2009年から全国各地で継続して行っている食育出前授業『ハロー！どっこくん。』。
プログラムの中の『どっこくん体操』はいつも子どもたちに大人気～♪
その体操を考案してくれたアトランタ五輪体操日本代表の田中光さんは、この活動をいつもあたたかく多方面からサポートしてくれています。


月夜野幼稚園にて
左から：司会の松尾紀子アナ
田中光先生、ラフくん 2月8日に実施した群馬県みなかみ町でのイベントも、この田中光さんのご紹介で実現！さらにみなかみ町まちづくり交流課のご協力も得て、この日1日で3つの園に伺いました。

今回出会った子どもたちは3ヵ所あわせて約170人。
食育出前授業初登場だったスペシャルゲストのラフくんも大人気！
紙芝居を読んだり、『どっこくん』体操を踊ったり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

＜『ハロー！どっこくん。』のお申し込みはこちら＞

フジテレビ　松尾紀子アナウンサーからのメッセージ

フジテレビ松尾紀子アナウンサー冬型の気圧配置で冷え込みが強くなった2月8日、私は、群馬県の一番北にある「みなかみ町」に行きました。フジテレビのCSR食育イベントで、子ども達に、かっこいいうんち『どっこくん』のお話をするためです。

出発した朝7時、東京も寒い朝でしたが、上越新幹線の上毛高原駅に降り立った時は、キーンと冷たい空気が全身を包みました。でも、晴れ渡った青い空に雪化粧をした山々がとても美しく生えて、心はウキウキ弾んでいました。

みなかみ町は、谷川岳や三国山に囲まれ、利根川の源流や温泉もある自然の豊な町です。
まず最初に向かったのは、私立「水上わかくりこども園」。車で移動して間もなくすると青空はすっかり姿を消して、雪が舞い始め「雪国」の景色に一変しました。私たちが到着するのと同時に、子ども達も園のお迎えバスで到着。園長先生に一人一人抱きかかえられながら、スキーウエアとスノーブーツ姿の元気な小ども達がバスから降りて来ました。

清潔で明るい園舎「水上わかくりこども園」は、3年前に幼稚園と保育園が合併した「幼保一体」のこども園です。元々幼稚園だったのですが、今の子育て事情に合わせて、保育園と一緒になりました。

0～6歳の子どもたちが仲良く参加「好き嫌いなく色々な食べ物を良く噛んで食べると、かっこいいうんちが出る元気な身体になる」ということを、『ハロー！どっこくん。』の紙芝居を使って話していると、さすがに豊かな自然の中で育っている子どもたち、山菜やきのこの名前を良く知っています。
毎日の生活の中で、目にしたり、食べたりしているからなのでしょう。あの苦味のある新鮮な山菜をふつうに食べられるなんて、本当にうらやましくなりました。

次に向かったのは、「月夜野幼稚園」。

ここでも子どもたちは、山菜やきのこの名前を良く知っていてビックリ。更に、アトランタオリンピック体操日本代表選手で「どっこくん体操」の生みの親、田中光先生も登場！「どっこくん」に扮した田中先生と一緒に、子ども達は、お腹をグルグル回したり、腕を振ったり、片足で立ったり、身体を思いっきり動かしながら「どっこくん体操」を楽しんでくれました。

おしまいに訪れたのは「にいはることも園」。ここには、小学校を改装した広い園舎に、ゼロ歳から就学前までの子ども達がいます。
『ハロー！どっこくん。』に参加してくれたのは3歳以上の大きな（？）子ども達です。広い体育館はシンシンと冷えていたのですが、紙芝居や体操が始まると、子ども達は、元気な声で、春夏秋冬の旬の食べ物を口ぐちに発言したり、体操の時も思いっきり身体を動かしていました。

「家に帰ったら、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんにも教えてあげてね」と言うと、更に一生懸命体操してくれました

ハウス栽培のいちごの収穫が最盛期3つのイベントが終わって、地元のいちご「やよいひめ」を頂きました。一粒が普通のいちごの2倍以上という大粒のやよいひめは、とても甘くみずみずしくて、しかも歯ごたえのある、本当に美味しいいちごでした。
みなかみ町は、山菜、キノコ、野菜だけでなく、いちごを始め、ブルーベリー、プラム、ぶどう、りんごなど、果物も一年を通して食べられるということ。日々の暮らしそのものが「食育」となっている場所なのだと感じました。

文：松尾紀子（フジテレビ　アナウンサー）