フジテレビは、企業活動を通じた社会への貢献を常に意識し、メディア企業としての特質を生かして様々な分野での社会貢献活動を推進しています。
(1) CSR推進会議プロジェクトチームの活動
フジテレビの社内横断的組織「CSR推進会議プロジェクトチーム」のメンバーは、現在、46名。うちCSR推進室兼務者33名。毎月1回、CSR推進会議実行委員長の参加するプロジェクト活動報告会議を開催しているほか、分科会を作って定期的な企画会議を行っています。その分科会メンバーたちの発案で、2009年度も新しい社会貢献企画が生まれました。
<社会貢献プロジェクトチームの活動>
2006年から2009年12月まで配信されていた「フジポッド文庫」のコンテンツであるアナウンサーの朗読CDを社会貢献として役立てる企画を立ち上げました。
「めざましムービー」無料上映会と絵本朗読会プロジェクト
「めざましテレビ」とCSR社会貢献PTとのコラボレーション企画「めざましムービー無料上映会&アナウンサーによる絵本朗読会」を2009年度も継続的に開催しました。
社屋周辺の清掃ボランティア活動
社会貢献プロジェクトチームが中心となり、第2・4月曜日の昼休みに行っている、
社屋周辺での清掃ボランティア活動。2008年から継続的に実施しています。
<食育プロジェクトチームの活動>
2009年秋から発足した、幼稚園児・保育園児を対象にした食育イベントのプロジェクトチーム。
フジ・メディア・ホールディングのCSR推進連絡会議メンバーであるエフシージー総合研究所が推進している食育プロジェクトとフジテレビの社会貢献プロジェクトのコラボレーション企画です。
子どもたちに食と運動、排泄の大切さを教えるために、まっすぐで“いいうんち”をイメージした「どっこくん」のキャラクターとストーリーを開発。イベントの名称を「いっぽんどっこの会」としました。
【1】食育イベント「いっぽんどっこの会」の実施
・渋谷保育園 (2010年2月10日) 参加人数100人
・アクアシティ内「ママトコ」(2010年3月21日)
【2】オリジナルソング『ハロー!どっこくん。』制作
作詞・作曲:CSR推進PTメンバーの鈴木文太郎(広告宣伝部)
歌唱:石本沙織アナウンサー(エコアナ)
編曲・制作協力:フジパシフィック音楽出版
【3】オリジナル体操の考案
体操考案:田中光(アトランタオリンピック 体操日本代表)
イベント会場で利用するための体操DVDも、2010年度に制作予定
<エコアナの社会貢献活動>
フジテレビのCSR活動を支えるために結成されて3年、23人となったアナウンサー集団『エコアナ』は、2009年度も社会貢献活動を積極的に展開しました。
(2)チャリティ活動
海外における恵まれない子どもたちの支援を目的にフジテレビをはじめとするFNS28局とユニセフとの共同チャリティプロジェクトを36年間にわたって実施しています。
ガイアナ共和国現地取材報告講演会を9都道府県で開催。厳しい環境に置かれた世界の子どもたちの実情を伝えるため、毎年現地に入り取材活動を行い、テレビで伝えきれなかったことを直接講演会で伝えました。
【5】ホワイトシアター
映画収益寄付事業
【1】映画『赤い糸』 [ FNSチャリティキャンペーン]
このプロジェクトでは「ご縁がありますように」ということで『赤い糸』を劇場で鑑賞した観客一人あたり5円に相当する金額を、製作出資社の収益から寄付し、
476万3,915円 の寄付全額がユニセフを通じ2008年度の支援国・南アメリカのガイアナ共和国の子どもたちの保健・衛生・基礎教育の充実のために使われました。
【2】映画『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』 [ FNSチャリティキャンペーン]
「フジテレビ開局50周年記念作品」として8月22日に公開された映画『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』では、入場者一人あたり10円をユニセフに寄付し、その寄付金として100万円がシエラレオネ共和国のこどもたちのために役立てられました。
番組での寄付事業
【1】「世界がもし100人の村だったら」 [ FNSチャリティキャンペーン]
「世界がもし100人の村だったら6」の放送に伴い、ダイヤルQ2による募金活動を実施しました。
1年に1回の放送を続けてきたこの番組のDVD化にあたり、その売り上げの一部もユニセフに寄付しました。あわせて、番組の司会・松岡昌宏さんもDVD印税を寄付しました。
【2】ドラマ「リアルクローズ」 [ FNSチャリティキャンペーン]
関西テレビ制作のドラマ『リアル・クローズ』と共同でチャリティTシャツを販売し、売り上げの一部を寄付しました。
【3】FNS26時間テレビ [ FNSチャリティキャンペーン]
「26時間テレビ」においてオンエアされた「泣いてもいいですか26時間テレビ(グランドフィナーレバージョン)」を「フジメロ」にてチャリティ楽曲配信。26時間テレビのテーマ曲『泣いてもいいですか』を携帯電話でダウンロードして売り上げの一部を寄付しました。
【4】クイズヘキサゴンII [ オフィシャルサイト]
番組から数々のユニットがCD・DVDを発売。その売り上げの一部をライツ開発部から「Love the Earth Project 21」に寄付。国連を通じて地球温暖化防止活動に使われています。「26時間テレビ」でも、ヘキサゴンオールスターズが歌う番組テーマ曲「泣いてもいいですか」のCD売り上げの一部を、同様に寄付しました。
緊急募金 [ FNSチャリティキャンペーン]
9月29日に南太平洋のサモアで、9月30日にインドネシア西部スマトラで地震が発生したことを受け、サモア・スマトラ支援募金を。1月12日に南米のハイチ共和国で地震が発生したことを受け、ハイチ大地震緊急支援募金を。2月27日に南アメリカのチリ共和国での地震発生を受け、チリ大地震被害緊急支援募金を行いました。
フジテレビアナウンサーユニットのアーリーモーニング(高島彩アナ・中野美奈子アナ)が「世界のこどもたちを歌で救おう」という主旨のユニセフの活動『HAPPY BIRTHDAY DOWNLOAD for children』に参加しました。
その他の寄付事業
【1】フジオク [ FNSチャリティキャンペーン]
フジオク(フジテレビオークション)を8月2日から9日に開催。社内に眠るお宝を出品してチャリティに寄付。寄付金額は700万円となりました。
【2】「ヤクルトファン感謝デー」のチャリティオークション [ FNSチャリティキャンペーン]
ヤクルトファン感謝デーのチャリティオークション全額をFNSチャリティ基金に
寄付しました。
【3】あいのり募金 [ あいのり]
2009年3月の番組終了にともない、各国の貧しい子どもたちに教育を受ける機会を与えようと始まった「あいのり募金」も終了しましたが、その未使用残額約1300万円で、募金趣旨に賛同していただいた歌手(番組テーマ曲も歌っていた)川嶋あいさんが立ち上げたNPO法人「ILW」との共同プロジェクトを開始。
「あいのり学校」7校目のバングラデシュ校を、2009年10月に建設開始しまし
た。
(3)企業活動の一環として行っている社会貢献
芸術文化活動
高松宮殿下記念世界文化賞は、財団法人 日本美術協会(総裁 常陸宮殿下)が前総裁高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、協会設立100年を記念して1988年に創設されました。フジテレビでは、世界文化賞の趣旨に賛同し、賞の創設以来、協力をしています。
【2】美術館等の支援
【3】「ロン・ティボー国際音楽コンクール」の支援
若い才能を育み、世界へ羽ばたくチャンスを与える必要性を痛感していたフランスの名演奏家、マルグリット・ロンとジャック・ティボーによって1943年にパリで生まれた「ロン・ティボー国際コンクール」を主催するフランスのジャック・ティボー財団へ寄付を行い支援しています。
【4】国際文化交換協会
国際文化交換協会は、日本と諸外国との間の交流と協力を図り、友好関係と相互理解の増進を目的として、1957年に設立されました。これまで大相撲のニューヨーク、パリ公演の主催をはじめ、「ロン・ティボー国際音楽コンクール」、「日中学生会議」の後援や仏・コルトー音楽学校への奨学金助成、2005年日本国際博覧会(愛知万博)への協賛など多様な活動を続けてきました。フジテレビでは、同協会の趣旨に賛同し、理事を派遣して活動を支援しています。
【5】フジサンケイグループ広告大賞 [ オフィシャルサイト]
日本の広告の向上と広告界の発展に寄与する事を願い、1971年に創設されました。フジテレビでは、フジサンケイグループと協力して賞の運営を支援しています。
【6】フジテレビヤングシナリオ大賞 [ オフィシャルサイト]
シナリオライターの発掘と育成を目指して、「フジテレビヤングシナリオ大賞」を主催しています。第21回大賞作品「輪廻の雨」を1月4日に放送しました。
【7】「フジテレビ短編アニメ大賞」 [ オフィシャルサイト]
アニメの未来を担うフレッシュな才能との出会いを目的に、フジテレビから生まれた動画投稿サイト「ワッチミー!TV」を投稿先として、フジテレビが社内横断的に共同企画・運営。サイトでの視聴回数や、フジテレビの第一線で活躍中のプロデューサー等による審査が行われ最終的に大賞1作品、佳作3作品が選ばれ、受賞作品は特別番組で放送されました。
【8】フジテレビのお仕事
中学・高校生向け番組制作体験プログラム「フジテレビのお仕事」を提供しています。
【9】ホームページの人気コンテンツで「少年タケシ」、子どもたち向けのワークショップを実施
スポーツ事業での活動
【1】春高バレー改革プロジェクト
フジテレビは41年に渡って「春の高校バレー・全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」を日本バレーボール協会、全国高等学校体育連盟と共に毎年3月に大会を主催し、全試合をテレビ中継制作し全国に向けて放送を行ってきました。国内におけるバレーボールの普及発展に大きな影響を与えると共に、バレーボールを通じ、全国の青少年に対し健康増進と情操教育に貢献してきました。フジテレビは、この「春高バレー」の飛躍を目指して、2011年から開催時期を3月から1月に変更することを決定しました。
「春高バレー」への出場をめざして頑張っている高校生バレーボーラー達を応援するため、2001年からスタートしたプロジェクト。高校バレーの強化・普及の両方の意味を含んだバレーボールブームアップ活動として、日本バレーボール協会や全国高校体育連盟からも高く評価されています。
【3】「キッズ☆すぽると」
スポーツを愛し、スポーツで夢見る子どもたちを応援する番組を企画制作し、夏休み(2009年8月2日)に放送しました。また夏休みイベント「お台場合衆国」では「すぽると!キッズチャレンジパーク」を開催し、バレーボール・野球・体操にちなんだ3つの体験型アトラクションと、本物の演技を身近で見られるイベント、アスリートにも実際に会えるチャンスを提供しました。
【4】日本大相撲トーナメント
大相撲のさらなる普及と発展に貢献するため、毎年開催しています。
【5】日本サッカー協会「こころのプロジェクト」を支援
サッカー日本代表選手や現役のJリーガー、なでしこリーグの選手らが、「夢先生」として学校の授業を受け持ち、夢や目標を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ、フェアプレーや助け合いの精神を、子どもたちと語り合い、触れ合いながら伝えていくJFAの「こころのプロジェクト」を支援しています。
【6】全日本リトル野球協会の支援
1970年代からサンケイスポーツと共に、子どもたちの健全なスポーツ環境の整備に協力・支援しています。また、全日本選手権では「すぽると!」でも放送し、多くの子ども達に野球の楽しさを知ってもらいました。
【7】第2回高校生フットサル大会
フットサル普及を目的として、現役高校生を対象とするフットサル大会の第2回大会を開催しました。
【8】パナソニックキッズスクールCUP
「ロープ・ジャンプ・エクストラ全国小学生大会」開催。
「こどもがかがやけば、みらいがかがやく。」をコンセプトに、パナソニックキッズスクールCUPの一環として実施しました。
2010年1月9日~2月13日まで、全国7箇所(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・中国四国・近畿・九州沖縄)で地区予選大会を実施。
地区予選大会を勝ち抜いた強豪10チームと、地区予選大会出場の抽選漏れしたチームの中から勝ちあがったドリームチャレンジ枠2チーム。海外から4チーム(ドイツ、インド、中国、ベトナム)が加わり、計16チームにより、3月21日 (日)全国大会を東京ビックサイトにて実施。
このイベントは「めざましテレビ」とコラボレーションして、大会名誉委員長には、大塚範一氏、応援サポーターとして、皆藤愛子氏、長野美郷氏が就任。番組内で、地区予選大会に向けてチームを取材放送しました。
イベント事業での活動
【1】シルク・ドル・ソレイユ「コルテオ」東京公演 [ オフィシャルサイト]
「コルテオ」の会場では、ハートビル法に準じたバリアフリー措置(階段・手すり・スロープなど)を講ずるとともに、車イス席、介護席、授乳室、身体障害者用トイレ(2箇所)の設置を行い、ハンディキャップを持つ人にも安心して楽しめる会場としました。
また、会場内のゴミ分別の徹底を図るほか、急病等に迅速に対応するため「AED」「簡易担架(10か所)」の設置を行っています。さらに、地震の発生に備え地震緊急通報装置を設置するなど会場の安全確保に努めています。その他にも、チャイルドシートの無料貸し出しも行っています。
【2】「子ども絵画館in お台場」
今年10周年を迎える「ふるさと思い出絵画コンクール優秀作品展こども絵画館inお台場」。フジテレビシアターモールで3回目を開催しました。実施期間は3月20日(土)~4月4日(日)。初日には優秀作品の表彰式セレモニーを実施しました。
【3】「第18回奉納靖国神社 夜桜能」
東京最古の木造能楽堂で、重要無形文化財保持者が集う日本の古典芸能の最高峰のイベント。18年間続けられ、規模・質の高さ共に日本一の能イベントに成長し、日本の伝統文化の普及と継承に寄与しました。
【4】「笑福亭鶴瓶JAPANTOUR 2009~2010“WHITE”」
笑福亭鶴瓶と演芸会で注目される旬の噺家との対決企画です。東京及び全国各地で開催し、日本の伝統文芸の普及と継承に寄与しました。
【5】「錦秋特別公演 芯」
日本を代表する伝統芸能のジャンルが一堂に会した究極の「和」のステージ。太鼓、津軽三味線、歌舞伎舞踊、そして各々のコラボレーションを上演。伝統芸能の普及に寄与しました。
【6】「第45回アジア現代美術展」
アジアを中心に世界各国との美術交流、文化向上に寄与する国際公募展を支援しました。
フジテレビ本社屋周辺で開催する夏のイベントで、2009年度もお台場周辺の活性化に寄与しました。
「オトナと楽しむ」をテーマにより幅広い年齢層の方々に楽しんでいただくイベント。無料の講座などを開催しました。
【9】「大学フェア 2009」
今回で23回目を迎えた国内最大級の総合大学進学相談会。日本武道館他全国8会場で開催し、大学受験生への情報提供に寄与しました。
【10】夏休みファミリーフェスティバル「大鉄道博」
鉄道ブームのなか夏休みに親子で気軽に楽しめる鉄道博覧会。見て、触って、体験しつつ、日本の鉄道の歴史も学習できる教育の場を提供しました。
【11】「トリノ・エジプト展」
イタリア・トリノ市のエジプト博物館の所蔵するコレクションを日本で初めて公開する特別展を実施し、国際文化交流に寄与しました。
【12】「独創性を拓く先端技術大賞」
全国の学生、企業の若手研究者から技術論文を募集。科学技術創造立国実現のために貢献しました。
【13】「銀座めざマルシェ」で視聴者参加「トリメシ」イベント開催
銀座めざマルシェオープン記念として、1月22日から3日間めざましファミリーによるイベントを開催。
食料自給率について学びながら、日本各地で採れた旬の3つの食材を使い「トリメシ」レシピを紹介、めざましファミリーと視聴者の試食会を行い食料自給率アップの啓発に協力しました
【14】「銀座めざマルシェ」で視聴者参加「バレンタイントリメシ」イベント開催
バレンタインイベントとして、「銀座めざマルシェ」にて、米粉を使った「トリメシ」スウィーツレシピを紹介、めざましファミリーと視聴者との試食会を行いました。米粉で食料自給率アップの啓発に協力しました。
【15】イベント関連の書籍を寄贈
フジテレビ社屋で2008年に開催したイベント「EHON JAPAN2008」の一環として出版された絵本「おりのないどうぶつえん」を、放送区域である関東地区1都6県の公立図書館789ヶ所に寄贈。この絵本は世界中で愛されている作家アンドレ・ダーハンの作品を高島彩アナウンサーが翻訳したものです。
学術・技術研究分野における社会貢献活動
【1】慶應義塾大学フジテレビ寄附講座
慶應義塾創立150年、フジテレビ開局50周年を記念して、2007年4月より3年間、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所で、『フジテレビ寄附講座「
テレビメディア論I/II」(Iは春学期、Ⅱは秋学期)を実施。講師陣はフジテレビ役職員、全26回一般学生を対象にした公開講座の3年目。
【2】特別講義のプロデュース(2009年9月~2010年1月)
青山学院大学総合文化政策学部 2009年度後期「メディア文化論録別講義」「メディア文化論特別講義」は、3年前に新設されたばかりの青山学院大学・総合文化政策学部の後期講義。学部の教育方針は、創造された文化を広く世界に発信できる能力、いわば文化をマネジメントし、プロデュースする人材の育成。大学側の要請を受け、9月中旬から今年1月まで計13回の授業を行いました。
【3】番組制作機器・放送機器の開発や技術展示活動
高いクォリティのコンテンツ制作を実現するための機器を開発・改良し、放送文化の発展に貢献しました。また展示活動や講演活動を通じて、放送技術の発展や理解を深めることに貢献しました。
ARIB(電波産業会)の委員会、作業班に参加することで、放送業界の基準、規格作りに貢献。特に2009年度は「ハイビジョン・システム評価用標準動画像第2版」を中心となって制作しました。
民間放送連盟にはたらきかけ、テレビジョン放送における音声レベル運用基準を制定する準備をしています。
LB(レターボックス化)対応、告知スーパー対応などを実施しています。
デジタル放送での緊急地震速報の遅延を減らすための検討しています。
120GHzミリ波無線の共同研究に参加し、電波資源の有効利用に貢献しました。
総務省委託研究でヘリコプターからの衛星通信技術の開発研究を行っている組織に評議員として参加し、開発方向や技術評価について貢献しました。
電波産業会(ARIB)、デジタル放送推進協会(Dpa)、日本ITU協会、AES日本支部賛助会、日本民間放送連盟、IPTVフォーラムなど国内外の機関に参加し、放送技術の標準化活動を実施しました。
全国地上デジタル放送推進協議会、デジタル放送推進協会(Dpa)に参加し、デジタル放送の普及・促進を推進しました。(※アナログ放送に常時スーパー出来るようにシステムを構築)
日本におけるデジタル放送の発展のため、新しいマルチメディア放送・サービスの研究、開発を推進しました。情報通信審議会へ技術方式提案、取り纏め役として同放送の標準方式策定に貢献。また、事業化に向け準備会社を設立し、新しいサービスの実現を推進しました。
電波産業会(ARIB)内に組織されたデジタル放送普及活動作業班(DiBEG)に参加。デモ、研究会の講師を務める等、南米、東南アジア等における、ISDB-Tの国際普及活動に対応しました。
電波産業会(ARIB)内に組織されたデジタル放送普及活動作業班(DiBEG)に参加。マルチメディア放送の方式提案者として、南米、東南アジア等における、国際普及活動に対応しました。
放送の安定送出に向け系列の設備構築に協力しました。アナログ放送終了周知を含め、デジタル放送の普及活動に協力しました。
フジテレビの紹介、技術開発した製品の紹介を行い、放送業界の発展に貢献しました。
新規技術の研究開発などに貢献するために、各種フォーラム・協議会に参加しました。
((財)電波技術協会、YRP研究開発推進協会、ユキビタスネットワーキングフォーラム、可視光通信コンソーシアム、超臨場感コミュニケーション産官学フォーラム
衛星測位利用推進センター、日本映画テレビ技術協会、ITS情報通信システム推進会議、DVB Project Office、BWAユビキタスネットワーク研究会、モバイルITフォーラム、ブロードバンドアソシエーション、ISDB-Tマルチメディアフォーラム(ISDB-T MMF)、関東広域地上デジタル放送推進協議会)
安全な3Dコンテンツ制作のための調査研究を行いました。
IPプロトコルを用いたコンテンツ技術の発展に貢献しました。
放送波を利用した雑誌・新聞等のデジタルコンテンツ配信の調査研究を行いました。
FNS系列の技術水準向上のため、「あんたが大賞」を選定し、顕彰を行いました。
新規技術の研究開発や具体的な取り組みなどを紹介し、放送技術の発展に貢献するために、各種セミナー、セッションに講師やパネリストとして参加しました。
・各種学会に参加し、学術分野で貢献しました。((社)映像情報メディア学会、(社)電子情報通信学会、(財)情報通信学会)
・電子情報通信学会主催のマイクロウェーブ展ワークショップにてマルチメディア放送方式について講演しました。((社)電子情報通信学会)
放送番組における社会貢献
【1】【新・週間フジテレビ批評】(10月~放送中)
1992年4月に、放送局発の自己批評番組の先駆けとしてスタートした「週刊フジテレビ批評」を開局50周年という節目の年に17年半ぶりに大型リニューアルしました。生番組にしたことで、テレビ界で"今"起こっている出来事をいち早く、分かりやすく伝えることが可能になり、毎週、コメンテーターとしてメディア論の研究者をスタジオに迎えるなど、立体的な批評を行うことにも力を入れています。テレビの現在や未来をさまざまな角度から掘り下げ、視聴者にテレビのことをより理解してもらうような事象を特集するなど、「メディアリテラシー向上」に対する高い貢献を実現しました。
【2】【救命病棟24時パート4】(7~9月放送) [ オフィシャルサイト]
救命救急の実態を描くことで、救急救命の重要性などの啓発に貢献しました。
【3】『【コード・ブルー~ドクターヘリ救急救命~】(1~3月放送) [ オフィシャルサイト]
救急現場の真実を描くことで、救急医療への社会的な問題意識を高めることに貢献しました。
【4】【誰かが嘘をついている】(10/6放送) [ オフィシャルサイト]
えん罪を暴く為に闘った市井の人の勇気を描くことで、えん罪被害の実態と問題点の広い理解に貢献しました
【5】【佐賀のがばいばあちゃん2】(2/20放送)
地方でひたむきに生きている人のエネルギッシュな姿を描くことで、地域活性と高齢者の生き方への社会的な理解に貢献しました。
【6】【任侠ヘルパー】(10~12月) [ オフィシャルサイト]
社会的な問題となっている介護への若者を中心とする社会的なの関心を高め、介護問題の社会的な理解に貢献しました。
【7】裁判員制度ドラマSP【サマヨイザクラ】(5/30放送) [ オフィシャルサイト]
2009年5月21日から始まった「裁判員制度」をテーマにした漫画「サマヨイザクラ」が原作のドラマ。裁判に臨む市民の姿を描くことで、裁判員制度への社会的な理解を深めることに貢献しました。
【8】【フジテレビ開局50周年記念アニメ】(11/15放送) [ オフィシャルサイト]
日本中の家族に愛されて40年。国民的アニメ『サザエさん』の実写版ドラマ「40周年記念SPドラマサザエさん」を放送。アニメとドラマで2時間半のスペシャル番組を放送し、日本人の心にある「家族」のすがたを考えていただく機会を提供しました。
【9】【就職の神様2010】(1/11放送)
就職氷河期の就職活動の学生にむけての応援番組を放送しました。
▽大学対抗プレゼン対決▽公開面接シミュレーション▽今年欲しいのはこんな人
【10】【奇跡の動物園2010~旭山動物園物語~】(2/12放送) [ オフィシャルサイト]
日本最北の北海道・旭山動物園の飼育係たちが知恵と情熱で理想の動物園を実現させる姿を描き、毎回大きな話題と反響をよぶ感動ヒューマンドラマの第4弾。今回は、森林伐採はじめ世界中で環境破壊が進む中、「本物の野生とは何か」を見つめ直し、行動展示や動物園の本来のあり方を模索する主人公がマレーシアのボルネオ島へ。環境破壊や生物多様性などの問題も提起しました。
【11】【熱血教師SP第2夜 夢の見つけ方教えたる!2】(3/13放送) [ オフィシャルサイト]
実在の教師の実体験をモチーフに、濵田雅功が型破りな熱血先生を熱演し、好評を博したスペシャルドラマの第2弾。今回は中学校の受験戦争をテーマにとりあげ、教師と教え子の絆を考える機会を提供しました。
【12】【第21回高松宮殿下記念世界文化賞授賞特番】(10/28放送)
世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者で、10人目の日本人受賞者となったニューヨーク在住の写真家・杉本博司さんに密着し、彼の人柄、アーティストという生き方を描いたほか、5人の受賞者を紹介し、国際的な芸術文化交流の理解に寄与しました。
【13】【『たけしの日本教育白書』&『ハッピーバースデー』】(11/20~3夜連続放送) [ オフィシャルサイト]
2009年の「たけしの日本教育白書」は、例年通りの5回目であると同時に特別な1回となりました。3カ月にわたる「探そう!ニッポン人の忘れもの」プロジェクトのアンカーとして『教育白書』でも「ニッポン人の忘れもの」をテーマとし、4時間39分の生放送を行いました。「作文プロジェクト」の集大成としての著名人の作文も提供され新たな展開を予見させるものとなりました。『ハッピーバースデー』は、「探そう!ニッポン人の忘れもの」の第2夜として"家族の忘れもの"をテーマにベストセラーをドラマ化したもの。情報とドラマのミキシングがこれまでに無い効果を上げ、日本人が忘れているものを視聴者とともに考える機会を提供しました。
【14】【終戦記念日・東京大空襲の日特集】(8/17,3/10放送)
人々の意識やメディアから段々と遠い記憶となっていく、「太平洋戦争」の悲劇を特集。忘れてはならないこととして語り伝え続ける海老名香葉子さんの活動とともに、取り上げました。
【15】【はねるのトびら町おこし企画】(8月、2月) [ オフィシャルサイト]
観光客減少に悩む埼玉県長瀞町の役場からの相談を受け、レギュラー出演者が番組放送内で地元自治体・住民とともに観光PRをし、町おこしや観光客増加に貢献しました。また、第二弾として、番組に応募があった富山県南砺市を訪問。市長や地元住民とともに南砺市のイメージアップに努め、地域の活性化や観光客増加に貢献しました(この放送回は制作ににも協力していただいた地元富山テレビで番組最高視聴率26%を記録)。
【16】【東京マグニチュード8.0】(7月~9月放送) [ オフィシャルサイト]
文化庁アニメ芸術祭優秀賞受賞したこの番組は、東京地震被災をテーマに首都圏で懸念されている直下型地震への注意喚起に貢献しました。
【17】【第39回広告大賞特番】(3/22放送)
『フジサンケイグループ広告大賞』は、グランプリを含む「メディアミックス部門」、各媒体別に作品を審査する「メディア部門」「クリエイティブ部門」「パブリック部門」、話題性の高い広告や社会に貢献した企業キャンペーンなどを表彰する「特別部門」、そして各媒体を効果的に活用し、話題性の高かったイベントを表彰する「イベント部門」があります。第39回の今年度はグランプリなど6部門33賞が選ばれました。これらの受賞作品や2009年度の話題作を紹介しました。
【18】報道番組
a)【PRIME NEWS】 [ オフィシャルサイト]
『BSフジ LIVE PRIME NEWS』は、フジテレビ報道局がBSフジに協力して制作しているBS放送での報道番組です。
i)シリーズ少子化
日本で急速に進みつつある少子化を克服するためにどうすべきかを討論しました。いくつもの原因が複雑に絡み合い、一筋縄では解決できない現実。明るい経済見通しがない中、結婚しない男性が増えている現状。結婚生活に魅力を感じない女性。また、結婚して子どもが出来ても、第2子、3子を控える夫婦。子育てにお金がかかるとともに、出産後、女性が働きにくい労働環境をどう改善すべきかについて、12の提言を行いました。結婚の価値観の変化や所得格差の拡大が婚姻率にまで影を及ぼしている事や、対策は多岐に渡らなければ効果が無いということを社会に訴えました。
ii)シリーズ食の安全(4/23、6/3、22、7/8放送)
国民的な関心の高い食の安全について幅広い観点から問題を考えました。
「大地を守る会」の藤田和芳会長が、30年以上にわたって有機野菜の普及に努めてきた足跡を紹介。俳優の永島敏行さんが、農村と都会を結ぶ「青空市場」の活動を語る。さらに雑誌「料理通信」を出版している坂西理恵社長が、食べる側の立場から持論を展開。「おいしい」と「安全」は両立できるかについて3人で語りました。そして、「未来の農業のために」というテーマで「国産のものを食べよう」「生きる」「ニッポンのお宝食材に注目!」という3つの提言がありました。
毒餃子事件で崩れる中国食品の信頼性。しかし、日本の食糧自給率は40%にすぎず、多くの食品は中国に頼っています。現実には中国食品なしでは食べていけない日本の食事情を浮き彫りにし、安全対策が急務であることを社会に訴えました。
iii)その他
その他、社会的に関心の深い問題について数多くの提言等を行いました。
麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法より規制される薬物等の乱用は重い刑罰であるにもかかわらず、後を絶ちません。医学的にも悲惨な結末がわかっていて、なぜ乱用は止まらないのか?改めて正確な知識を知ることで麻薬・覚せい剤根絶を討議。多角的に根絶への策を論じながら、一次予防から二次・三次予防(依存症患者のアフターケア、再発防止策など)の在り方に踏み込んで論じ、医者と元暴力団組長の本気の対談として話題を呼びました。
再生医療の成否を握るiPS細胞。「ヒト」はどこまで再生できるのか?
細胞をどこから「ヒト」として考えるのか?iPS細胞の技術が確立されれば、拒絶反応のない臓器などを作ることが可能になると期待されるなど、これまでの治療法が大きく変わる可能性があります。番組では、2006年にiPS細胞を世界で初めて開発し、去年、アメリカ医学会最高の賞であるラスカー賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授をVTRゲストに迎え、iPS細胞の様々な可能性を多角的に検証するとともに、生命倫理の問題点についても考えました。
iv)『PRIME NEWS』をベースにしたシンポジウムの開催
『PRIME NEWS』では社会的意義の高いテーマでシンポジウムを開催しました。
放送1周年記念『THE NEXT DECADE 次の10年を考える』と題し、3月29日、ザ・プリンスパークタワー東京コンペンションホールで、を番組視聴者の中から300名を招待。
シンポジウムは2部構成で、1部のテーマは「変容する作家性の時代~ネット時代の想像力~」。アニメーション監督・富野由悠季氏、文芸評論家・市川真人氏、評論家・宇野常寛氏、情報環境研究者・濱野智史氏、そしてお笑い評論家・ラリー遠田氏がパネラーとなり、インターネットの普及やパソコンの向上により"一億総クリエーター"と呼ばれる時代に突入する中、作家に求められる"作家性"とは何かを議論しました。
2部のテーマは「少子化と地方の時代~日本社会の再設計~」。社会学者・宮台真司氏、同じく社会学者・橋本努氏、詩人・水無田気流(みなしたきりう)氏、ライター・速水健朗氏、そして1部に引き続き評論家・宇野常寛氏がパネラーになり、少子高齢化、地方格差など今、日本が抱える諸問題が次の10年何をもたらすのか?さらには次の10年どんな問題が浮上するのかを徹底議論し、"次の10年"への警笛を鳴らしました。
この模様は4月4日にBSフジで特別番組として放送されました。
v)社会的意義の高い『PRIME NEWS』の内容を書籍化
フジテレビ報道局がBSフジに協力して制作している『BSフジ LIVE PRIME NEWS』では社会的意義が高いテーマを取り扱っていますが、その内容が2009年度に2冊書籍化されました。
第1弾は「経済編」として、水野和夫氏(三菱UFJ証券チーフエコノミスト)、田坂広志氏(シンクタンクソフィアバンク代表)、 "ミスター円"こと榊原英資氏(早稲田大学教授)が出演された時の内容を集録し、『プライムニュースブックス(1)三賢人に聞く大不況は日本型資本主義で乗り切れ』の表題で刊行されました。
第2弾は『プライムニュースブックス(2)五人の英知に聞く環境保護は日本の歴史に秘策あり!』。生命・環境編として、養老孟司氏(東京大学名誉教授)、松井孝典氏(千葉工業大学惑星探査研究センター所長)、安田善憲氏(国際日本文化研究センター教授)、本川達雄氏(東京工業大学大学院教授)、大井玄氏(東京大学名誉教授)らが番組で語った内容を集録しました。
b)【新報道2001】 [ オフィシャルサイト]
c)【FNNスピーク】 [ オフィシャルサイト]
(1)もしあなたが裁判員になったら(5/4放送)
(2)無罪判決を出す勇気とは 元裁判官が苦悩を語る(5/5放送)
(3)昔日本にもあった陪審員制度(5/6放送)
(4)あすから裁判員制度スタート裁判員候補たちの胸の内は・・(5/20放送)
d)【ニュースJAPAN】 [ オフィシャルサイト]
(1)『C型肝炎と闘った家族の物語』(11/3放送)
(2)『ガン再発 B型肝炎の現実』(3/8放送)
(3)『全救急医が辞職の真相』(3/31放送)
(4)『臓器移植法改正 脳死を生きる』(5/6放送)
(5)『ER 沖縄式の断らない救急』(6/8放送)
(6)『ER(2) 救急崩壊救う研修医』(6/10放送)
(7)『ER(3) 生と死の瞬間に向き合って』(6/15放送)
(8)『ER(4) 産科医療の厳しい現実』(6/22放送)
(9)『ER(5) すべて幼き命のために』(6/23放送)
(10)『ER(6) 救急の聖域に迫る危機』(6/29放送)
(11)『命の現場(1) 眠れぬショーケースの子犬たち』(9/21放送)
(12)『命の現場(2) 子犬が産まれる場所』(9/22放送)
(13)『命の現場(3) 捨て犬の運命…』(9/23放送)
(14)『置き去りにされたB型肝炎…裁判の行方』(3/9放送)
(1)秘密トンネルに潜入 密輸の実態とは・・・(11/4放送)
(2)特殊部隊の素顔に密着(11/5放送)
(3)戦争が子ども達に残した傷跡とは…(11/6放送)
d)【スーパーニュース】 [ オフィシャルサイト]
f)【スーパーニュース WEEKEND】 [ オフィシャルサイト]
g)【その他】
災害時の報道を前提とした全国規模の防災対策
【19】情報番組
a)【めざましテレビ】 [ オフィシャルサイト]
i)農林水産省による食料自給率UPの取り組みとの連動「わんだFOOD」
日本各地に埋もれている知られざる食材を発掘し紹介することで、「日本の食」を掘り起こし、地方や地域を活性化する「NIPPONわんだFOOD」プロジェクト。
去年に引き続き、農水省が推奨する食料自給率アッップの国民運動「FOOD ACTION NIPPON」と連動した番組やイベントを実施しました。
日本各地で採れた旬の食材を3つ使って、新しいレシピを作る“トリプルメシ”「トリメシ」。日本の食材の魅力を伝え、国産食材をもっと食べることを推奨。エンタメ、スポーツ界など、あらゆるジャンルの著名人が考えたアイデアレシピ「トリメシ」を紹介し、スタジオでも試食しました。
食料自給率UPを担うといわれる、米粉。米粉をより知ってもらうため、特徴を生かした米粉のさまざまなジャンルのレシピを紹介し、試食しました。
日本各地で採れた旬の食材を3つ使って、新しいレシピを作る“トリプルメシ”「トリメシ」。日本の食材の魅力を伝え、国産食材をもっと食べることを推奨。47都道府県すべての、旬の食材を約3カ月間、毎日紹介しスタジオで試食しました。
日本各地で採れた旬の食材を3つ使って、新しいレシピを作る“トリプルメシ”「トリメシ」のスペシャル番組。大人気の若手芸人が、日本の絶品食材を現地調達。その国産食材の栄養や歴史を学びながら、今までに無い新しいレシピを考える番組。出来たレシピの食料自給率をデータ化、日本の食料自給率の認知度を上げる試み。
ii)シリーズ公共物白書
政府の事業仕分け開始をきっかけに視聴者がこれって必要?と思うものを投稿し仕分ける無駄な公共物を特集しました。
iii)ヒト調
人手不足を解消するために4月からスタートした介護報酬の3%引き上げ。厚生労働省は人材を確保するたに今回の制度を始めたのだが、介護を受ける人たちには暗い影を落としていた。山口県に住む51歳の女性は脳梗塞で倒れた夫の介護で手一杯。そこで介護報酬の値上げで自己負担が増え、追い詰められていく現状を取材しました。
移植法改正の議論が高まる中、小林英司さんは倫理的問題も少ないものの、困難だとされていた臓器そのものを作り出す研究に挑んでいた。それは患者の臓器の細胞を取り出し、豚に移植、細胞を増殖させ成長後、再び患者に戻すというもの。実現に挑む研究者を取材しました。
新型インフルエンザ感染拡大防止のため介護施設が休業した大阪・豊中市。介護施設休業で入所する高齢者は外出できず、体の機能が低下するなど、様々な問題が。そこで働く41歳の介護福祉士の女性の奮闘を取材しました。
福明子さん52歳は17年前、乳房に癌が見つかり、様々な癌治療を試すが先行きの見えない生活に不安を抱いていました。小学校の教師をしていた福さんは子どもたちに命の大切さを伝えるため、教師を退職、童話作家として第二の人生を歩み始めました。その想いを取材しました。
長岡さん36歳は不登校や引きこもりの若者の社会参加を支援する塾を運営していました。しかし、事業仕分けで廃止の判定を受けました。今後、補助金が国から支給されなくなったとしても若者への支援は続ける熱い思いを取材しました。
デンマークで開催されていたCOP15。しかし、新たな枠組み作りは難航していました。「のんきな場合じゃない」と苦言を呈するのが登山家・野口健。野口は山に対する恩返しとして山に放置されたゴミを拾う活動を続けてきました。その思いは徐々ではあるが子どもたちに伝わり始めてきました。野口の活動を取材。
iv)その他のニュース企画
新型インフルエンザのニュースと合わせ連日「電話相談の連絡先」を紹介しました。
感染の震源地とされたメキシコの青いマスクの効果を検証しました。
外出時に手についたウイルスは家庭内でどのように広がっていくのか、子どものいる家庭で検証実験。併せて意外に知られていない正しい手洗い法をスタジオ実演しました。
正しい「手洗い」「マスクのつけ方」マスクが無い時の「代用法」についても紹介しました。
新型インフルエンザの影響で保育所の一時閉鎖などが実施された場合、板橋区が行うとしている緊急保育について受け入れ条件などを区の担当者に生電話で聞きました。
最新福祉機器を集めた国際福祉機器展を取材。車椅子を手軽に収納できる乗用車などを紹介しました。
世界遺産登録を目指す平泉の活動を紹介しました。
b)【とくダネ!】 [ オフィシャルサイト]
i)FNSチャリティキャンペーン中野美奈子アナウンサー報告 [ FNSチャリティキャンペーン]
今回中野美奈子アナウンサーが、FNSチャリティキャンペーンの支援国取材のため初めて現地へ。2009年は平均寿命は40歳、5歳未満児死亡率27%など保健・医療に関する統計から見ると「世界最貧国」の一つアフリカ西部の小国シエラレオネ共和国。高層ビルや車が行き交うこの国で「貧困」の現実をリポートしました。
ii)検証・ニッポンの医療~救急医療の現場
iii)新常識・ニッポンの医療
昨年から始まった新常識ニッポンの医療。今までの検証目線だけでなく医療の最先端技術を現在までに7回紹介しました。いずれも高い視聴率を記録しています。
iv)その他医療関連
v)得もり・マニュフェストの現場を行く
vi)政権交代緊急企画 どうなる暮らしシリーズ
vii)とく撮 目で見てわかる総選挙
viii)探そうニッポン人の忘れ物~とくダネ!連動企画
ix)特命リポート
「とくダネ!」特命班が日々放送した事件を追跡調査。発生直後では見えてこなかった真実を浮き彫りにしました。
x)介護関連
xi)裁判員制度
xii)芸術・文化関連
xiii)児童福祉関連
c)【サキヨミ】 [ オフィシャルサイト]
i)『特集 なぜ清水由貴子さんは死を選んだのか…要介護・支援460万人 “シングル介護”“介護離職”の現実』(4/26放送)
要介護者が増加する中、独身者や離職せざるを得ない人々の苦悩に焦点を当てました。
ii)『特集 急増する“シングル介護”の現実介護を続ける独身者たちの不安と苦悩』(7/26放送)
急増する独身の介護者たちを通し、いわゆる“老老介護”とは違う、彼らの苦悩を描きました。
iii)『特集 経済評論家・勝間和代が行く!世界が注目するビジネス“社会起業家”とは?』(9/13放送)
決して金儲けを目的とせず、社会貢献をビジネスにする起業家。その先進国・アメリカの実例を紹介し、日本でも根付くか検証しました。
d)【ジャーナる!】
i)『トレジャーナる! ハイチ大地震 最新人命救助システムとは』(1/24放送)
ハイチ大地震発生後、奇跡の人命救助が報道されたが、アメリカが開発した、携帯電話を利用して救助を求める人の位置を確認する最新システムを紹介しました。
ii)『特集産科医療の危機を救えるか“カリスマ助産師”のお産現場に密着』(2/21放送)
病院でのお産が増加し、産婦人科医が不足している現在。“助産師”のお産に密着し、今後の制度上の問題点を指摘しました。
e)【どーも☆キニナル!】
シリーズ介護 (#7~12 4月~3月計6回放送)
高齢者介護の現場で起きている様々な問題について、番組スタート当初からドキュメントとして追ってきた「シリーズ介護の現実」。2年目の今年は、「介護サービス制度の矛盾」の狭間で苦しむ高齢者やその家族、ヘルパー、ケアマネージャーにスポットをあて、制度の問題点をあぶりだした。また、「在宅復帰率98%」を誇る施設や、「医療と介護のすき間」をキチンと埋める取り組みをしている経営者など、厳しい現状の中でも成果をあげている施設やサービスを取り上げ、視聴者に有益で前向きな情報を発信しました。
【20】その他の放送
i)【字幕放送】
聴覚障害者や高齢者に向け、テレビ音声を文字にして表示。ワンセグ受信機能付きの携帯電話でも字幕放送を見ることができるため、最近では、電車の中などで、一般の人々の利用も増えています。7時~24時のVTR番組とニュースの大半に字幕を付与しています。
ii)【解説放送】
視覚障害者向けに副音声を使って場面の解説を放送している。主に、単発の2時間ドラマやアニメに解説放送を実施しました。
iii)【日本語放送】
海外在留邦人向けに、福利厚生を目的にした日本語テレビ放送を28年間にわたり実施中。バラエティからドラマまで娯楽番組を幅広く提供している他、ほぼリアルタイムで日ごとに日本のニュースを伝送し、海外版の報道番組として平日は毎日提供中です。
iv)【放送告知システム】
報道関連・気象関連等の情報(緊急地震速報など)を安定して配信(放送)できるように設備導入維持管理を行っています。
v)【ニュース番組の文字放送】
耳の不自由な人に対して報道内容が正確に伝わるように、社内各部局と連携し文字放送を実施しました。
(4)フジテレビ社員による社会貢献活動
【1】あなせんプロジェクト [ アナマガ]
フジテレビアナウンサーが、東京都港区・品川区にある公立の小学校に出向いて、児童を対象とした話し方教室を開いています。先生として「言葉で自己表現することの楽しさ」を伝える授業を行っています。2005年9月からスタートしたこのプロジェクトは、これまでに、延べ265クラス、7300人の子どもたちに授業を行なってきました。
夏社屋イベント「お台場合衆国」の会場及び本社屋で行われる「フジテレビの日」にあわせ、社員が持ち寄った品物を展示即売されるチャリティ・フリーマーケットを実施、売り上げはFNSチャリティキャンペーン(ユニセフ)に寄付されました。
【3】献血
日本赤十字社に協力し、社内で献血活動を実施しています。毎年1回、社員及び社外スタッフに参加を呼びかけ、2009年度には39名(申込者は59名)が献血しました。
【4】政府諮問機関の委員
木幡アナウンサーが、社会保障国民会議「持続可能な社会の構築(少子化・仕事と生活の調和)分科会」の委員(2月~10月)、法務省法制審議会民法成年年齢部会の委員(2月~)として活躍しています。
(注)社会保障国民会議は、社会保障のあるべき姿について、国民に分かりやすく議論を行うことを目的として、平成20年1月25日に閣議決定により開催が決定。1月29日に開催された第1回の社会保障国民会議の場で、3つの分科会の設置が決まり、年金・雇用を議論する「所得確保・保障分科会」、医療・介護・福祉を議論する「サービス保障分科会」、少子化・仕事と生活の調和を議論する「持続可能な社会の構築分科会」が設置され、各分科会で議論。
(注)本年2月13日に開催された第155回法制審議会(法務大臣の諮問に応じて、民事法、刑事法その他法務に関する基本的な事項を調査審議)において、新たに設置された民法成年年齢部会では、民法の成年年齢を引き下げた場合,具体的にどのような問題点があるのかを掘り下げて検討。
【5】技術開発局の講演会
男女共同参画活動として、理系女子大学生に対するキャリアモデル提示に関する講演を行いました。
【6】教育機関における社会貢献活動
(5)地域社会との連携による社会貢貢献活動
【1】台場地区での地域貢献・活性化
東京都が管理する公園の一部と一体になって複合市街地を形成し、<臨海副都心青海地区の活性化に寄与する>ことが評価され、国内の優秀建築を表彰する『第50回建築業協会賞』作品賞を受賞しました。
台場の本社社屋では、一般のお客様などを対象に見学コースを設け多くの方に来場していただいています。台場地区のシンボルマークになっている球体展望室(有料)は、全面バリアフリー対応となっており、障害手帳をお持ちの障害者及び付き添い1名について入場料を無料とする措置を講じています。
【2】就職支援活動の協力
学生職業総合支援センター等が行っている就職支援活動(講演、指導、育成等)に協力しました。
【3】芝消防署管轄の地元消防団員に社員派遣
日中、管内地域を職場として働いている勤務者を対象とした制度で、消防団の活動計画により訓練・イベント等の警戒に参加。火災・大規模災害時には、地域住民の生命や財産を守るために勤務地団員として活動しています。
【4】自衛消防隊の技術審査会参加
消防署の自衛消防技術審査会(防火管理と災害時の活動能力向上を目的として開催)に参加しました。
(1)本社ビル自衛消防隊は、芝消防署の審査会に毎年参加しています。
(2)湾岸スタジオ自衛消防隊は、深川消防署の審査会に毎年参加し、優秀賞をいただきました。
【5】「秋の交通安全運動」をフジテレビの一階広場で開催
「秋の全国交通安全運動」において、シートベルト体験誘導活動を実施するため湾岸警察署に協力し、本社ビル1階広場の無償貸し出しを行いました。
【6】「みなとタバコルール一斉キャンペーン」への参加
台場地区での「喫煙マナー」向上の呼びかけ、「歩行喫煙・ポイ捨て」の防止を訴える活動に参加しました。
【7】消防署火災予防運動における広報活動の協力
春の火災予防運動期間中、業務来訪者が数多く出入りする本社ビルエントランス設置のジャンボビジョンに、予防運動標語を表示し消防署の広報活動に貢献しました。
【8】台場地区防犯・防災パトロールへの参加
台場、青海地区の安全維持、防犯機能向上のために、東京湾岸署と管内各企業によるパトロールが開催され、当社警備担当者が参加しました。
【9】芝法人会活動に参加
芝法人会活動を通じて、本社地域住民に対する環境保全、緑化推進運動、租税教育、ボランティア活動を実施しました。
【10】地域医療への貢献
「湾岸スタジオ診療所」をサポートして台場地区の地域医療に貢献しました。
(6)その他の社会貢献
【1】社外との交流(見学・研修受け入れなど)
国連環境計画・金融イニシアチブが提唱する「責任投資原則(PRI)」に署名し、投資活動を通じて地球環境や社会により良い影響を及ぼすことで持続可能な社会の実現に貢献しました。また、PRIを日本に普及させるための会議にも積極的に参加しました。
【3】年金運用でSRIに投資
フジ厚生年金基金にて、CSRに積極的に取り組んでいる企業の株式に投資する「SRI(社会的責任投資)ファンド」での運用を実施しました。
【4】健康・安全活動
(1)AED(自動体外式除細動器)の設置
(2)新型インフルエンザ対策
(3)災害用屋外放送
【5】裁判員制度の導入
裁判員として従事する期間中、有給休暇を取得できるものとし、裁判員制度への参加を促します。
フジ・メディア・ホールディングスでは社会貢献を含むCSR活動を、クループ各社の持続的な成長を確保するための活動と位置づけています。フジテレビは、フジ・メディア・ホールディングスのCSR活動を先導する立場で定期的に連絡会議を開催。グループ各社の社会貢献活動の情報共有を図るとともに、芸術文化貢献活動や子ども達の食育などグループ各社が協働して活動しています。
その他(受賞歴)
【ありふれた奇跡】【風のガーデン】
児童福祉啓蒙作品 【アシュリーと生きて・・~短い命を刻む少女・7年間の記録~】
【ザ・ノンフィクション】が <ドキュメンタリー枠を14年間堅持し、8月に500回の放送をむかえたことに対して> 特別賞を受賞しました。