インタヴュー インタヴュー

『大貧乏』の企画をオファーされた時のご感想は、いかがでしたか?
「私自身も母親ですし、身近にシングルマザーの方もいます。ですので“シングルマザーのお話をやりたい”と、プロデューサーから伺った時、私がこの作品に携わることで、社会に生きる女性たちの…お子さんがいらっしゃっても、いらっしゃらなくても…励みになれば良いなと思いました」
台本を読まれてのご感想は?
「私が演じるゆず子のベースはシングルマザーなんですけど、“生きる強さ”のようなものを出せたら良いな…と言う、大きなビジョンを持っています。でも、彼女を取り巻く要素が、いろいろと出てきて…。もがいたり、あがいたりしていくキャラクター、作品全体も含めて試行錯誤して行きたいと思います」
intv_01
ゆず子の役作りは?
「いろいろとリサーチをしています。シングルマザーの方にインタビューもしています。でも、シングルマザーだけをフィーチャーさせてしまうのも問題があるかと思いました。現実はすごく大変で、また人によって格差もあります。ですから、その面だけを社会派の視点でキッチリ描いてしまうと、かなり暗いドラマになってしまうと思うんです。あくまでも、シチュエーションとしてのゆず子のベースで、まだ、どんな展開が待っているか分からないので…。フィクションとしての楽しさや、どんな表現が出来るのかを探っています」
ゆず子のキャラクターは?
「がんばり屋さんで、あまり人に頼りません。ですので、人に甘えることも下手なようです。少し勝気な面もあるからか、社会に対しても不器用なのかもしれません」
今回はコメディー的な要素も含まれているようですが…。
「人を笑わそうと狙ってしまうと、あざとさが感じられてしまうので面白くないと思うんです。一生懸命やっているから、真面目なことを言ってるから面白すぎるとか? そんな感じのシュールな笑いが生まれたら良いです」
intv_02
ゆず子は、ドラマ冒頭で仕事とお金を失ってしまいます…。
「そんな役って、やったことないですから(笑)。タイトルが『大貧乏』なので、どうなっちゃうんだろうと。たとえば衣装に関しても、高価なブランドものは着ません。そういう意味でのリアリティーは持たせようと…。私の周りのシングルマザーたちは、お金を持っている持っていないに関わらず、ミニマリストが多いんです。ミニマムなのに、お洒落で素敵なんですよ。ドラマはフィクションですが、そんな要素を持ち込むと女性が見たら面白いポイントになると思うんです」
もし、小雪さんが、ゆず子のような境遇になったら?
「他人に…誰かと同じ境遇にはなかなかなれるものではありません。ゆず子はフィクションの人物なので、余計に架空の想像をするしかないですけど…。まず、シングルマザーとして生きて行くのは覚悟がいることだと思います。自分の人生や欲望よりも、人のため…子供のために生きることが中心になるのではないでしょうか」
intv_03
ゆず子には幸せになって欲しいですね。
「確かにそうなんですけど、シングルマザーだから大変だとか、思考がかたよっている…みたいな、狭い解釈ではない方向に進んでもらいたいです。仕事を続けている女性は、みなさん結婚や出産、また再就職などの岐路に立たされる状況が男性より圧倒的に多いと思うんです。そんな方たちに、ゆず子から“こんな生き方もあるんだ”と言う、解釈の指針のひとつとしてご覧いただけたら良いですね。もちろん、共感出来る部分は人それぞれに違うと思います。どんなところに共感頂けるのか? も、探りながら演じて行きます」
ゆず子は、自身が勤めていて、倒産してしまった会社の闇にも迫るようですが…。
「柿原さん(伊藤淳史)の後押しで、ゆず子は巻き込まれる感じなんですが…。実際のシングルマザーが、そこまで社会に向き合えるかと言ったら、とても難しいと思います。でも、ドラマでは生きるために、ゆず子が社会と向き合う状況になってしまうんです。その闇の部分も、ゆず子の生き方と一緒に見どころになると思いますので、ぜひ楽しんでご覧ください」
intv_04

Backnumbert

インタヴュー