フジテレビのCSR活動 2013年度~2020年度

2012年度活動報告

2012年度活動報告TOP
TOPICS
社会貢献活動
環境
番組
TOP2012年度 社会貢献トピックス『ガチャピン・ムックとクリスマス』 in 岩手県宮古市 8か所・約1000人の子どもたちを笑顔に!
2012年度 社会貢献トピックス

『ガチャピン・ムックとクリスマス』 in 岩手県宮古市 8か所・約1000人の子どもたちを笑顔に!

[2012年12月26日更新分]


12月3日・4日と2日間にわたり被災地支援「ずっとおうえん。プロジェクト」の活動で、岩手県宮古市を訪れました。
宮古市内にある幼稚園や保育園にお邪魔し、ガチャピン・ムックそして岩手めんこいテレビのキャラクターミット君、進行役の山中章子アナウンサーと共に、ひと足早いクリスマスイベントを行いました。

この日のためにサンタクローズの格好をしたガチャピンやムックが登場すると、子どもたちは大はしゃぎ!
みんなで『あわてんぼうのサンタクロース』を歌ったあと、岩手めんこいテレビのキャラクターのミット君も登場し、さらに会場は大盛り上がり♪

全員が集合したところで『ネコニャンニャンニャン、イヌワンワンワン、カエルもアヒルもガーガーガー』の可愛いダンスをみんなで歌い踊りました。
事前に先生と一緒に練習してくれたおかげでみんなとっても上手に踊ってくれましたよ。

ちょっと早いクリスマスプレゼントを受け取ってニンマリする子どもたち。
最後にはみんなで記念撮影♪

ある保育園では子どもたちからお礼のプレゼントを頂きました!

子どもたちにプレゼントをもらって、とっても嬉しそうなガチャピンとムック☆



今回の「ずっとおうえん。プロジェクト」ではその言葉通り“ずっとおうえん”することの意味を考えさせられたイベントだったように思います。
宮古市は東日本大震災の津波により甚大な被害を被った街で、1年9か月が経った現在はどんな風になっているだろう?と少々心配しながら現地入りしました。


被害の大きかった田老地区も訪問しましたが、今でも家の基礎だけが残ったままのその姿は生々しい津波の爪痕を物語っているようでした。
園舎が被災したという『田老保育所』は現在、仮設園舎として『グリーンピア三陸みやこ』敷地内に建っています。仮設とはいっても木目調の温かい雰囲気がとても印象的でした。

震災後1年9か月たった現在の田老地区 仮園舎ながら
温かい雰囲気の田老保育所

2日間で計8か所の幼稚園・保育所を回り、合計約1000人の元気な子どもたちに会うことができた今回の「ずっとおうえん。プロジェクト」。
震災が発生してからこの日を迎えるまでに先生方も子どもたちも、そしてそのご家族もきっと大変な思いをして生き抜いてきたのだ…と思うと、みんなのその笑顔の裏にあったひとりひとりの苦労や悲しみを想像して胸が詰まる思いもしました。
私たちにできることを全力で考え、少しずつでも“ずっとおうえん”していく覚悟を持ちながらこれからも活動していきたいと心から感じました。

文:佐藤可奈(フジテレビ 総務部)

フジテレビ 山中章子アナウンサーからのメッセージ


フジテレビ・山中章子アナウンサー
今回初めてCSRのイベントに参加しました。
訪れたのは岩手県。
日曜の朝のニュースを読んだ後、スタッフの方々と一緒に新幹線で盛岡に向かい、そこで岩手めんこいテレビの方々とお会いしました。
私は今まで岩手を訪れたことがなかったので、しっかり着込んでいったものの東北ならではの寒さに震えました。


夜、岩手めんこいテレビの方々に震災当時のお話や、復興の過程、現在の状況などをお聞きしました。テレビで見たことはあっても実際に被災された方のお話を聞くと、よりリアルに伝わってきます。

「大変」という一言では言い表せない多くの困難に直面し、それを懸命に乗り越えてこられたのだと改めて感じました。

その後、ホテルで打ち合わせ。今回は2日で8か所を回るハードスケジュールです。私の苦手な歌も、あわてて覚えたダンスもやらなくてはいけません。こどもたちを楽しませてあげられるだろうか。そんな不安が、本番が近づくにつれ膨れ上がってきます。


翌朝、早起きしてバスで宮古市内へ。最初の訪問先、宮古泉幼稚園に到着しました。そこには300人を超える園児たちが!
そんなに多くのこどもたちに会うのは初めてで、少し動揺。
そしてみんなの元気いっぱいの大きな声に、びっくり。


サンタの衣装が
かわいいミット君
ガチャピンサンタとムックサンタが来ると、会場は大盛り上がりでガチャピンとムックの声が聞こえないくらいの大歓声に包まれました。
「あわてんぼうのサンタクロース」をみんなで歌い、その後、岩手めんこいテレビのミット君も登場!

『ネコニャンニャンニャン イヌワンワンワン カエルもアヒルもガーガーガー』ダンスを踊りました。
はしゃぐこどもたちがあまりにもかわいくて、おねえさんはノックアウト。
ガチャピンとムックからクリスマスプレゼントを渡し、その後クラスごとに記念撮影しました。どの子もみんな興味津々でガチャピンとムック、そしてミット君に近寄ってきます。抱きついたり、握手をしたり、思い思いの愛情表現を見せてくれました。中には大きさに驚いたのか泣いている子もいましたが、先生も含めてみんなが喜んでくれたので、とてもうれしかったです。
この日は4か所を回りました。最後に訪れた田老児童館では幼稚園児だけでなく、児童館に遊びに来ていた小学生も何人か参加してくれ、一緒になって盛り上がってくれました。

ダンスが得意な山中アナが
しっかりリード
ガチャピン・ムックとふれ合う子どもたち

翌日も4か所回り、この日は途中で田老地区の防潮堤があったところを見学させてもらいました。今もまだ残る生々しい津波の爪痕。電灯が無残にも折れ曲がり、住宅があったところは基礎部分しかない状態、1、2階部分が鉄筋むき出しのホテルもあり、津波のすさまじさ、恐ろしさを見せつけられました。こどもたちの目にもきっとこういう光景が焼き付いていると思うと、胸がしめつけられる思いでした。

どの幼稚園もあたたかく迎えてくださり、2日間で1000人以上の子どもたちと触れ合いました。そしてイベントが終わるとみんなが「ありがとう」と言ってくれました。ガチャピン、ムック、ミット君だけでなく、私にもサプライズで手作りのクリスマスプレゼントをくれた子もいて、本当にあたたかい気持ちになりました。
こちらこそありがとうございました!!
私にできることは小さいけれど、これからも「ずっと」応援しつづけ、少しでも支えになれればいいなと思います。

文:山中章子(フジテレビ アナウンサー)

Copyright © Fuji Television Network, Inc. All rights reserved.