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2012年9月5日

株式会社フジテレビジョン

フジテレビと米国アニメ制作会社 イルミネーション・エンターテインメント社が
国際的戦略提携

 株式会社フジテレビジョン(以下、フジテレビ)は、映画『怪盗グルーの月泥棒』『ロラックスおじさんの秘密の種』などを制作した、米国アニメ制作会社のイルミネーション・エンターテインメント社(以下、イルミネーション社)と戦略的提携することが決定しました。この提携は、両社のクリエイティブ能力を発揮させ優れたコンテンツを制作し成功させることを目的としています。


フジテレビ映画のオープニングロゴに登場する
『怪盗グルーの月泥棒』のキャラクター「ミニオン」
(C)2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED

 イルミネーション社は、2007年、元20世紀FOXのアニメ担当プロデューサーだったクリス・メレダンドリ氏がユニバーサル・ピクチャーズと共同で設立したアニメ制作会社でファミリーターゲットのアニメ映画を主に制作しており、同社の初作品『怪盗グルーの月泥棒』(2010年7月全米公開)は世界中で5億4200万ドルの興行収入を記録しています。
 フジテレビでは、提携の第一歩としてフジテレビ製作の映画の冒頭に現れるオープニングロゴに、『怪盗グルーの月泥棒』に登場するキャラクター「ミニオン」を使用しており、9月7日(金)公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』より登場します。
 また、2013年7月に全米公開予定の『怪盗グルー2(仮)』では、脚本の一部やキャラクター周辺設定などの制作に関する意見交換をしています。
 フジテレビ常務取締役  亀山千広は、「イルミネーション社の作品には温かいイメージがあり、日本のアニメ制作者と共通する哲学を持っている。クリエイティブレベルでの会話ができることを大変メリットと感じている」と語っており、今後は、企画だけでなくクリエーターなど幅広い提案や、いずれは共同製作なども視野に入れた展開を行う予定です。

【クリス・メレダンドリ氏(イルミネーション社CEO)コメント】

「世界中からインスピレーションを受け、国境と言語を超えた映画を作るため日々努力していくのが私たちイルミネーション社のビジネスモデルです。今回のフジテレビとの提携はまさにこのモデルを体現したものになり、お互いが最高のコンテンツを創りだすという共通のゴールを共有しています。フジテレビは日本最大のテレビ局というだけではなく、最も優れた映像制作プロダクションでもあります。亀山さんと私が提携の可能性について話していた時、彼は、我々共通の利益の為に、どのように創造力を共有しパートナーシップを作り上げていくかに興味を持っていました。フジテレビは日本において、最高のステータスと制作能力をもった会社であり、彼らとビジネスができるということがとても楽しみです。」

【亀山千広(フジテレビ常務取締役総合メディア開発映画事業局長)コメント】

「世界中の観客を魅了するイルミネーション作品におおいに刺激を受けています。現段階では共同制作のプランはまだありませんが、今回の提携発表は私たちが強いパートナーシップを創るための最初の一歩で、今後共同制作を含めて協議していきたいと考えています。」我々の提携作品第一弾は、2013年に公開される『怪盗グルー2(仮)』となります。シリーズ前作『怪盗グルーの月泥棒』は全世界で大ヒットした映画であり、この作品に登場するキャラクターである「ミニオン」はイルミネーション社のブランド力を表していると思っています。」

【イルミネーション・エンターテインメント社について】

 2007年、クリス・メレダンドリはユニバーサル・ピクチャーズと共同でイルミネーション・エンターテインメント社を設立。主に家族向けの映画を制作している。2012年に公開された3Dアニメ映画『ロラックスおじさんの秘密の種』は今年公開のアニメ映画で最高の初動興行収入(7020万ドル)を記録し、今年のユニバーサル映画で最高の記録をうち出した。イルミネーション社の最初の映画は『怪盗グルーの月泥棒』で、世界中で5億4200万ドルの興行収入を記録し、アメリカのアニメ映画史上10番目、2010年公開のアニメ映画では2番目の記録をうち出した。