テレビ局の美術ってこんなに楽しい!美術制作局がデザインフェスティバルを初開催!
[2013年4月24日更新分]
展示の様子 「もっとテレビ美術を知ってもらいたい 楽しんでもらいたい もっといろいろな人達と交流して、より広がりのあるデザインをしたい もっとテレビ美術を目指す若者が増えてほしい」 フジテレビデザインフェスティバルは2月15日~22日、フジテレビ1階にて展示・公募・講演の3つの柱で行いました。こうしたデザインの催しはフジテレビでは初めての試みです。
展示はフジテレビと韓国MBCの人気番組デザインをパネルで紹介。
さらに図面、台本、模型などを展示しました。「この番組、スタジオセットだったのか」「こういう事を考える人がいるんだ」など色々な方に興味を持って貰えた様です。 展示で色々なタイプのデザイナーがいることが分かれば、色々な交流チャンスが生まれるのではないかと思います。
フジテレビ史上初、番組のセットを学歴職歴不問で公募しました。
「条件不問で面白い人と会いたい」「究極の視聴者参加番組をやりたい」番組プロデューサーと我々の気持ちが一致して現在放送中の「アイドリング!!!」で初の試みをやる事になりました。結果多数の応募をいただき授賞式ではアイドリング!!!メンバーがフェスを盛り上げました。又、この様子は収録され番組ファンとの良き交流の場にもなりました。受賞は京都の大学生です。 現在新セットでオンエアが始まりました。是非ご覧下さい。
国際交流と異業種交流をテーマに2つの講演を行いました。
<<国際交流としてはMBCとフジテレビのデザイナーが講演しました。>>
講演会MBC×フジテレビ近年のK-POP、韓流ドラマの人気も納得するのは、かなりのスケールで韓国の美術業界も進歩し番組に大きく貢献しています。日本では考えられないスケールの時代劇オープンセット、野外コンサート、最新のLEDなどを紹介しましたが、ここまで凄いのかと認識を新たにした関係者も多かったと思います。本気で作ったものは面白い。それが韓国の番組には感じられます。今後も注目し交流していきたいと思っています。
<<異業種交流のテーマでは、建築デザイナーとフジテレビの講演です。>>
ゲストの星野大志朗(株式会社星野組代表取締役)さんは、テーマパーク・遊戯施設・飲食店などにエンターテインメント性を持った独特の世界を作る方です。 飲食店はじめさまざまな分野でエンターテインメント性を求める施設が増えているのは興味深いところです。
今回の講演の参加者は「どんなポジションでもアイディアを持つ事が大事だと思った」「こんな製品があるとは知らなかった」「思っていたよりも進んでいてビックリした」などの感想を持たれた様です。参加された方それぞれが刺激を受けてくれたらと思っています。そしてテレビ美術がもっとオープンになっていけばと思っています。
いろいろな方が美術に注目し、楽しく感じてくれて、目指す若者が増え、テレビ美術が力を高めて色々な形で成長し、社会に貢献できたら幸いです。
文:塩入隆史(フジテレビ 美術制作センター)