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地球環境大賞2012・特別番組「つなげていこう未来へ 続けていこうできること」

[2012年8月23日更新分]

岡 康治プロデューサー スペシャルコラム

「産業の発展と地球環境との共生」を理念に、今年で21回目を迎えた地球環境大賞。地球を守るための技術の開発や取り組みなどが評価され、これまでに214の企業や団体が受賞してきました。そうした技術などの優れている部分をわかりやすく紹介する特別番組の担当となって、3回目になります。
(地球環境大賞2012~つなげていこう未来へ 続けていこうできること~2012年6月24日放送)

今回大賞を受賞したのは、サントリー。山梨県の白州にある蒸留所の裏手に広がる森が、その現場です。
普段、関係者以外は立ち入ることができない森に、アナウンサーやスタッフとともに分け入りました。

担当者に木々や山の状況などを伺いながら、歩くこと2時間余り。たどり着いた先には、こんこんとあふれ出る湧水が・・・実はこの湧水は、20年前にふった雨水が長い年月をかけて、山に浸透したものだそうです。

ところが、いまこうした湧水に深刻な危機が迫っていることを皆さんご存知でしたか?
その危機とは、「山の崩落」。
無計画な植林などで、地面に日光が届かず、草木が育たなくなる。そこに雨が降ると、地盤の流出が起き、豊かな土壌が失われる。その結果、森が水を守る力・保水力も落ち、雨水が地下に浸透しなくなって、湧水が枯れてしまう・・・こうした危機は、ここに限らず、日本全国で起きていることなのだそうです。



南アルプスの森では、丸太で土の流出をせき止め、草木を育てることで山の再生に取り組んでいました。
険しい道を登り、木を伐り出して、草木を根付かせる・・・20年前に降った雨を飲んでいる、ということにも驚きましたが、未来を見据えて20年後のおいしい水を育むために、地道に根気強く山を守り続ける。その姿と心意気に感じ入りました。


中東・アラブ首長国連邦の
「マスダールシティ」
一方、今回は、日本の未来につながるヒントを探るため、20年後の世界を先取りした最先端環境都市を緊急取材しました。中東・アラブ首長国連邦の「マスダールシティ」です。

2兆円を投じて開発中のこの街が凄いのは、エネルギー問題とは無縁に思える産油国なのに、脱石油を掲げ、電気をすべて再生可能エネルギーで供給しようとしているところ。
それだけではなく、自然の力を巧み取り入れる工夫が随所になされています。
例えば、建物に凹凸をつけることで、影を作り出し太陽光をシャットアウト。さらには建物の配置を工夫することで、風通しをよくする。この結果、町の外とくらべ、気温を4度も下げることを可能にしました。

さらに、昼間に太陽から集めたエネルギーを蓄えることができる未来型"太陽光"発電システム。外観は宇宙ステーションのようです。そして、ガソリン車が乗り入れ禁止の街の中を走る無人の電気自動車・・・まさに子どものころに絵本で目にした未来都市です。

緑と水に恵まれた南アルプス、砂漠と太陽の街マスダ―ルシティ・・・
アジアの西と東、気候も取り組みも一見対極にみえますが、いま、トライしていることを未来につなげていこうという現場の人たちの思いは、変わることはありませんでした。

文:岡 康治(フジテレビ 情報制作局 情報企画センター)

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