宮城県南三陸町の障がい者施設2ヵ所でマジック朗読会を開催!
[2013年9月3日更新分]
夏真っ盛りの8月10日、南三陸町にある障がい者施設でマジック朗読会を行いました。
フジテレビが継続して行っている被災地支援「ずっとおうえん。プロジェクト」で障がい者施設を訪問するのは、はじめてのことです。
東北新幹線くりこま高原駅から車で1時間半、震災の被害が大きかった南三陸町は、瓦礫などは撤去されているもののまだまだ新たな町づくりには至っていません。
今回訪れた障がい者施設も、2ヵ所ともまだ仮設での運営でした。
「マジック朗読会」といえばもうすっかりおなじみの
フジテレビ・牧原俊幸アナウンサー!
今回も自前のマジック道具を詰め込み準備万端での参加です。
そして、仙台放送・広瀬修一アナウンサーと同じく仙台放送の人気者ジュニ君も!
「花咲かじいさん」と長野県や甲信越地方に伝わる「鳥呑み爺」を朗読しながら次々と飛び出すマジックに、会場からはどよめきや拍手がわき起こりました。
帰り際、車が動き出すと、みなさん、見えなくなるまでずっと手を振ってくれました。
またお会いできるといいな!
フジテレビ 牧原俊幸アナウンサーからのメッセージ
フジテレビ・牧原俊幸アナウンサー今回私は初めて南三陸町を訪れました。
仮設住宅やプレハブで作った商店街がまたまだ多い街並みでした。
地形や樹木を見ていると、津波がどれくらいの高さまで到達したのかが分かり、その凄さをあらためて感じました。
「にじのはクラブ」では 元気な小学生のみんなが、マジック朗読の始まるのを待ちきれずマジック道具にさわりに来ちゃう子もいたりして、会場は開始前から盛り上がりました。
ジュニくん登場では、みんなの興奮が最高潮に達し、
みんなジュニ君を取り囲み大騒ぎ。
最後に花咲じいさんで出した花をみんなが私の所に届けてくれて、
その優しい心遣いに心打たれました。
広瀬アナとのコラボマジックも、大成功!
続いて向かった「のぞみ福祉作業所」もやはり仮設でした。
こちらは大人のみなさんで、お行儀よく椅子に座って、
楽しんでくれていました。
みなさんマジック付き朗読をニコニコして見てくれていました。
「鳥呑爺」もなかなか受けが良かったです。
とても暑い一日でしたが、みなさん少しでも楽しい時間を過ごしていただけたなら幸いです。
文:牧原俊幸(フジテレビ アナウンサー)
仙台放送 広瀬修一アナウンサーからのメッセージ
仙台放送
広瀬修一アナウンサー一昨年から、私もよく参加している「ずっとおうえん。プロジェクト」。
これまでは食育に関する読み聞かせが多かったのですが、
今回はなんと“マジック付き朗読会”!
アナウンサーが朗読をしながらマジックをするというのは、
なんと人類史上初!(らしい)の試み。
ご一緒させて頂くのは、趣味がマジックという
大先輩の牧原俊幸アナウンサー。
このイベントが可能なのは、世界で牧原さんしかいません。
この度、訪れたのは南三陸町の2ヵ所の福祉施設。幅広い年代の方が利用している施設です。
ジュニ君も参加したロープマジックまずは「にじのはクラブ」。ここには元気なチビッ子がたっくさん!
イベント開始前から鬼ごっこしちゃいまいした。
そして“朗読付きマジックショー”がスタート。
私が“花咲じいさん”の朗読をしている間に、牧原さんがマジックを披露。「大判小判がザックザク」と私が読むと、牧原さんの手元から本当に大判小判が出てきます。生で見るマジックに、司会の私も大興奮!
さらに箱に顔を入れ何本もの剣を突き刺さすマジックにも
参加させて頂き、マジックの奥深さを実感。
興奮しすぎて、イベント後にズボンのお尻の部分が
裂けてしまったほどでした!!
そしてお別れの際には、寂しくなって涙を流す男の子も。
さっきまであんなにはしゃいで元気だったのに。
とっても素直な涙に、出発前の私たちも名残惜しくなってしまいます。
それでも、ズボンのお尻を見せたら、男の子は一気に笑顔に。
最後は笑ってお別れできました。
のぞみ福祉作業所午後には「のぞみ福祉作業所」へ。
こちらでは、準備中の牧原アナをお待ちしている最中、イベント開始を待ちきれない方々から「テレビで見てますよ~」と沢山声をかけて頂き、記念撮影も沢山パチリ。
最初から最後まで嬉しい気持ちでイベントを行うことができました。
通所者による力強い書道の作品真夏の南三陸町で、実に沢山のことを学び取ることができました。
これからもCSR活動で、多くの方にお会いして、
沢山の経験ができたらと思います。
文:広瀬修一(仙台放送 アナウンサー)