"画集"アプリ"Art Tails"で復興支援
~簡単マンガ制作アプリ"Manga Grill"からつながって~
[2012年3月7日更新分]
フジテレビのビットスタジオ運用部ではホームページやデータ放送の制作の他にアプリも自社開発しています。
その一つ「MangaGrill」(マンガグリル)は、PC(Mac/Win)で使える「マンガ制作アプリ」です。
簡単な操作で、顔型、髪型、目鼻口など各々約100種のパーツを自由に組み合わせてキャラを作成し、ステージに配置してストーリーを作成します。小物や風景など480種の画像アイテムも用意。作品は画像や動画に書き出すことができ、キャラクターや編集ファイルは他のユーザーと共有できます。
このアプリは、Photoshopで有名なAdobe社主催『2010年Adobe Air Contest』で見事グランプリに輝きました。
Manga Grillを使っている方々の一人に『Keiさん』というプロのアーティストの方がいらっしゃって「Art Tails」という震災復興支援プロジェクトをご紹介いただき作品による参加のお誘いを受けました。
■"Art Tails" とは?
『 Art Tails 』とは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の常設アーティストはじめ、世界中で活躍するクリエイターによる東日本大震災復興支援アート&メッセージブック(アプリ:iPhone、iPad、iPod Touch)です。
このアプリの販売売上全額を震災支援を行っている団体に寄付するという活動です。
『"Art Tails"公式ホームページ』
■参加者と作品
プロジェクトから参加呼びかけがあったのは"Manga Grill"の制作に携わったアーティストたちということでした。
そこで、ビットスタジオ運用部に所属するフリーイラストレーター、サンダースタジオこと瀧澤徹とex-designerの沼辺の二名が作って納めたイラストが最新画集の第七巻に掲載されました。
沼辺は、keiさんのご紹介趣旨に則り"Manga Grill"で作りました。
アプリは、一冊85円です。
実用的なアプリではありませんが、素敵な作品が満載ですので絵や写真が好きな方はペラペラめくってるだけで気分がリラックスします。
文:沼辺国夫(フジテレビ クリエイティブ事業局デジタルコンテンツスタジオ室)