STORY #02 第二話物語 2010.1.18 ON AIR

自らの道

藍沢耕作(山下智久)は、翔北に入院した祖母、絹江(島かおり)の病室をたびたび訪ねてくる山田一郎という見舞い客を受付ノートに見つけた。藍沢は山田のことを聞くが、絹江は知らないと言う。そこで、絹江の病室によく出入りしている藤川一男(浅利陽介)にも尋ねてみるが、心当たりはない様子。

白石恵(新垣結衣)緋山美帆子(戸田恵梨香)の体を心配し、診てもらうようにと心臓外科を手配する。だが、緋山は入院していた時の分のフライト数が足りないと応じようとしない。

一方、入院してきた冴島はるか(比嘉愛未)の恋人、田沢悟史(平山浩行)は延命措置を拒否。主治医とも連絡がついたのだが、もはや転院させられる状況ではなかった。

緊急外来、救急車…次々と訪れる患者たち。藍沢たちは、びまん性の脳腫瘍患者や、妻に灰皿をぶつけられた夫、海外で整形手術を受けて後遺症に悩む女性たちを橘啓輔(椎名桔平)の指導のもとに治療していく。そんな中、藤川は頭蓋低骨折の患者にいち早く気づいて橘にほめられて喜びを隠せない。

次の日、ドクターヘリの要請が入り、藤川は橘、冴島と現場に飛ぶ。工事現場で鉄材が落下して作業員2名が下敷きになったのだ。橘は重症に見えた患者の治療にあたる。藤川は、話もはっきりしているもう一人を診るのだが、突然倒れてしまった。大量血胸を確認し、焦る藤川。手の離せない橘は、病院の藍沢をCS室に呼び出し、藤川に指示を出すよう命じた。動揺する藤川を落ち着かせ、出血を止める手際を教える藍沢。藤川も手際よく治療をするのだが大血管損傷もあって、現場での治療は限界。搬送する時間もなく、患者は息を引き取った。

その頃、緋山は海外で整形手術を受けた女性の腕に異常を認め、緊急手術に入る。女性は壊死性筋膜炎を発症していて、腕は切り落とされた。だが、手術後に女性は亡くなる。この女性は、帰国前に現地のレストランで食べた魚料理でバクテリアに感染していたのだ。細菌培養では何も発見されなかったと悔やむ緋山。

白石は脳の手術を受けた男性患者を診ていた。難しい手術で、場合によっては手術前の記憶を失う危険も伴っていた。男性は妻ともども承知で手術を受けたのだが、意識を回復した男性からは、やはり記憶が消えていた。

そんなある日、絹江がトイレで倒れて捻挫した。病室に駆けつけた藍沢に、主治医は状況を説明する。主治医が出て行くと、鎮痛剤で眠る絹江がうわ言を始めた。藍沢が声をかけると絹江は「お前が、夏美を殺した」と…。

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