STORY #07 第七話物語 2010.2.22 ON AIR

あやまち

藍沢耕作(山下智久)白石恵(新垣結衣)緋山美帆子(戸田恵梨香)藤川一男(浅利陽介)は久しぶりに集まって酒を飲む。しかし、白石は父親のガンを知っての絡み酒。母の手紙を読んで動揺する藍沢にも絡んで、緋山と藤川もあきれるほど大盛り上がり。藤川は、冴島はるか(比嘉愛未)も誘ったのだが現れなかった。

翌日、登山中の夫婦が落石に遭ったとドクターヘリ要請が入る。緋山が出動しようとすると、1人の男に呼び止められた。男は野上明彦(松田賢二)。脳死判定を受けた息子を亡くした直美(吉田羊)の兄だ。激昂して人殺しと怒鳴る明彦を見た橘啓輔(椎名桔平)は、藍沢と白石に現場に飛ぶように命令。緋山は残して、明彦の話を聞くことにする。明彦は、甥の死を緋山の責任として、病院に謝罪を求めた。一方、橘は緋山が直美から同意書を得ていないことを知って落胆する。そして、緋山は当面の治療行為を禁止されてしまった。

藍沢と白石は、冴島とともに患者が収容された山小屋に到着。藍沢と白石は、患者の大量血胸を確認し、開胸して止血をしようとするのだが、冴島がサテンスキーを忘れていた。冴島は、準備中に亡き恋人、田沢悟史(平山浩行)が生前中に残した携帯への留守電を聞いていて入れ忘れたのだ。藍沢と白石は森本忠士(勝村政信)に連絡。肺をひねって血流を止めるという難しい処置を指示され、それを施して男性を搬送して助けた。

病院に戻った白石は、緋山の事情を知って慰める。一方、冴島は自責の念にかられていた。冴島がエレベーターに乗っていると緋山が来る。裁判になっても証言しないで良いという緋山に、冴島は声をかけられない。藍沢が乗って来ると、冴島はミスを誤る。すると、藍沢は患者が助かったので冴島のミスは関係なくなったと言う。さらに、藍沢は自分たちの仕事は結果が全てで、その過程には注視されないので医師を選んだと続ける。だが、語尾には、そのはずだった…と。そして、誰にともなく、時々、むなしくなると言い残してエレベーターを降りた。

藤川は、悟史の亡くなったばかりなのでミスもすると話す。すると冴島は、悟史はいつも目標を持っていたと言う。冴島の中には、まだまだ悟史が存在していた。帰り道、冴島は悟史の留守電を聞いて涙を流す。

一方、白石は父に電話をするのだが、口から出るのは病気のことだけ。そんな白石に、藍沢はガン治療のレポートを渡す。酔って絡まれた時の白石の言葉を覚えていたのだ。白石も、死んだと思った父が生きていたという藍沢の話を覚えていた。

翌日、藍沢は父の誠次(リリー・フランキー)と会い、母の死への経緯を聞く。そんな誠次に、藍沢は再会しない方が良かったと言う。橘は脳死判定による医療過誤を巡って、裁判所が証拠保全に来ると緋山に告げて…。

バックナンバー

PAGE TOP