フジテレビのCSR活動 2013年度~2020年度

2012年度活動報告

2012年度活動報告TOP
TOPICS
社会貢献活動
環境
番組
TOP2012年度 社会貢献トピックス宮城県山元町「ふれあい産業祭」やまもと食育フェアで食育出前授業を開催!
2012年度 社会貢献トピックス

宮城県山元町「ふれあい産業祭」やまもと食育フェアで食育出前授業を開催!

[2012年12月21日更新分]

ずっとおうえん。プロジェクト」の一環として「食育出前授業『ハロー!どっこくん。』」を宮城県山元町で開催しました。

山元町は宮城県の東南端に位置する沿岸の町で、常磐線の坂元駅も津波の直撃を受け崩壊、沿岸線から1.5㎞の範囲でほとんどの建物が流出するなど多くの被害を受けました。

11月23日山元町役場が主催する「ふれあい産業祭」に合わせて「第9回やまもと食育フェア」が役場敷地内の保健センターで開催され、フジテレビの梅津弥英子アナウンサーと仙台放送の広瀬修一アナウンサーが『ハロー!どっこくん。』の食育出前授業を行いました。


特別ゲストとして仙台放送のキャラクター「ジュニ」くんが登場。
かっこいいうんちと仲良くなるための「どっこくん体操」と「ジュニ体操」で会場の
みんなと一緒に元気にからだを動かしました。

フジテレビ 梅津弥英子アナウンサーからのメッセージ


子どもに語りかける梅津アナ
本番前に、広瀬アナと「ふれあい産業祭」と「やまもと食育フェア」の場内をぐるっと巡りました。


中央のステージでは、地元の小学生の鼓笛隊が演奏をしていて、シンバルを体いっぱい使って叩いている男の子が、とっても可愛くて微笑ましくて・・・周りのたくさんの人も笑顔になっていました。

ちょうどお昼時だったこともあり、子どもたちが集まってくるのを待って、
私たちのイベントはスタートしました。


1番にきてくれた男の子2人兄弟(そっくり!)が、はじめは恥ずかしそうに声を出すことをためらっていたのに、紙芝居の途中で野菜の名前を聞くと、「オクラ!」「ここにあるよ!」と前に出て来て、元気に答えてくれました。すぐそばで子どもたちに話しかけながらできるイベントは、また味わいが違うものです。


大人気のジュニ君!
それにしても、ジュニ君人気は絶大!写真撮影には長い列ができたので、私はその時間を使って、お母さん方に話を聞くことができました。
震災時に生まれたての赤ちゃんを連れて逃げた方、大きなお腹を抱えていた方、震災後に妊娠していることが分かり当初は自分に産めるのか自信が持てなかったと話す方。子どもに向ける顔は明るくて温かくて、そんな想いを持っていたなんてビックリしました。

そういえば、震災直後の取材で知り合った助産師さんに再会したスタッフは、「個人的な感覚だけど、妊産婦は震災前の半数以下に減っている」という話を聞いたそうです。


復興への道のりは遠く…
イベント終了後、津波に襲われた手付かずの広大な土地を見て、改めて復興への道のりを想像しました。
そして、復興は目に見えることだけでは推し量れない。明るさや安心が本当の意味で取り戻せるまで、出来ることを探して“ずっとおうえん。”したいと気持ちを新たにしました。

文:梅津弥英子(フジテレビ アナウンサー)

仙台放送 広瀬修一アナウンサーからのメッセージ


仙台放送 広瀬修一アナウンサー
3連休初日の11月23日。
今回は宮城県山元町の役場前にある広場で開かれた「ふれあい産業祭」の会場に行ってきました。
震災からの復興を目指そうと、去年から始まったお祭りです。
今年は、復興支援のため山元町に職員を派遣した全国各地の29自治体がチャリティブースを出店させ、大変な賑わいを見せていました。


産業祭は大賑わい
イベントには沢山の子どもたち。食育イベントスタートです。

この日は、普段は知らない子同士、10カ月のお子さんから小学生まで幅広い年齢の子どもたちが参加してくれました。
それでも、紙芝居の中でのクイズでは、お兄さんお姉さんたちが小さな子たちにヒントを教えてあげる姿も。


‘どっこくん体操’では初めて見る振り付けにも、迷わず大きく体を動かして元気いっぱい踊ってくれました。
気づけば、知らない子同士なのに、いつの間にかみんな仲良し。

子どもたちは、いつでも、どこでも、誰とでも友達になれるのですね。


そして、いつでも、どこでも、誰からも大人気なのが仙台放送のマスコットキャラクター・ジュニくん。
ジュニくんと握手して、ジュニくんにハグしてもらって、子どもたちは本当に嬉しそうな笑顔をしていました。

宮城県は今でも全国各地から温かいご支援を頂いています。

実は山元町役場はプレハブの仮庁舎で業務を行っていて、その隣には震災によって損壊し解体工事が始まったばかりの旧庁舎が痛々しい姿で残されていました。

震災による大きな爪痕が、いまも目に見える形ではっきりと残されている状況。
それでも子どもたちは、友達たちと助け合いながら、希望に満ちた笑顔を見せてくれました。

多くの人に勇気をくれる子どもたちの笑顔。
これからも、その輪がドンドン広がっていきますように!


文:広瀬修一(仙台放送 アナウンサー)

Copyright © Fuji Television Network, Inc. All rights reserved.