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「第26回高松宮殿下記念 世界文化賞授賞式特番」プロデューサー特別コラム

[2014年11月17日更新分]

第26回高松宮殿下記念 世界文化賞授賞式特番 張江泰之プロデューサー 特別コラム

■26回目を迎えた世界文化賞
優れた業績を上げた芸術家たちに贈られる高松宮殿下記念世界文化賞。今年で26回目となる授賞式典が10月15日、秋雨の降る中、常陸宮殿下と同妃殿下をお迎えして東京・元赤坂の明治記念館で行われました。そして、受賞者を推薦した6人の国際顧問が見守る中、常陸宮殿下より、記念のメダルが授与されたのです。
絵画、彫刻、建築、音楽、そして演劇・映像の各部門から選ばれた5人の受賞者の方々。フジテレビでは、毎年、芸術の発展に世界的貢献を果たした受賞者を詳しく紹介する特別番組を放送してきました。私も制作担当の一人として、授賞式に出席してきました。

■“感動を呼んだ”フガードさんの謝辞
受賞の謝辞は、演劇・映像部門で受賞した劇作家のアソル・フガードさん。南アフリカ出身、アパルトヘイトと闘い続けた82歳です。フガードさんのスピーチは、世界文化賞の意義を考える上で、実に素晴らしいものでした。会場は涙と感動に包まれることになったのです。この場をお借りして、謝辞の一部を紹介します。

■フガードさんに教えられた“世界文化賞の意義”
「私は、82歳の老人でありますが、この世界文化賞は、受賞者がこれまでに成し遂げたことに対しての賞というだけでなく、今後の将来に向けての努力に対してのものでもあると理解しております。芸術は社会に大きな変革をもたらすことができます。

私の母国を例にとりますと、暴力、差別、不公平に代表される恥ずべき過去の歴史に背を向け、民主主義の道を歩み始めたことは、南アフリカの奇跡とも称されました。これを成しえたのは、一人の傑出した人物、政党、または第三国からの介入によるものではありません。南アフリカの書物、絵画、彫刻、そして、音楽が大きな役割を果たしたのであります。





しかし、世界各国の芸術家と同じく、多くが声を大にして(アパルトヘイトに)抵抗することで、多大なる負担を強いられました。声を上げるということによって…(この時、フガードさんの手が震え、涙を浮かべていました。)世界文化賞は、普通の生活から何らかの美を生み出そうとする者にとって、とても重要なものであり、これからもそうあり続けると考えています。」

国境、民族、宗教…。様々な問題抱える今の時代、芸術にはこの世界を良い方向に変える力がある事を世界文化賞を通じて、確かに感じる取ることができました。

文:張江 泰之(フジテレビ 情報制作センター)

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