ニュースリリース

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2015年7月7日

株式会社フジテレビジョン

東南アジア全域でフジテレビドラマ作品配信が本格的始動
香港最大の通信事業者PCCWと広域アジアでの戦略的パートナーシップ提携
大ヒット作「ガリレオ」に加え、ライブラリーも多数供給

 フジテレビは、香港最大の通信事業社で、香港最大のペイTV「now TV」を擁するPCCW Limited(本社:香港、チェアマン:李澤楷【リチャード・リー】、以下 PCCW)と戦略的パートナーシップを構築し、アジア各国市場におけるテレビドラマのインターネット配信を本格的に開始します。
 フジテレビは2013年より北米・中南米・欧州・中国・台湾・韓国等でのフジテレビドラマ作品のインターネットVOD配信を積極的に実施しコンテンツの供給を行ってきました。今回は、東南アジアでいわゆるOTT配信を年内に開始する予定のPCCWに番組を提供することで、かねてより需要の高い東南アジアに対して、インターネットを経由して番組を届けることが可能になります。
 提携するPCCWは、香港最大の通信コングロマリット。主な収益源は、(1)テレコミュニケーション事業(電話回線)、(2)ITソリューション事業、(3)メディアビジネス事業の3本柱。メディアビジネス事業の業績にも目を見張るものがあり、2003年から「now TV」の名称でIPTV放送事業を開始。香港最大のペイTV事業者に成長しました。
 PCCWを通じて、東南アジア全域でドラマ作品の配信を進める背景について、フジテレビの大多亮常務取締役は「急成長を続ける東南アジア市場で、インターネットを通じた配信を行うことによって、我々の高品質の番組を、より多くの人々に楽しんでもらうことができる」とコメントしています。
 また、PCCWのDENNIS TING(デニス・ティン)アクイジション・マネジャーは、「長年、now TVを通じて、高品質な日本ドラマを香港の視聴者に届けてきた。同様の取り組みを、当社の新しいインターネット配信サービスを通じて東南アジアの視聴者にも届けたい」とコメントしています。

PCCWとは

 PCCW (Pacific Century Cyber Works)は、香港一の大富豪、李嘉誠の次男・李澤楷(リチャード・リー)率いる通信最大手。
 2014年度の年次報告書によると、グループ全体の連結売上額は332.77億香港ドル(約5126億円<1香港ドル=15.4円>)。主な収益源は、(1)テレコミュニケーション事業(電話回線)、(2)ITソリューション事業、(3)メディアビジネス事業から成り立っている。
 最たる収益源であるテレコミュニケーション事業では、固定電話回線、並びにインターネット回線の提供。固定電話回線・インターネット回線においては、競合他社を抑えて業界のトップに君臨。
 近年はメディアビジネス事業の業績が好調。2003年に有料テレビ放送免許を取得し、now TVの名称でIPTV放送事業を開始。2008年に加入世帯数で香港最大のペイTVに成長した。香港でのカバーエリアは約93%に達する。2015年春には、無料テレビ放送免許も取得。長年、Television Broadcast Limited(TVB、1967年開局)とAsia Television Limited(ATV、1973年開局)の2社体制が続いていた無料放送の分野にもいよいよ進出することとなった。香港で、無料テレビ放送免許が新規参入に与えられるのは43年ぶり。

※PCCW社に関する詳細は<http://www.pccw.com/>をご参照ください。