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2016年度 番組との連動 トピックス

特別番組:立川志の輔のナットク!地球環境大賞2016

[2016年8月4日更新分]

安部猛彦プロデューサー スペシャルコラム

(フジテレビ 2016年6月18日10:55~11:50 BSフジ 2016年6月26日15:00~15:55)

「産業の発展と地球環境との共生」を理念に今年で25回目を迎えた「地球環境大賞」。
地球環境を守るための様々な技術や取り組みなどが評価され、これまで250の企業や団体が受賞してきました。
そうした企業・団体の環境に対する新しい取り組みや技術、優れた活動を番組を通じて分かりやすく紹介させていただいており、私が本年度この特別番組を担当しました。

今年5月末、G7伊勢志摩サミットが開かれました。国内各地で、担当大臣レベルでの会合も行われ、5月15日、16日に富山県富山市でG7環境相サミットも開かれました。


落語家・立川志の輔さん
富山市は、環境未来都市にも指定され、自治体、地元企業と連携して環境問題に様々な取り組みを行っており、今回の番組では、その富山県出身の落語家・立川志の輔さんに「地球環境」という4文字が少しでも身近なものになってもらえればと思い、番組全体のナビゲートをお願いしました。


「地球環境」というと私たちが思い出すワードは何でしょうか?
大気汚染、酸性雨、熱帯林の減少、海洋汚染、砂漠化、産業廃棄物など様々な問題があります。
問題は地球全体に広がっているのですが、日々の地球環境に負荷を与えるような経済活動が行われているのは、私たちの都市であり、地域です。


二子玉川ライズ
本年度、大賞を受賞したのは東京急行電鉄です。都内でも有数の豊かな自然環境を守りながら自然と調和した街づくりを行うことが開発コンセプトの「二子玉川ライズ」。細部までこだわった環境に配慮した取り組みが認められました。


ショッピングモールの屋上には、メダカなど多摩川に生息する生き物がいる池や近隣の幼稚園・小学校の子どもたちが育てる菜園があり、そこに必要とされる水はすべて雨水を浄化した水が再利用されています。

そして敷地内には、電力発電塔や、太陽光パネルが整備され、さらに、ビルの冷暖房には地中熱を利用した換気システムも使用されています。
「お金には換えられない価値があると思っています。街に人がたくさん来てくれて、
 人が好きになってくれたりという価値をつくることができる」
これは、二子玉川ライズの担当者の言葉です。
企業が「人」を通して新しい価値観を作り、そして環境保全へつなげていく展開は、これからも広めてほしいコンセプトであり多くの方に‘ナットク’してもらいたいポイントでした。


そして、今年は「樹脂窓」の普及で電気エネルギーを節約し、それによりCO2を大幅に削減させたYKK AP株式会社や、リサイクルできるアルミレス紙パック飲料容器を開発した株式会社伊藤園など、私たちの生活に密接した企業も受賞しました。

樹脂窓を使用した部屋
(YKK AP株式会社)
アルミレス紙パック飲料容器
(株式会社伊藤園)



個々の企業が「地域」の中で「社会的責任」を果たすということは効果的であると思います。
普段の経済活動を環境に優しいものにしていくこと、番組を通して企業がそうした行動を取るような社会に‘ナットク’して、一人ひとりが地球環境を意識するきっかけになっていただければと思います。


文:安部猛彦(フジテレビ 情報制作局)

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