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2014年度 社会貢献トピックス

10月31日 江東区立明治小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2014年12月12日更新分]

【2014年10月31日】【今回の先生:佐々木恭子アナウンサー・梅津弥英子アナウンサー】【江東区明治小学校】【4年生 4クラス スピーチ講座】

あなせん日記

フジテレビ 佐々木恭子アナウンサーのリポート

10月31日。江東区立明治小学校。
一歩学校に入ると、廊下の手作りの掲示物、写真、表彰状、すべてから明治小学校の伝統と活気が伝わってきます。たたずまいからして、「なんだか今日は楽しいことが起こるぞ!」ワクワクした予感を胸に、『あなせん』は始まりました。
わたしは、4年1組と4組を担当。梅津アナは2組と3組。
課題はスピーチ。
すべては、自分の伝えたいことを、相手に届けるためには何が必要?という問いから始まります。
声の大きさはどのくらいがいいだろう?
内容を、「くわしく、具体的」にするにはどうしたらいいだろう?
どんな表情で話すと、より相手に伝わるだろう?
聞いている人の立場、目線になってみよう!


明治小学校の4年生は、こちらが圧倒されるくらいに、次々と、思ったことを口に出してくれます。ぽんぽんと会話をキャッチボールしながら進んでいく授業に、日ごろから先生がたが、子どもたちの意欲を引き出す場を創っていらっしゃるのだなあ・・・と感服します。

誰でも、すぐに「スピーチ自慢」になれるよう、『あなせん』チームの知恵の結集「わたしの得意なこと」シートに書き込んでもらって、二人一組で発表。
そのときは、「聴き手」も相手の話を最大限に気持ちよく聴く練習をします。


うれしいのは、よく知っているつもりの相手のこと、心をこめて話して、聴いたら、お互いに新しい発見があった!と気づいてくれることです。

そのあとの全体発表では、たくさんの子どもたちが挙手してくれました。ふだんは、おそらくなかなか発表しないと思われる子が、パッと手を挙げて、それを「おぉ~~~~!」とクラス中驚きながらも、大きな拍手で迎える様子に胸が熱くなります。
すごいね!手を挙げる勇気。受け止める気持ち!

あなせん』の授業に正解はありません。
誰もが主役。
ひとりひとりの心に浮かぶこと、こんなこと伝えてみたい!というその種が宝物で、
あとは、私たちアナウンサー先生が種を土に巻き、水をやり、花を咲かせるまでの手順と方法を少しだけお手伝いすれば、誰もがオリジナルに咲き誇れるのだと確信します。
「伝えてみたい・・・でも、できるかな?」ほんの少しの勇気を出すための応援。
アナウンサーとして、お役に立つことがあるとすれば、幸せ!の一言に尽きます。

一緒に給食を食べたあと、「先生、今日はありがとうございました!お礼に歌をプレゼントします」と元気いっぱに合唱を聞かせてくれたかと思えば、さささっと花道を作ってくれて、この中を潜り抜けてください!と送り出してくれたときには、私はもう涙でぐじゃぐじゃになっていました(笑)。

明治小学校4年生のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。
何かひとつでも、お伝えしたコツを意識して使い続けてくれたら、ありがたいです。
「話すのが苦手」という人は、まず聴く姿勢だけでも心がければ人生が変わると思います。

文:佐々木恭子(フジテレビ アナウンサー)

フジテレビ 梅津弥英子アナウンサーのリポート

「話すことって難しくないんだ!楽しいんだ!!」と、少しでも感じて欲しくて、同行スタッフや佐々木アナと事前に打ち合わせをしました。どんな例を出して説明したら面白いか?どんなプリントを用意したら子どもたちの声がたくさん聞こえるか??ほとんど、作戦会議です(笑)というのも、伺う小学校やクラス、そこにいるお子さんのキャラクターによって、全く違うものになり得るのが、『あなせん』だからです。

今回伺った明治小学校の4年生は、とっても明るくて素直。こちらが話すとその5・6倍の元気な声が返ってくる。授業をするこちらが「楽しい!!!」と心から叫びたい気持ちになりました。



授業の後半で、“具体的に話す”を体感してほしくて用意したプリントに書き込んでもらい、自己紹介の発表をしました。すると、「隣の席に座って色々話をしているので縄跳びが好きなことは知っていたけれど、あや飛びが大好きということは知らなかったです。」と話してくれたお子さんがいたのは、とても嬉しかったです。
美味しく楽しく給食を一緒に頂いたこと。その時もたくさん質問してくれたこと。本当にありがとうございました。


文:梅津弥英子(フジテレビ アナウンサー)

※『あなせん』プロジェクトは、今年度よりフジテレビが行う社会貢献活動の一環として、CSR推進室が運営窓口となりました。

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