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2014年度 社会貢献トピックス

9月18日 杉並区立荻窪小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2014年10月6日更新分]

【2014年9月18日】【今回の先生:奥寺 健アナ】【杉並区立荻窪小学校】【5年生 特別講座】

あなせん日記

フジテレビ 奥寺健アナウンサーのリポート

東京都杉並区立荻窪小学校の5年生の子どもたちとの出会いがありました。

今回は体育館での親子体験授業でした。子どもたちが約130人、保護者の方も70人ほど。先生も合わせると200人を超える大授業でした。お昼を食べた後の2時間。最後まで集中して楽しんでもらえるように、内容を整理して臨みました。

まず自己紹介から。どうやってアナウンサーになったのか、私自身が小さい頃から考えた事、やったことを、子どもたちと同じ年代の頃の写真を私は実家にあった古いアルバムを探して、体育館のステージ上にあるスクリーンに大きく映し出して、子どもたちに見てもらいながら話をしました。

アナウンサーの仕事に関するクイズもしました。普段、見ているだけでは気づかない、テレビの裏側に関するクイズです。ニュースの時に使っている小さな道具やスタジオの中を、普段とは反対方向から写真に撮り、スクリーンで見せながらテレビのいろいろな仕組みを二択問題にして、考えてもらいました。広い体育館の真ん中に線を引き、選んだ答えによって場所を移動してもらうことにしたので、それぞれあっちへいったりこっちへいったり…。楽しく学んでもらえたと思います。


ここでいよいよ、今回の『あなせん』の目標に向け、講義の舵をきることにしました。
心と身体が少しほぐれたところで、まず基本的な発声練習。
心が開いているので、声がとても良く“鳴って”くれます。

今回の大きなテーマは「コミュニケーション」のとり方です。
そこで、アナウンサーが普段やっている、ある作業を体験してもらうことで、「コミュニケーション」の一つの基本形を体験してもらうことにしました。
「コミュニケーション」では、二つのことが自然に行われています。
それは、 「聞く」ことと、「話す」こと。


「聞く」ことは、アナウンサーの仕事としては「インタビュー」、「話す」ことは「リポート」にあたります。今回、子どもたちには、アナウンサーの仕事を体験してもらいながら「コミュニケーション」の方法を身につけてもらうために、2人1組になってもらい、「インタビュー」と「リポート」を互いにやってもらいました。そのために、今回こんなものを準備しました。

まず片方が「聞き役」に、もう片方が「話す役」になり、インタビューを行い、「聞き役」は聞いたことを用紙に書き込みます。全部聞き終わったら役割を交代して同じことをします。メモの部分をつなげれば「リポート」原稿が完成!どうです? これに沿って進めれば、インタビューとリポートが誰でも簡単にできてしまうのです!そして、ここが大事! 「インタビュー」を、より上手くやるコツなのですが…
聞く」ときのコツ……相手を主役にしてあげる。共感する。


このようにすると、「話す」方はとても話しやすくなるのです!
そして、聞いたことを書き込んだものの一例がこちらです。


更に、答えの部分をつなげて書き写します。
すると、こんな風になります。

※これは奥寺アナがお手本としてCSR推進室の
メンバーをインタビューしたものです。


どうです?「リポート」になっているでしょう!!
ここまでくれば、あとは「伝わる声」でこれを読み上げるだけ!です。荻窪小学校の5年生のみんなは、とても積極的に手を挙げて、「リポート」してくれました。本当に上手で、びっくりしました。

これで、みんなは「聞く」ことと「話す」ことができました。つまり「コミュニケーション」の一つの形を「インタビュー」と「リポート」として体験することができたのです。

そして…みんな、気づいたかな…。
200人の前で「リポート」する姿は、立派な「スピーチ」にもなっていたんですよ!!

最後にもう一つ。今回は、「週刊フジテレビ批評」(毎週土曜朝5時~6時)の取材カメラが入っていたので、映像や音声の収録の仕方なども、プロから直接教えてもらう機会ができました。みんな、本当に興味津々。男の子などは特に、カメラや、マイクなどの仕組みについて、積極的に知ろうとしてくれました。こちらもとてもうれしかったです。


いつも授業を始める前、興味を持って参加してもらえるか、とても心配です。でも、今回もそんな心配は無用でした。みんな元気よく堂々としていて、少々難しい説明にも、ちゃんとついてきてくれました。みなさん、本当にどうもありがとう。そして、もっといろいろなことに興味を持ち、体験してください。

文:奥寺 健(フジテレビ アナウンス室)

※『あなせん』プロジェクトは、今年度よりフジテレビが行う社会貢献活動の一環として、CSR推進室が運営窓口となりました。

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