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2014年度番組活動トピックス

地球環境大賞2014・特別番組「迫る危機から未来を救う」

[2014年7月4日更新分]

岡 康治プロデューサー スペシャルコラム

ことし3月、ある報告書が発表されました。
「今後も地球温暖化による気温の上昇は避けられず、もし4度上昇した場合、2100年には、異常気象、人の健康や食物生産への影響など、取り返しのつかない大きなダメージが及ぶ」・・・

「産業の発展と地球環境との共生」を理念に、今年で23回目を迎えた地球環境大賞。温暖化などから地球環境を守るための新たな技術開発や取り組みなどを行ってきた企業や団体を表彰する顕彰制度で、これまでに230の企業や団体が受賞してきました。そうした技術などの優れている部分をわかりやすく紹介することがこの特別番組の狙いです。



番組をつくるにあたり、毎年、何をテーマにするか、ということを考えます。担当になって5回目となる今回は、原点に戻ることにしました。
技術などの凄さを伝えるのはもちろんですが、そうした取り組みを怠ると地球はどうなってしまうのか?ということをキチンと見ている方にわかるよう、映像的に表現するということです。

きっかけは、冒頭に紹介した報告書でした。これは3月に横浜で開催されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の会議で発表されたもので、冒頭の指摘の他、甚大な水不足、沿岸部の洪水や浸食、穀物生産への打撃、生物多様性の喪失、都市部の暑熱や大雨、洪水、土砂災害など数々の深刻なリスクが列挙されていました。




こうした現象は2100年になって突然現れるのではありません。すでにひたひたと私たちに迫ってきています。ゲリラ豪雨に竜巻・・・近年、日本だけでなく、世界各地でこれまでにない頻度で異常気象を観測。時に大きな災害を引き起こしています。こうした事態の原因の一つとされる温暖化。その進行を食い止め未来を救うべく日夜奮闘しているのが、地球環境大賞の受賞者です。異常気象などの迫りくる危機を象徴するインパクトのある映像を入り口として、そこから受賞者が開発した革新的な技術や取り組みにつなげることにしたのです。

そのために、われわれに迫りくる危機を象徴する映像をスタッフ総出でリサーチ。捜索範囲は全世界です。動画サイトにアップされたものを中心に捜索を開始しましたが・・ネットの映像は拡散されているため、撮影者の特定は困難を極め、また、異なる文化的な背景を持つ人から許可をもらうことの難しさに直面。展望が開けないまま、放送まであと1か月・・・というところまで追い詰められました。そこに救世主が現れました。この道、ん十年のベテラン“映像ハンター”です。彼女の寝る間を惜しんでの奮闘もあって、湖畔の家に襲いかかる湖氷、アリジゴクにかかったように湖に沈みゆく森林、車を飲み込む道路、そして猛烈な竜巻に巻き込まれる瞬間など放送で使用した映像を揃えることができました。中には、フランスの著名な映画監督が番組の趣旨に賛同。破格の条件で映画の使用を許してくれたケースも。多くの人の地球環境への理解と協力があり、当初の狙い通りの番組とすることができたのです。

冒頭の報告書には、実はこんなことも書かれています。
「気温の上昇を4度ではなく、
2度に抑え込めれば予測されるリスクがはるかに低くなる」
気温上昇を2度に抑えるために何ができるのか、この番組を見た人たちに考え、行動してもらえたとしたら、こんなにうれしいことはありません。

(番組放送日:6月22日 13:00~14:00)

文:岡 康治(フジテレビ 情報制作局 情報企画センター)

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