熊本県八代市・嘉島町で食育出前授業『ハロー!どっこくん。』を開催
[2016年12月26日更新分]
11月10日、熊本県八代市と嘉島町の2ヶ所で食育出前授業『ハロー!どっこくん。』を行いました。熊本地震後何度か支援活動で現地入りしていますが、食育出前授業で訪れたのは初めてです。
熊本県嘉島町役場のみなさんと。
真ん中一番背の高いのが筆者
今回の出前授業はCSRプロジェクトチームのメンバーとして参加させて頂きました。
私、実は①避難所へテレビとDVDを届ける、②嘉島町でのアイアンシェフ炊き出し、③サザエさん上映会、と今回で4回目の熊本入りになりました。
熊本に来て思うのは、想定しなかった地震がおき熊本を一変させてしまったこと、そして、微力ながら支援を続ける事で熊本が元気になってもらいたいということです。私たちが取材や報道ではない形で被災地支援に関われたのは、自治体やボランティアの方々のご協力あってのことです。
今回、私たちが熊本の子どもたちの笑顔に触れることができたのも、わかみや保育園、嘉島幼稚園の皆様にご理解を頂けたからこそ実現できたもので、本当に感謝しています。そして、今後も出来る限りの支援をしていきたいと思います。
文:安孫子信明(フジテレビ 総合技術局)
フジテレビ 山中章子アナウンサーからのメッセージ
だいぶ気温が下がってきた11月初旬、今回は熊本に行ってきました。
実は4月の地震のあと、初めての熊本入り。
あの本震の翌日から私はFNSチャリティキャンペーンの取材で2週間トーゴ共和国に行っていたので、熊本の様子を知ろうにも、なかなかつながらないネット環境下で非常にもどかしい思いをしました。
前日入りした私たちはテレビ熊本での打ち合わせを終えて市内のホテルに向かう途中、熊本城の周りを車でぐるっと回ってもらいました。崩れた石垣を見て、ああ、ここが中継でよく見た場所かと、なんとも言えない気持ちになりました。
翌朝、八代市のわかみや保育園に向かう途中で、屋根や壁が崩れ、ブルーシートがかけられている住宅がいくつも見えました。地面が隆起しているところも何か所もあり、改めて地震の怖さ、すさまじい威力を目の当たりにしました。
今回は2ヶ所回りましたが、一つ目のわかみや保育園のみんなはとても元気で、紙芝居の中に出てくる、野菜の名前を当てる場面では、もうみんな大興奮!我先にと手を挙げ、口々に答えてくれました。
また「てれくまくん」が登場すると、一斉に走ってきた園児たち!
さすが、「てれくまくん!」大人気でした。
さらに、「どっこくん体操」を踊る時には、自分たちで色を塗った「どっこくん」の被り物をつけて踊ってくれました。
ダンスも完璧!みんなで踊れて、楽しかったです。
次の嘉島幼稚園では、さらに人数が増え、100人近い子どもたちと一緒でした。
紙芝居は、みんな真剣に聞いてくれて、私も「どっこくん」や他のキャラクターになりきって読みました。
そのあとは、「てれくまくん」と一緒に「どっこくん体操」と「ピーヒャラダンス!」
最後にみんなで写真撮影をしましたが、その写真をすぐに印刷して帰りにプレゼントしていただきました。いい記念になって、とても嬉しかったです!
今回、特筆すべきは・・・
「てれくまくん」のキレキレダンスもすごかったですが、なんといってもテレビ熊本の荒木アナウンサーのダンス!!私が事前にしっかりお教えしたため(笑)、とてもノリノリで踊ってくださいました。しかも自らアンコールまでされて♪
「ピーヒャラダンス」を私が踊っている動画(後ろ向き)も携帯電話で撮影し、移動中などにも練習を欠かさない徹底的なその姿勢!素晴らしかったです!!ぜひテレビ熊本でも広めてくださいね!!
熊本のみなさま、またお会いしましょう!!!
ありがとうございました。
文:山中章子(フジテレビ アナウンサー)
テレビ熊本 荒木恒竹アナウンサーからのメッセージ
「うんちには、かっこいいうんちとがっかりうんちがあるんだよ、
かっこいいうんちをきょうから、『どっこくん』と呼ぼうね。
おじさんはね、きょう、ちょっと「がっかりうんち」だったよ、
みんなはどうだったかな?」
「きょう、『どっこくん』だった人?」「は~い」
元気いっぱいに、目を輝かせながら真剣に食育の話に耳を傾けてくれる八代市の「わかみや保育園」の園児たち。
食育出前授業のベテラン教師フジテレビの山中章子アナウンサーと年齢はいってるものの出前授業は新人のテレビ熊本アナウンサーの私荒木。
要領も得ないままちょっと不安な気持ちもよぎりながら、山中アナウンサーに引っ張られて始まった『ハロー!どっこくん。』。
まずは紙芝居、野菜についての質問にはたくさんの手が上がるなど読み進めていくうちに熱気も徐々にヒートアップ、私も乗せられ、リラックスした状態で楽しく読み聞かせを行うことができました。
紙芝居のあと、応援に駆けつけてくれたテレビ熊本の人気キャラクター「てれくまくん」が登場すると、大きな歓声とともに子どもたちのボルテージも最高潮、この雰囲気の中、「てれくまくん」と一緒に「どっこくん体操」がスタートしました。
予習があまりできなかった私と比べ、子どもたち、そして「てれくまくん」は十分予習してきており、完璧なダンスを見せてくれました。
続いてはかなり難しい「ピーヒャラダンス」。山中アナウンサーのキレキレのダンスについていくのがやっとの私に比べ、子どもたちはさすが、初めて見たにも関わらず、見よう見まねでリズム感よくさまになっている。息が上がって2テンポぐらい遅れる私とは大違いでした。
子どもたちだけではなく先生たちも本当に楽しかったというように笑顔があふれた授業は、初体験の私にとっても刺激十分で、とっても楽しい時間でした。
この最初の授業で要領をつかみ、次に向かったのは上益城郡嘉島町の嘉島幼稚園。
こちらも元気いっぱいの子どもたちが出迎えてくれました。
紙芝居では、野菜の名前を言いたくて、たくさんの子どもたちが前に出てきて大賑わい、熊本では「にがごり」という「にがうり」もしっかりわかってくれ、おおきな声で「そこ、そこ」と元気いっぱいに指を指します。
子どもたちにはちょっと難しい野菜も出てきましたが、しっかり春夏秋冬のおまじないとともに覚えてくれました。
子どもたちの元気いっぱいの笑顔に、癒され、優しい気持ちになった食育出前授業でした。この出前授業を機に「どっこくん」の名前が、全国にもっと広がり、食育についての意識がさらに高まることを期待します。
来年2017年の流行語大賞に「どっこくん」がノミネートされることを期待しながら、ダンスに目覚めた私は、スポーツジムでエアロビクスに汗を流す日々です。
文:荒木恒竹(テレビ熊本 アナウンサー)