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2009年度 社会貢献トピックス

千葉県野田市の「心のバリアフリー交流会」で上映会&朗読会

[2010年2月4日更新分]

千葉県野田市の「心のバリアフリー交流会」で上映会&朗読会



1月22日、千葉県野田市役所で開催された「心のバリアフリー交流会」で、『にゃんこ THE MOVIE 3』上映会とアナウンサーの朗読会を行いました。

この交流会への参加は、エコアナでもある春日由実アナウンサーの社会貢献企画が実現したものです。当日会場に集まった皆さんは240人。

会場内には、「手話」と聞こえにくい方のための即時「要約筆記」のボランティアも参加し、野田市の福祉ボランティアのみなさんの熱心さが伝わってきました。
帰りには、就労支援施設で作ったお菓子やマフラーまで頂いて恐縮しながら、川端健嗣アナと春日由実アナにとって思い出に残る一日になりました。

  お土産に頂いたお菓子や切干大根は、
障がい者の皆さんが
職業指導所で作った手作り。
昼食に頂いたパンは、
社会福祉法人はーとふるで作られたもの。
焼きカレーパンは、とくに絶品でした!

川端健嗣アナウンサーからのメッセージ

冬晴れの寒い一日でしたが、会場となった野田市役所の天井の高いホールは、様々な障がいを持つ皆さん、そしてそのご家族や支援活動をされている皆さんで一杯になっていました。

おなじみの『わんこTHE MOVIE3』の上映会では、猫たちの愛くるしい姿に皆さんからの歓声があがり、すっかり皆さんがリラックスしたところで、私と春日アナウンサーとでお送りする絵本の朗読へと移りました。 

絵本の素敵な挿絵が映され柔らかな音楽が流れる中、私たちが一言一言に心を込めて朗読した文章を、しっかりと受け止めようとする強い思いが伝わってきました。

真剣勝負、というような緊張した場面ではもちろんなく、楽しみながら続くテニスのラリーのような感覚・・・・。その時、ああそうか!しょーゆーことか!(キッコーマンのお膝元、野田市だけに!)と、思わずハタと膝を打ちました。

「心のバリアフリー交流会」。
そうまさに、障がいを持つ皆さんとの間に作られがちな「心の壁」がなくなる、それを身をもって体験した瞬間でした。温かい出会いは心を豊かにしてくれる。聞いてくださった皆さんから、こちらが何か素敵な贈り物を頂いたような気がしました。

言葉を紡ぐという事が、たくさんの皆さんの心をつなぐことにつながる。
そう実感できた一日でした。

文:川端健嗣(フジテレビアナウンサー)

春日由実アナウンサーからのメッセージ


エコアナになって半年。自分なりに、どういった社会貢献ができるかを考えた中で、今回のイベントが実現しました。
向かった先は、千葉県野田市。私が育った町です。
今でも、父が作る無農薬野菜をもらいに月1回程のペースで帰りますが、キッコーマンしょうゆで栄えた町ならではの独特の麹のにおいも、のどかな田園風景も大好きで、私にとっては心も体も休まる大切な場所です。


朗読の合間のフリートークも手話通訳!


野田市障がい者団体連絡会とつくしんぼの皆さんが継続的に開催している「心のバリアフリー交流会」そこには、障がいを持つ人も、そうでない人も心のバリアーが取り除かれ、各々にとって住みやすい町を作りたいという願いが込められています。
当日は、様々な障がいを持った方だけでなく、支えているボランティアの皆さんなど200人以上が集まってくれました。私が「フジテレビに入社後、野田から台場まで通っていたんです。どんなに通勤時間がかかっても、野田から離れたくなかったので・・・」と話すと、拍手!
川端アナが会話の流れで「しょうゆーこと!」としょうゆを出すと会場からは大笑い!このリアクションも野田市ならではですよね。
朗読時には、大きな声で一緒に読み上げてくれて、絵本の世界をとても楽しんでくれていることが伝わってきました。



最後に、「世界にたった一つのマフラーです。私たちが作りました!」と渡されたマフラー。一つ一つ時間をかけて、手織り機で作ってくれたそうです。そのきめ細かい作業に感動しつつ、各々出来る作業を楽しみながら行っている光景が目に浮かんできました。

大切に使わせて頂きますね。
また、皆さんの笑顔とパワーをもらいに野田に帰ります。
ありがとうございました。

文:春日由実(フジテレビアナウンサー)

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