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2016年度 社会のためにトピックス

3月14日 品川区立浜川小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2017年4月21日更新分]

【2017年3月14日】【今回の先生:西山喜久恵アナウンサー 近藤雄介アナウンサー】【品川区立浜川小学校 3年生 音読講座】

あなせん日記

フジテレビ 西山喜久恵アナウンサーのリポート


「モチモチの木」を体で表現する西山アナ
今回お邪魔したのは『あなせん』常連校の浜川小学校。
スポーツ担当の近藤雄介アナと教室に入ると、3年生のみんなはとても元気の良い声で挨拶してくれました。ならばもっといい声が出るようにと、私の指導にも熱が入り、いつも以上にオーバーな身振り手振りになってしまいました。


手をあげる子どもたち
今回の依頼は、「音読」。3年生の教科書に載っている(しかも私の大好きな)斎藤隆介さんの作品「モチモチの木」を使っての授業でした。まめ太の心の描写、夜空に浮かぶモチモチの木の恐ろしさと美しさ。じさまの優しさ。毎回読む度に新しい発見のある奥深い作品。音読は、想像力を膨らませて読むことが何より大事。音読は、やらされる宿題ではなく、楽しむものなんだということを体験して欲しかったのです。

「モチモチの木」の冒頭、まめ太が夜一人でセッチン(トイレ)に行けず、寝ているじさまを「じさま」と小さな声で起こすと、じさまは「しょんべんか?」と必ず目を覚まして連れて行ってくれるシーンを子どもたちに読んでもらいました。



私は、何度か読んでいくうちに、毎日夜起こされてたまったもんじゃない!とじさまは思っているはず。
「(また)しょんべんか?」と、ちょっとめんどくさそうな感じで読んでいたのですが、子どもたちの「しょんべんか?」は全く違っていました。
まめ太の小さな声にすぐに反応し、「しょんべんか?」と優しい感じで読んでいたのです。


子どもたちの優しい「しょんべんか?」の方が、
断然いい!声の出し方も、とっても優しい感じで
聞いていて癒されました。

今回は、子どもたちから朗読を教わった“西山先生”。

最後に「何か質問ありますか~」と聞くと
「はい!」と元気な男の子の手があがりました。
「あぶりカルビって10回言ってください!」
まさかの早口言葉の依頼にうまく言うことができず、反省しきりの一日でした。

文:西山喜久恵(フジテレビ アナウンサー)

フジテレビ 近藤雄介アナウンサーのリポート


とっても元気で明るい子どもたちでした。
学校によっては、“まず雰囲気を和ませるところから”という場合もあるけど、その必要は無し。
でも、“一人一人立って自分の名前を言ってみよう”では声が聞こえづらい子もいました。全体の中でひっそりとしている、あるいは自分だけが注目されると声が出せない子がいるんですね。


また、声はきちんと聞こえているのに名前がキラキラ過ぎて聞き取れない場合がありました。(太郎、花子の時代ははるか彼方に…) 

でも、最後はみんな“全体でも個人でも”声が出せるようになりました。
西山先生の指導の賜物です。

文:近藤雄介(フジテレビ アナウンサー)

≪事務局より≫
これで2016年度の『あなせん』の活動は全て終了しました。
たくさんのお申込みありがとうございました。
合計20校にお伺い子どもたちと触れ合った時間は大変貴重でした。教えるばかりでなく、教わることも多い『あなせん』。その中で感じたこと、後日先生方から頂いたご意見などを参考に、来年度はさらに良い授業ができるよう新しいスタートを切りたいと思います。“アナウンサー先生たち”も、また皆さんにお会いできるのを心から楽しみにしています。

『あなせん』プロジェクトは第5回経済産業省キャリア教育アワード・奨励賞に選ばれました!

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