番組審議会

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第446回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

平成27年 4月8日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社

3.出席者

  • 委員長
  • 但木敬一
  • 副委員長
  • 神崎仁
  • 委員
  • 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、寺尾睦男、林真理子、毛利衛、八木秀次
  • 局側
  • 亀山社長、遠藤専務、鈴木常務、大多常務、稲木常務、港常務、西渕執行役員局長、
    崎山執行役員局長、小川執行役員局長、清水執行役員局長、塚越局長、小田局長、岸本局次長、
    夏野部長、坪田室長、中部室長、高橋新週刊フジテレビ批評担当、青木編集長、
    立石チーフプロデューサー、小室プロデューサー、安永総合演出、
    御旅屋編成担当、柴崎室長、北村調査役、太田番組審議室

4.議題

『みんなのニュース』(月~金)15時50分~19時00分放送
(審議対象は、2015年4月3日(金)15時50分~19時00分放送分)

議題番組に対して各委員から以下のような意見が出された。

  • ニュース番組の魅力とは?(1)他にない事実を発掘しているかどうかの事実の速報性または調査性。(2)独立性。何者からも独立しているか。(3)批判精神。
  • ケニアのテロが、ヘッドライン的な扱い。今、イスラム(過激派)問題とテロの問題は世界的に優先的なテーマ。あの程度の扱いでいいのか。
  • ライブ感を出している割にはライブにはなっていない。台本が作り込まれていて、それに乗って進行するだけで精いっぱいという感じ。
  • MCの伊藤アナウンサーは落ち着いて、それでいて軽快。好印象だ。
  • コメンテーターの役割は何なのか。感想や意見を述べていたが、解説の役割をする人が必要ではないか。
  • この番組の売り物は「ふかぼり」のコーナー。年金の解説は非常に有益だった。
  • MCが良いが、(3時間)立ちっぱなしなのが心配。座らせてあげてほしい。
  • これからは、ながら族に対して長丁場の番組をどうしていくかが非常に難しいところ。
  • ケニアの襲撃と日本の火事が全く同じ秒数で扱われることに違和感。
  • 30分の「ふかぼり」のコーナーは良い。インターネットで若い人達が小刻みの情報を得る発想じゃないものに挑戦しているから、非常に意味がある。
  • わかりやすく伝えるためにどこまで解説が必要か、誰がどう解説するか、ニュースが本当に役に立つのか、報道する必要があるかなどの点を吟味して、フジの看板番組の一つにしていただきたい。
  • 大事件が起きた時にこの(グッデイ!からの)5時間の枠をどう使ってやるのか、この番組としての価値が出てくる時。その時に備えて、陣容を組み、非常時に対する備えをぜひやっていただきたい。

制作者からは、

  • 大事件が起きた時に対応していく、そのための午後の5時間化だと思っている。例えば震災クラスとか9.11、地下鉄サリン事件、そのような国家の根幹に関わる、また国際社会を揺るがすような事件が起きた時に、敏速に対応するための5時間のライブ化、これがまず第一義の目的である。
  • そして、信頼性。ネットに様々な情報が溢れているが、『みんなのニュース』のコンセプトは、何が本当に信頼に足るものなのかを視聴者に届けようというものだ。
  • ケニアの問題と火事が同列になっているという指摘について。インターネット社会が地球をどんどん狭くしている中で、国際的なテロリズムにも関心が高まっていることを感じている。そういうところに私達もちゃんと向き合っていかなければならないと思う。

などの説明があった。

以上