そんな大事なタイトルを、よくぞ『大貧乏』にしたな! と。少しだけ“大丈夫なのかな?”という思いもありましたけど(笑)。でも、インパクトはかなりなものがありますよね? タイトルに“大”とつく作品は、何かスゴそうなので、僕は個人的に大好きです」
台本を最初に読まれた時は?
「良い意味で、タイトルからは想像出来ないと言うか…。ひたすら『大貧乏』の話を描くのでは、見てくださる方たちも“それはちょっと…”と、なってしまいますが。もちろん、主人公の七草ゆず子(小雪)が大貧乏になってしまうところからストーリーは始まるんですけど、そこからはちゃんとした人間ドラマが展開します。笑えるところは笑えて、ゆず子が力強く生きていこうとする姿も感じられました。それでいて、サスペンスタッチな、ゆず子が勤めていた会社の倒産の裏側に迫るストーリーもしっかりと描かれています。そのバランスがとっても良い台本だと思いました」
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暗い話になっていないところも良いですね。
「そうですね。登場人物たちが、本気でてんやわんやしてますから(笑)。ふざけていたりするのではなく、笑いを取りにいってるわけでもありません。本気で、その時の気持ちを表現しています。その姿が、見ている方たちには面白く見えるんですね。それが、この作品の魅力でもあると思っています」
演じられているのは、『大貧乏』とは真逆の敏腕弁護士の柿原です。
「年商107億という弁護士事務所のトップですからね。年収10億って! 桁も良く分からないし、僕には取りあえず想像出来ないエリートです(笑)。でも、柿原はお金にはそんなに興味がない人間だと思います。もともと正義を貫くための法律家になりたくて検事を目指していましたから。検事にはなれなかったけど、弁護士としても当初の思いを貫こうとした結果が今の地位になっている…というところが、柿原の大事な面だと思うんです。ですから、柿原を演じるにあたって、大金持ちの人の気持ちを知ろうとかはしませんでした。そこは、衣装やセットにお任せして…。オフィスのセットは本当にスゴイんですよ。お金持ちとしての側面は、演技よりもそちらにお任せしています。ただ、仕事が出来るという面はお見せしなくてはいけないので、資料を読むのがメチャクチャ速いとか、大きな仕事をまとめたというシーンはしっかりと演じていきたいと思っています」
柿原は女性にもモテると思うのですが…。
「僕もそう思います(笑)。でも、なぜかモテない…というのが面白いじゃないですか? 加瀬(成田凌)に“女性とつきあったことあります?”と聞かれた柿原が“あるとも!”と答えるんですが、いやいや、ないでしょ? 完全にないでしょ? と(笑)。女性に対して奥手だったのか、苦手なのか? 柿原本人も気にしていると思うんです。それが、柿原の人間味なんですよね。お見合いの機会ぐらいはあったと思いますが、上手に対処出来なかったのでしょう。そんな柿原を、チャーミングな人物としてご覧頂けたら良いですね」
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だからこそ、ゆず子への想いにもつながりますね。
「高校時代からの憧れですから。卒業後、だいぶ時間が経っている同窓会で再会しました。ただ、柿原もその間、ずっと思い続けていたわけではないと思うんです。逆に、その間に恋とか愛とかということが良い意味で削ぎ落とされ、残された高校時代の憧れが女神のように昇華されたところでの再会。良いイメージだけが増幅されているので、助けたい、側にいたい、という想いが、より強くなっていたと思います」
ゆず子への、柿原のアプローチはどうなると?
「ゆず子の気持ちを手に入れることは限りなく不可能に近いと思います。それは、ゆず子から柿原もハッキリ言われていますから。柿原は、そんなに欲はないと思いますが、お金は充分に持っているので、欲しいものは手に入ります。でも、どれだけお金があろうが、人の気持ちは簡単には手に入りません。そういう気持ち、ゆず子への想いに対して、柿原が本気になっていく姿は僕も興味ありますし、面白いと思います」
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柿原の気持ちの駆け引きは楽しいですね。
「今回、“心の声”というのが出てきます。ゆず子と目が合うシーンで、柿原の頬がふと緩んで“今、ゆず子さんが見てる”とか(笑)。リアルでは存在しない間、やりとりから、ゆず子との恋の進展も? と、匂わせる感じは楽しんでいただけると思います」
小雪さんとご一緒されて、いかがですか?
「コミカルではなく、シリアスなシーンも多いんです。僕たちは台本を頂いているので、どんな場面かは、もちろん知っているんですけど、それでも小雪さんのお芝居はグッときたり、胸を打たれたりしています。そこは、僕の想像した通りでした。でも、少しコミカルなシーンを演じられても、“こんなに面白い方なんだ”というのは、今回ご一緒してビックリしたと言うか…本当に面白いんですよ。台本で、クスっとなる場面を小雪さんが演じると、もっと可笑しくなるんです。収録の合間のお話も、小雪さんはすごく楽しいし、面白い方です」
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「すっごく笑えて、シリアス面でも次の展開が気になる作品になっていると思います。日曜夜のドラマなので、ほとんどのみなさんは月曜からの仕事に備えていらっしゃると思います。そんな、みなさんがご覧になられても、“明日からの仕事を頑張ろう”とか“次の日曜また見ないと”と思って頂けるような魅力ある作品です。ぜひ、最後までお楽しみください」
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