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2009年度 社会貢献トピックス

FOOD ACTION NIPPON 社員食堂での取り組み

[2009年7月31日更新分]

■天ぷらうどんに使われている国産の食材は、たったの23%!
「日本食」と思って口にしている天ぷらうどんですが、実は、食材の約8割を輸入に頼っていることをご存知ですか?


天ぷらうどん
国内の食糧自給率は戦後低下の一途をたどり、世界の主要先進国の中でも最低水準の40%にまで落ち込んでいます。記憶に新しい昨年のバター価格の高騰、これは、輸入相手国の事情がいとも簡単に我々の食生活を左右することを物語っています。

さらに、食料自給率の低下は、食の欧米化が引き起こす健康問題や、大量に輸入して大量に捨てることによる環境の悪化など、深刻な問題を引き起こしているともいわれています。

■フジテレビができること
そこでフジテレビは、農林水産省と企業団体とが推進する食料自給率向上に向けた国民運動『FOOD ACTION NIPPON』の推進パートナーとなり、この問題に正面から取り組むことにしました。


国産野菜表示ボードと料理
「フジテレビで食料自給率にアップ協力できることは…?」
「社員食堂で国産の食材を食べよう!」
ということで7月から始めたのが、社員食堂・DAIBAでの国産野菜の産地表示です。

レジのスタッフによると、「自分の地元の野菜が入っているから好物の肉をやめて野菜料理を注文した」という男性や、野菜以外に肉や魚の産地を尋ねて注文を決める女性社員も現れ、産地表示によって国産食材への関心は高まっているということです。

埼玉産のタマネギはハヤシライス、長野産のキャベツは回鍋肉、新潟産の舞茸は鴨南そばへ、といった具合に、産地を知りメニューを選ぶ習慣が、個人の健康管理や、ひいては日本全体の自給率アップにも繋がっていきます。
この試みは、秋にはお米、冬には魚と、季節毎にテーマを広げて実施していく予定です。

■一人一人の意識改革を

和風ラーメンミニチャーハン


鮪ホホ肉ステーキ
「輸入食材は農薬等の問題に関して信用しにくい反面、国産品の利点は農薬基準が低く、安心して提供できる点」と語るのは、DAIBAの小原秀仁調理長。

小原調理長は、休みの日にたまたま試食したシイタケの美味しさに感動し、仕入先を調べたところ、それが産地直送の新鮮なシイタケであることをつきとめ、社員食堂への仕入れの契約を実現したほどの“国産食材推進派”です。

未来のために「食」の環境を改善するのは、一人一人の意識改革から。フジテレビでも食料自給率アッププロジェクト「FOOD ACTION NIPPON」に賛同して、今後もこの活動を続けたいと思います。

文:佐々木 昭子(フジテレビ 厚生部)

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