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2013年度番組活動トピックス

福島でFNN原発会議を開催

[2013年11月8日更新分]

FNN(フジ・ニュースネットワーク)では、震災以来毎年秋ごろ、原発問題を取材する記者が集まり、それぞれの課題などを話し合う会議を開いています。去年の会議では、福島第一原発事故の総括が主な議題でした。今年、最も議論が活発だったのは『汚染水』でした。
1年前には『汚染水』が、ここまで大きな問題になるとは思ってもいませんでした。IOC総会で、安倍総理が『アンダーコントロール』とアピールせざるを得なかったように、世界からも厳しい目が注がれています。会議には汚染水対策の専門家をお呼びして、基調講演をお願いしました。

いかに汚染水を止めるのかを検討する、国の知恵袋のような先生です。
原発施設の周囲を凍った壁で囲う『凍土壁』は本当に有効か。
他には対策はないのか。
二重、三重の対策が必要ではないのか。
100%『アンダーコントロール』は本当に可能なのか・・・。

先生の話を聞きながら、実は汚染水問題というのは、廃炉に向けた作業の前段でしかないことに気付きました。これから40年間続く、廃炉作業のほんの一部分だと。そして、営利企業である東京電力だけでは対処できないことも痛感しました。

会議では講演のほかに、FNN各局から課題報告がありました。
フジテレビの担当記者は、現在進められている原発の安全審査について表の話と裏の話を詳述しました。電力各社にとって、原発の再稼働がいかに死活問題か。世界最高水準とされる、新しい規制基準をクリアする困難さ。そこには、原発を動かすメリットとデメリットもあることが分かりました。
ネット局の記者からは、安全審査中の原発をめぐる現状が報告されました。一部で再稼働一番乗りともみられている原発です。原発に関する全てのトラブルを地元に報告する通報制度があるとのこと。立地条件の良さなどもあり、地元では原発再稼働に対して目立った反対はないんだとか。

あの日から2年半が経ち、福島第一原発の事故を風化させまいと思いつつ、
われわれ記者は『原発が再び動く日』を取材することになるのかもしれません。
その時に何を肝に銘じておくべきか。
それを改めて考えさせられる会議となりました。

文:平松秀敏(フジテレビ 取材センター社会部)

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