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2011年度 社会貢献トピックス

岩手県山田町の「復興・山田がんばっぺし祭り」で
「こどもおうえんプロジェクト・ちびまる子ちゃんイベント」を開催

[2012年4月3日更新分]

3月18日、フジテレビが継続して行っている「こどもおうえんプロジェクト」で「ちびまる子ちゃんイベント」を開催しました。

岩手沿岸のほぼ真ん中に位置する山田町。
津波とそのあとに発生した火災で市街地は大きな被害を受けました。
中央公民館・山田町役場の建物のある敷地のすぐ下まで、被害がありましたが、坂の上にあった中央公民館は難を逃れ支援物資の集積所として使用されたということです。

その山田町中央公民館特設会場で、3月17、18日の両日、岩手県山田町商工会が実行委員会事務局となり、「復興・山田がんばっぺし祭り」が開催されました。

「元気を出して前へ進もう!」「地元商店街を復興させよう!」と、飲食ブースで地元の特産品を販売したり、キャラクターショーや郷土芸能も披露、復興に向け前進していることをアピールしました。


藤村アナとミットくん
フジテレビは、被災地支援「こどもおうえんプロジェクト」の一環として、18日に中央公民館の小ホールを借りて、「ミットくんとのこどもおうえんプロジェクト」・「ちびまる子ちゃんグリーティング」・「ちびまる子ちゃん上映会イベント」の3ステージを午前と午後それぞれ1回ずつ開催しました。

子どもたちはもちろん、ご家族、おじいちゃん・おばあちゃんも来て下さり、述べ400人以上がイベントに参加。

  ちびまる子ちゃんとしっかり握手

最初に、進行役の藤村さおりアナウンサーとともにステージに登場した「ちびまる子ちゃん」に子どもたちは大喜びで握手をしたり、抱きしめてもらったりしていました。

上映会の後のダンスイベントでは、まず、ちびまる子ちゃん、藤村アナウンサーと一緒にポイントを練習。その後、音楽に合わせて全員でダンス!練習のかいあって、上手に踊ることが出来ました。

フジテレビCSR推進室では、この4月から『こどもおうえんプロジェクト』をさらに発展させた『ずっとおうえん。プロジェクト』をスタートさせました。
これは、数年先までを見越した「長期的・継続的支援」を念頭に置いたものです。
被災地の子どもたちはもちろん、家族を亡くしたお父さんやお母さん、仮設住宅に住むお年寄りなどにまで対象を広げ、"フジテレビらしい"イベント活動などで、『失われたコミュニティー』を新たに形成するお手伝いなどができないかと考えています。
自分たちの得意分野を生かし、フジテレビにしかできない「支援力」で、これからも息の長い活動を続けていきたいと考えています。

フジテレビ 藤村さおりアナウンサーの報告

新幹線で東京から北上して2時間半、盛岡へ。
そこからJR山田線で2時間半、今度は東へ移動しようやく宮古駅に到着。
昼のニュースを終えて東京・台場を飛び出したものの、現地に着いたら完全に夜になっていました。

JR山田線今回私達が乗ったJR山田線は単線で実に味わい深く、山中に入り雪深くなってくると、つづら折りになった川と線路が交互にシュプールを描き、素敵な情景を創りだしていました。
途中、何度となく汽笛を鳴らしていたのは、鹿を避けるためだそう。風情があります。

そんな県民の"大切な足"もこの一年、海沿いの路線は津波で寸断されたまま。
日常生活がままならないことがどれだけ大変か、身をもって体感して始まった今回のイベントとなりました。


30以上のお店が出ていました!
この沿岸で、唯一、津波被害を免れた会場には30を超える出店(でみせ)があり、海産物あり、綿菓子あり、射的あり。美味しい香りと楽しい雰囲気はまるで学生時代の文化祭を思い起こさせました。

さてイベントはというと、岩手めんこいテレビのミット君も盛り上げてくれ、握手会やまるちゃんの上映会などを行いました。

まるちゃんやミット君と写真を撮る時の子ども達の笑顔、そしてその最高の顔をカメラに収めようと必死で子どもたちを呼ぶ親御さんの姿が忘れられません。

でも、中には消防士だったお父さんが津波に流され、1歳4か月のボク(震災当時4か月)を必死で育てている若いママの姿もあり、とても切なく、複雑な気分に・・・。

そんな時、「わざわざ遠く(東京)から来て、こういう娯楽を催してくれて本当にありがたいです」と言って下さる方がいて、少しでも何かのお役にたてたかな・・・と、正直救われた気分になりました。嬉しかったです。

大ホールでは郷土色豊かな演舞が幾つも催されていて、特に年配の方が目を細めて楽しんでいらっしゃったのが印象的でした。
震災から一年。
もう一年、まだ一年、やっと一年。

フジテレビはこれからも、ずっとみなさんを応援していきます。

文:藤村さおり(フジテレビ アナウンサー)

フジテレビでは、今後も、この「東日本大震災・こどもおうえんプロジェクト」を被災地のニーズに合わせ継続して展開していきます。
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