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エコアナ・梅津弥英子リポート『環境問題はウソだらけ?』

[2008年6月9日更新分]


“北極の氷が溶け、海面が上がり、近い将来ツバルが沈んでしまう” 地球温暖化がもたらす悲劇として、多くの人が見聞きした事がある情報ではないでしょうか?

これに対し、今回の勉強会の講師としてお呼びした武田邦彦先生は、科学者としてハッキリとこう言いました。

「これは、真実ではありません。アルキメデスの原理を中学で習いませんでしたか?なぜ世の中が疑問に思わないのかが、不思議です。」 (注:アルキメデスの原理…物体に働く浮力は、物体が押し退けた液体の重さに等しいこと。つまり、北極海に浮いている氷が溶けても海面は上がらないし、ツバルが水没するのもそのせいではない。)

これに限らず、環境問題にはウソ(真実でないこと)が沢山あるという話の中で、先生は、私達のデータの読み取り方の間違いを、いくつか指摘しました。

ペットボトルのリサイクルも、その1つです。ペットボトルの消費量が爆発的に増える中、回収量もほぼ比例して伸びています。私達が、環境のためにと、リサイクルに回している効果が出ているわけです。しかし…
「政府や自治体は、絶対にリサイクル率を発表しないですよ。」と、先生。


回収されたペットボトルのうち、国内でリサイクルされているのはほんの一部で、ほとんどがお金と一緒に中国へ消えている現実。私達はどれ程意識しているでしょうか?

「リサイクルは自治体が回収した時点で終わっていて、誰も結果を見ていない。リサイクルは幻です。」
都合の悪い数字(ここでいうリサイクル率)を隠された状況で、私達は判断させられているわけです。

『明るい未来、日本を守るために…』
100年前、馬車が急増した時代に“このままではこの世は馬糞で埋め尽くされる”と、人は本気で悩んだ。年金制度は、当初掛け金が100円だった。

いくつかの例をあげ、先生は言いました。
「未来は誰にも分からない。だからこそ、今あるものを精一杯生かして、次世代の糧にしなければ!若者が夢を持てる言葉を、大人がかけないでどうするんですか。」


確かに私は、息子の住む未来の地球を憂慮しています。息子に対しても、危機意識をあおる言葉を使っていました。でもそれでは、“もったいない“を教えるよりむしろ、恐怖心を植え付けてしまう。

今、石油を日本が使わなかったら、中国などの他国が使うだけ。物であふれる現代では、節約しても、お金が貯まったら旅行に行くでしょう?温暖化を防ぐことよりも、温暖化した時にどう対応するのかを考えるべき。
笑顔の先生から繰り出される言葉は、どれも力がありました。

武田先生の話を聞いて、今まで自分が正しいと思ってきたこととのギャップに、しばし放心状態になりましたが、ハッキリしたことが1つ。環境について私達メディアは、“もっと明るく、もっと多角的に情報を伝えなくては!!”

本当の答えは、時が経つまで分かりません。100年後も200年後も、人間が笑って暮らしていると、信じたいです。

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