台風26号で大きな被害を受けた伊豆大島の子どもたちにクリスマスイベント
[2014年1月21日更新分]
12月9日・10日の両日、台風26号による土砂崩れ被害をうけた伊豆大島で子どもたちを対象にしたクリスマスイベントを行いました。
今回伺ったのは、大島町にある保育園や子育て支援センター合わせて5か所。
前半はフジテレビの川野良子アナウンサー&田淵裕章アナウンサー、後半は戸部洋子アナウンサー&田淵アナウンサーが進行を務め、ラフくんが登場すると「きゃーかわいい~っ!」と歓声が。
チャギントンダンスを踊ったり、クリスマスソングを歌ったりと子どもたちは元気いっぱいでした!
島内を移動中、あちこちにまだ台風の爪痕が見受けられました。
一日も早い復旧を願ってやみません。
(※今回の伊豆大島復興支援クリスマスイベントの模様は朝のめざましテレビ内のニュースで
放送されました。 )
フジテレビ 川野良子アナウンサーからのメッセージ
調布空港にて
調布にある空港から、バスよりも小さな飛行機に乗って行った伊豆大島。 (座席は両側に一列ずつ。通路を挟んで私の隣だった田淵君が窮屈そうでした・・。)
土石流で家屋が根こそぎ流され・・・ 伊豆大島は昨年10月の台風で、大規模な土砂災害があり甚大な被害を受けました。町役場からそう遠く離れている場所ではないところが被害を受けた、という報道がされていましたが、まさにその通りでした。
町の中心部にある我々の宿泊先の近くでも、山側から土砂が流れ込み、海側へと流れていき、中はがらんどうになったままの商店や民家を数多く見かけました。
もちろん、全て流されて、土台だけになってしまった建物も。
岡田保育園 今回初めに伺ったのは、岡田保育園。
災害時には、被害を受けた他の保育園から避難してきた園児を受け入れていました。園児たちはみんな元気いっぱい。
体を動かすことが大好きなようで、我々が準備中も園庭でダンス・体操・かけっこと、元気、元気!!
軽快にダンスする川野アナウンサー 実は今回のイベント。
クリスマス前ということで普段の食育イベントとはちょっと異なり、「チャギントンダンス」をみんなで踊ったり、クリスマスソングを歌ったり。
チャギントンの「ジャンケントレイン」はなかなかハードなダンスなのですが、♪グ~チョキ、パ~チョキ、グ~グ~パ~チョキ!!♪と唱えながら、一生懸命踊ってくれましたよ。
田淵サンタ登場!@岡田保育園
そして、田淵アナはサンタクロースに変身。「ぶっちーサンタ」として、子どもたちのハートをがっちりつかみました!
ラフくんからシールのプレゼントもあり、一足早いクリスマス。楽しんでもらえたようですよ。ラフくん、握手攻めでした!(^^)!
次に訪問した大島町子ども家庭支援センターには、主に乳児を連れたお母さんが集まって下さいました。ダンスは、お母さんのリフレッシュ「脳トレ」のような雰囲気!
大島といえば椿の花が有名
その上が一刀彫の人形
大きなラフくんにちょっとびっくりした赤ちゃんもいましたが、和やかに進行出来ました。
なんと、我々にクリスマスプレゼントが!
手作りのリースで、そこには可愛い大島一刀彫の人形が。
大切にしますね。ありがとうございます!!
帰り際、飛行場までの道すがら、運転手さんが被災地を回ってくださいました。
「我々の現状を見てください」と。
町から少し山側に行くだけで、被害がこれほどまでに大きかったのかと、思い知らされました。
東日本大震災の被災地でも感じたことですが、「本当にここに生活があったのか」と想像出来ないくらい、根こそぎ、何もないのです。
点在するがれきの山に、ポツンポツンと白い旗が立っています。
被害者が発見された場所、なのだそうです。
思わず、手を合わせずにいられませんでした。
元気な子どもたちが、被害にあうことが決してありませんように。心から願っています。
文:川野良子(フジテレビ アナウンサー)
フジテレビ 田淵裕章アナウンサーからのメッセージ
土石流で倒れたガードレール伊豆大島でラフくんとともにクリスマスイベントを行いました。
台風被害から1か月が経っていましたが、曲がったガードレールが見受けられるなど被害は想像以上でした。
そこで5か所の子育て施設に伺い約450人の子どもたちに出会いました。
こんなにたくさんの子どもたちが大島町に暮らしているということに驚きました。
そしてみんなとっても活発!
サンタクロースに扮して入って行くとみんな素直に喜んでくれてちょっぴり照れがあった私を、元気づけてくれました。5か所を回りましたが、自然と笑顔になってしまい、改めて自分は子どもが好きだなぁ~と実感しました。
大島の皆さんの絆を感じた2日間でした。
また機会があればぜひ子どもたちと触れ合いたいです。
文:田淵裕章(フジテレビ アナウンサー)
フジテレビ 戸部洋子アナウンサーからのメッセージ
大島空港 今回は、東京の島、伊豆大島へ行って参りました。
調布の飛行場から、小さな飛行機にのって25分、
あっという間に伊豆大島に到着です。大島で走っている車のナンバーは品川ナンバー。
ここも東京なのねと改めて驚きです。
先輩川野アナウンサーから
ダンスの特訓!午前中のイベントで進行役を務めた川野アナウンサーとバトンタッチする形で午後から、指導!
お昼で前チームと合流し、打ち合わせ。
川野さんから、今回踊るチャギントンダンス、ジャンケントレインの猛特訓を受けます。
このダンス、と、とても難しいのです。
グーチョキ、パーチョキ,グーグーパーチョキ!
グーチョキ、パーチョキ、グーチョキチョキパ!混乱する私(笑)
必死に昼食場のレストランの駐車場で特訓を受けます。
完璧に踊って、子どもたちに楽しんでもらいたい!必死です。
なんとか踊りをマスターし(?)川野アナから、チャギントンのウイルソンTシャツを譲り受け、準備万端。
ダンス特訓の成果は?!今回は、田淵アナウンサーと一緒にクリスマス会です。
チャギントン上映会後、ラフくん登場!と盛り上がったところで、いよいよジャンケントレインダンス!(どきどき)
ダンスは完璧なラフくんと一緒になんとか楽しく踊ることができました。
子どもたちも笑顔いっぱい!よかった!
保育園では学童も併設されていたのですが、子どもたちに似顔絵をプレゼントしてもらい感動、すてきなお姫サマにして書いてくれました。嬉しいな。
翌朝は雨と風が強いお天気。
大丈夫かなと思いつつも、到着すると子どもたちは元気いっぱい!ホールでは、力一杯、ダンスに!お歌にと一緒に楽しんでくれました。
子どもたちから
手作りボックスのプレゼント
スタッフ全員には記念のメダルを
この日も子どもたちからステキなプレゼントが!牛乳の紙パックと和紙で手作りされたBOX、そして手作りのメダルをなんとスタッフ全員にプレゼントしてくれたんです!なんて嬉しいことでしょう!本当にどうもありがとう!!!
逆に元気をもらってしまった伊豆大島。
とても優しくて穏やかな島の子どもたち。
明るい島の風をこれからも沢山感じて、のびのびと育ってほしいなと感じた島時間でした。
文:戸部洋子(フジテレビ アナウンサー)
《今回イベントに参加してくださった施設》
大島町立岡田保育園、大島町子ども家庭支援センター、社会福祉法人愛光社・波浮保育園、
大島町立差木地保育園、町立元町保育園、社会福祉法人黒潮社・北ノ山保育園