番組審議会

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第428回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

平成25年 6月12日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社

3.出席者

  • 委員長
  • 酒井真喜子
  • 委員
  • 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、神崎仁、
    寺尾睦男、毛利衛、森英恵(レポート提出)、八木秀次

4.議題

「アゲるテレビ」 5月30日(木)13:58~15:30放送
に対して各委員から以下のような意見が出された。

  • 皇室の話題から振り込め詐欺や悪徳商法。さらに「食」についてや芸能ニュースまで盛りだくさんで、日常的に話題性があることや、どうして?と思うようなことを、のんびりと見るのにはいい番組だと思う。
  • MCの女性キャスターは本当に感じがいいが、立って司会しているとき目線が下になるのが気になる。原稿を見ているのかも知れないが、目線が下を向いていると話が視聴者の心に入らないのではないか。
  • 番組の「アゲる」が何をあげるのか?社会全体に活性化を与えるということを意図しているようだが、モノを「アゲる」のか心なのか、いろいろ「アゲる」ものが考えられ分かりづらく、タイトル自体損をしている。
  • 同じ時間帯の他局の番組に比べるとお行儀がよく嫌みがない印象だが、逆に上品すぎて一般の主婦の代弁者となる人物がいないため、共感しづらい面があるように思う。
  • MCの役割としてそれぞれのネタにおける掘り下げというか、突っ込みが足らないように感じる。新しい情報をよく取捨選択して、MCがするどく突っ込むことで番組の個性も出てくるのでは。
  • テレビのリモコンのdボタンを使うという試みは、LANに繋いでいないと活用できないことと、どのくらいの人が答えているのか母集団の数字が出ないので結果を判断しづらい面がある。

また、MCの女性キャスターに関しては、「単なる進行役ではなくもっと前面に立って自らのワイドショーと言われるぐらいの挑戦をして欲しい」という意見と、「あまり個性が表に見えないので、逆にアクの強いキャラクターをゲストに呼んで対比させた方が引き立つのでは」と、意見が分かれた。

これらの意見に対して制作者側から以下のような説明があった。

  • 予定していたベテランキャスターが病気で出演できなくなりスタジオに重みが感じられない点や、ネタの選択で最新の商品や流行を取り上げればイノベーションになると思った点。さらに、押し出しが弱い点を改善するため、新たな男性キャスターの出演をはじめとするリニューアルを始めている。
  • ご指摘のあった番組に深みや掘り下げが足りないといった点については、今週から前半で1つのネタを大きく取り上げ、今日はこれをやるぞという姿勢を打ち出すようにした。
  • テレビのリモコンを使ってデータ放送で番組参加する試みは、午後の情報番組では初めてと思う。新しく始まった番組なので何か初挑戦したいと思い始めたが、やり方が分かりづらい点などは丁寧に説明していこうと思う。

以上