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2013年度 社会貢献トピックス

学生映画祭 「Student Films 7 In ODAIBA」を今年も開催!

[2013年8月29日更新分]

2013 Student Films 7 in ODAIBA映画評論家 佐藤忠男氏 特別コラム

多摩美術大学、東京工芸大学、日本大学、日本映画大学(日本映画学校)、武蔵野美術大学、立教大学、早稲田大学(大学院)と、東京で映画の実作のカリキュラムを持っている七つの大学が毎年学生の作品を一本づつ出品して東京お台場のフジテレビの映写室を使わせていただいて行うStudent Films 7 In ODAIBAの今年の催しも7月28日に目出たく行なわれた。毎回同局の有力なディレクターやプロデューサーたちが作品を一緒に見て意見を言って下さり、熱心な交歓会もあることで大いに盛り上がる上映会である。今年は四回目で、毎年確実に全体のレベルが向上していることが嬉しい。行きとどいた設営をして下さるフジテレビの皆様にはもう本当に感謝々々だ。

今年とくに目立ったことのひとつはドキュメンタリーが三本もあったこと。それがいずれも作者たちの題材との取り組み方が本格的で取材が入念なものばかりだったことだ。いずれも技術的にはそのまま電波に乗ってもおかしくないレベルに達している。

ドラマも、殆どプロの作品と見まがうものから、稚気愛すべきもの、さらには出演者全員が外国人という異色作まで、多様で愉快で面白いものが多かった。なにより愉快だったことは、7作品がいずれも違ったタイプのもので、お互いに似た作品がなかったということである。ホームドラマ、青春もの、実験的なショート・ショート、真向ひたむきな社会派、社会の底辺の人生をしっかりと愛情こめて観察したもの、科学的な態度で音楽の本質に迫るもの、そしておとぎ話のようなフィクション、などなど、一本々々がみんな独自性を持っている。だから七本つづけて見ていてもあきない。全体としてずいぶん進歩したものである。見て批評していただいた監督やフジテレビのディレクター、プロデューサーの方々の口調もおざなりでない熱っぽいもので、とても有難かった。
ひきつづき来年も、ぜひ続けさせていただきたいと思う。
皆さん、有難うございました。

佐藤忠男氏プロフィール
1950年頃から雑誌に映画論を発表する。
最初の著書は「日本の映画」(三一書房・1956年刊・キネマ旬報賞受賞)。
以後、映画を中心に演劇、文学、大衆文化、教育などの広い分野で100冊を超える著書を発表している。
芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、韓国文化勲章、フランス・シュバリエ勲章授章の他、毎日出版文化賞など受賞多数。
現在、日本映画大学学長。

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