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2011年度社会貢献トピックス

「世界ダウン症の日」イベント司会を通じて~笠井信輔アナウンサーの報告

[2012年4月16日更新分]

笠井信輔アナウンサーの報告

3月20日春分の日に、聖路加看護大学で「世界ダウン症の日」のイベントがあり、司会をさせて頂きました。心に残る素晴らしいイベントでした。
どの国でも約1000人に一人の割合で生まれるダウン症の子どもたち。
多くのケースで、知的な発達に遅れが見られます。
しかし、最近ではほとんどの子どもたちが、普通に学校生活や社会生活を送っています。(日本ダウン症協会パンフレットより)
私の友人のお子さんがダウン症だということもあって、今回司会を引き受けさせて頂きました(これまでも、ダウン症のお子さんたちのコンサートの司会など引き受けたことがあったのですが、それはそれは、感動的ですよ!)。
今年の世界ダウン症の日は、特別な日でした。
なんと今年から、毎年3月21日を「世界ダウン症の日」と定める国連決議が正式に採決されたのです。
スタッフのみなさんは、多くが、自らダウン症のお子さんをお持ちの親御さんたち。その熱意は並々ならぬものがありました。


ダンスを披露するラブジャンクス
手作りイベント当日のプログラムも多彩でした。
オープニングは、ダウン症ダンスチーム「ラブジャンクス」の見事なダンスパフォーマンス。
さらに駐日南アフリカ共和国の特命全権大使:モハウ・ペコ閣下(女性)のご挨拶。
挨拶のあと「日本のお菓子屋さん不二家をしってますか?」
と私がアドリブを繰り出すと、
「もちろん、ペコちゃん!」と、大使。会場は笑いに包まれました。


作品に見入る観客たち
そのあと、フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション
~ピュアにダンスⅣ田中家の7年~」の上映会が行われました。
ダウン症のお子さんともに歩む田中家を7年も追い続けた渾身の
ドキュメンタリーです。

番組を制作した
河村正敏プロデューサー兼カメラマン
ダウン症のお子さんを持つ誰もが言います。
「最初は、ショックだった、悲しかった、泣いてばかりいてた」と。
でもみなさん必ずこうも言うのです。
「ダウン症の子を授かってよかった」
「この子に出会えてよかった」
田中家の皆さんも同じでした。
放送業界において権威と歴史のあるアメリカ≪エミー賞≫の最終選考まで残ったこの番組を、みんなで心をふるわせて見ました。
(また、テレビじゃなくて大きなモニターでみんなで見るのがいいんです)。

そして、ダウン症の青年2人による「主張」が行われました。
児童館で働く一人は、上司が変わって、突然、子どもたちとの触れ合いができない職場に異動させられてしまい、辛い思いをした経験を・・・。
もう一人の青年は中学校時代、普通学級に通っていたが、教師に厳しい差別待遇をうけたこと、そのきつく悲しかった体験を告白しました。
優しい人たちが暖かく見守るなかで、まだまだ理解の進まないダウン症の人達に対する厳しい社会の対応がここで明かされたのです。


笠井アナと合唱団の皆さん
最後は、「子どもの城児童合唱団」の皆さんの合唱です。

ダウン症の子さんも交じった合唱団の15分にわたる、歌とパフォーマンスは、本当、これ以上ない感動を会場に届けてくれました。

私は・・・・司会にも関わらず、涙が止まらずに、泣きながら、最後の進行をするしかありませんでした。

文章ではこの時の感覚をうまく表現できません。
ただ、「この記念すべきイベントで、少なくともこの会場の皆さんの心はひとつになった」という確信はありました。本当にかけがえのないイベントの司会をさせてもらったなという思いでいっぱいです。

帰りに、スタッフのママさんたちから、「来年も絶対にやってくださいね!」と頼まれました。
「もちろん!」
私は手帳を取り出して、2013年3月20日の欄に「ダウン症の日・司会」と書き込みました。
また来年もみなさんにお会いできることを願って・・・・

文:笠井信輔(フジテレビ アナウンス室)

財団法人日本ダウン症協会「世界ダウン症の日」公式サイトはこちら
http://jdss.or.jp/321/event/2012.html

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