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フジテレビが撮影した熊本城の映像が復旧に活用

[2016年10月11日更新分]

4月の地震で大きな被害を受けた熊本城の修復に、フジテレビが熊本城を上空からドローンで撮影した映像が活用されることになりました。映像は2013年にANAの機内オリジナル上映番組のために撮影したもので、上空から石垣などを詳細に撮影した映像が修復にあたる専門家の目に留まり、「熊本城の修復が年単位で早まる可能性がある」と評価してくれました。これを受け、フジテレビはすべての空撮素材を無償提供することにしました。

フジテレビがドローンで撮影した熊本城の映像 (2013)© ANA/フジテレビジョン


ANAさんと機内オリジナル上映番組『SKY EYE~空からのメッセージ~』(フジテレビCS各チャンネルでも放送中)を作り始めたのが3年前の2013年。この頃はまだドローン黎明期で、空撮映像のパイオニアであるトーフナ映像さんや制作会社のメディア・ワンさんと一緒に苦労しながら撮影したのが熊本編でした。その時に熊本城をドローンでたっぷりと空撮していたのです。それから今日までに延べ36都道府県でドローンを飛ばしているので、膨大な空撮映像がアーカイブとして蓄積されていました。

©ANA/フジテレビジョン ©ANA/フジテレビジョン


熊本地震の後、総合技術局の同僚から、あるプロジェクトでつながりのある昭和女子大学名誉学長の平井聖先生が熊本城の在りし日の資料映像を探しているという話を聞きました。

平井先生は熊本市特別史跡熊本城跡保存活用委員会の委員長で、将来のために熊本城の石垣の詳細な記録を予定していました。その矢先の熊本地震。結局記録が出来る前に熊本城は被災してしまったのです。

そんな時にドローンで石垣を真横から、正に図面のように撮った映像が山程出て来た訳です。平井先生からも「この映像があれば熊本城の修復が年単位で早まる可能性がある」というご評価を頂けました。

ここからは早かったですね。関係者一同「熊本の復興のために!」という同じ目標を持って諸々の調整を済ませ、117分にも及ぶ全ての空撮素材を無償提供させて頂きました。

この話題がフジテレビの「みんなのニュース」や「朝日新聞」で取り上げられて以降色々なところからお問い合わせを頂きました。中でも嬉しかったのが、テレビ熊本から「復興支援で『SKY EYE~空からのメッセージ~』の熊本編を放送し、熊本の皆に元気を与えたい」というお話を頂いたことです。

熊本の皆さまが少しでも元気になるならと、ANAさんはもちろんのこと、ナレーションを担当する女優の余貴美子さんや声優の杉田智和さん、キャラクターを提供してくれたコーエーテクモゲームスさん、そしてくまモンをはじめとする熊本の皆さまにもご協力頂き2016年10月2日(日)に無事放送となりました。

我々テレビ局は実に膨大な量の映像を保有しています。それらの映像が、いつ・どこで・どのような理由で役に立つかは正直想定出来ないことも多いです。しかし、今回の件を契機に、我々は記録した映像を後世にしっかりと残して行く使命があると気付かされました。


筆者:後藤チーフプロデューサー
今回の熊本城のように、我々が撮りためた「映像」によってメディア企業としての「社会的責任」を果たす。そんなケースも今後増えてくると思っています。熊本城復旧までの道程はまだまだ遠いですが、熊本城が一日も早く在りし日の姿を取り戻すことを関係者一同切に願っています。


文:後藤 剛チーフプロデューサー(フジテレビ 国際開発局)

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