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2015年度 社会のためにトピックス

9月28日 北区立王子第五小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2015年10月20日更新分]

【2015年9月28日】【今回の先生:春日由実アナウンサー】【北区立王子第五小学校】【5年生 スピーチ講座】

あなせん日記

フジテレビ 春日由実アナウンサーのリポート


秋晴れの中、『あなせん』で初めての北区へ。
今回は、北区立王子第五小学校の5年生に、
「スピーチ講座」を教えに行ってきました。

事前にお話しした校長先生から、こんなお話がありました。
校長「子どもたちからよく聞かれるんです。何のために勉強するんですか?と。
毎回、君たちが将来自分の夢を叶えるためだと答えています。
教職員全員が、この言葉を子どもたちに語り掛けながら日々指導をしています。」
校長先生の熱い思い、しっかりと受け止めました。
子どもの頃って、大人のいろいろな言葉に影響を受けます。
なので、先生方が皆、同じ思いで子どもたちに言葉を投げかけることが実は大切ですよね。


担当した5年生は、男子19人、女子6人の25人クラス。
皆仲良く元気なのに、いざ声を出すと、元気がない。

まずは、基本の姿勢や発声練習をした後に、
皆にスピーチが好きか?嫌いか?聞いてみました。
生徒「嫌~い!」
春日「なぜかな?」
生徒「緊張する!」
「話している途中から、何を話しているかわからなくなる。頭が真白になる!」
春日「そうね。そういうことあるよね。でも、作った言葉ではなく、みんなが思っていること、
経験したことを話すのはどうかな?作文ではなく、心から湧き出てくる言葉。
それがスピーチなの。だから、答えに正解、不正解はないよ。」
「え~!!」という声も多かったものの、実際に皆には一度文章を書いてもらい、
時間がある子は、自分の心の声で話す練習をしてもらいました。


実際のスピーチ発表では、もちろん自分が書いた紙を読みながら話す子もいましたが、中には、紙を見ないでスピーチできる子もいました。一歩ずつ前進する姿、素晴らしいですね。
スピーチをしている生徒も、そして、聞く生徒も、それぞれお友達の新しい一面を知ることができた様子でした。
日常生活にあふれている、何気ないコミュニケーション。
その中に、お友達同士の発見があり、そこから、会話が膨らんでいきます。
私たちは、無意識のうちに、スピーチしたり、インタビューしたりしています。
スピーチは特別なことではないのです。
みんな毎日やっていることです。経験から、言葉は生まれてくるのです。


あなせんプロジェクト。
もちろん、アナウンサーとして実践的なことを教えることも大事ですが、今回は、人と触れ合うことは素晴らしい、というもっと大切なことを改めて感じた授業でした。

文:春日由実(フジテレビ アナウンサー)

『あなせん』プロジェクトは第5回経済産業省キャリア教育アワード・奨励賞に選ばれました!

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