『コード・ブルー 2nd season』スペシャル懇談 2ndシーズンへの飛翔

山下智久さん【藍沢耕作役】、新垣結衣さん【白石恵役】、戸田恵梨香さん【緋山美帆子役】、
比嘉愛未さん【冴島はるか役】、浅利陽介さん【藤川一男役】(以下、敬称略)

2ndシーズンの撮影に入って、いかがですか?

山下 : 1stシーズンで4ヶ月間、一緒に撮影してきたみんななので、すでにチームワークも良いです。前回よりもスムーズに撮影が進んでいるよね。
比嘉 : ええ。手術シーンなどではリハーサルでは、みんな1年以上のブランクを感じないほど、すぐに動けました。本当に、チームワークはバッチリ。前回より、さらにステップアップしているんじゃないでしょうか。
浅利 : 1年間空いてたけど、そんな感じはせず…。
戸田 : そうね。
新垣 : ホント。キャラクター同士の距離感とかも、思い出しながらやってはいるんですけど、演技を見ているスタッフのみなさんも“良い”と言って下さるので、良い映像が撮れていると思います。
戸田 : 私は、個人的には緋山が事故の後遺症を背負っているという状態をどこまで表現したらいいのかという、足し算引き算が非常に難しいんです。ただ、難しいだけに演じることの手ごたえは感じています。
浅利 : 撮影が終わった後、いつも“今の大丈夫だったかな?”と思うんです。その不安がいつも僕を襲っています。
山下 : いつも不安なんだ?
浅利 : 監督からは“演技のさじ加減は僕が見ているから大丈夫”と言われたので、その辺は信頼させてもらって演じるようにしています。

2ndシーズンは、冬のドラマになりますが…。

山下 : 確かにロケは寒いんですけど、スタッフのみなさんがケアして下さっています。とにかく、僕たち自身がどう乗り切るかですね。
新垣 : 1stとは、あきらかに映像が違っています。みんなが吐く息が白くなっていますし、雪も降ってきましたし…。
浅利 : ああ、そうだね。その違いは、面白いかも。それと、ジャケットね。
比嘉 : かっこいいんです。機能性もすっごく良くて。
戸田 : 女性陣は、みんな寒がりですよね?
新垣 : ロケでは、たくさん着込んでいますね。
比嘉 : 私、手袋買いました。あっ、手袋で思い出したんですけど、夏のロケでは暑かったディスポ(使い捨て手袋)が、冬は逆に暖かくて…。
山下 : 保温性があるんだよね。汗をかくまでにはならないけど…。
浅利 : 僕、ちょっとしているだけで汗だらけ…。
戸田 : それは、浅利くんが暑がりだからだよ。
山下 : そうだ、藍沢は冬でも半袖なんですよ。この間、屋上シーンの撮影でも、僕一人だけ半袖。あれ、意味が良く分からなかった(笑)。

撮影で楽しみにしていることは?

新垣 : ロケでは、温かいご飯が食べたいな…希望ですけど。
山下 : それ、いいよね。
浅利 : ストーリーでは後半に入って行ったら、僕ら全員が出払う1stシーズンのトンネル事故のようなシーンが楽しみ。撮影は大変だけど…。
戸田 : 何日も撮影して、最終日は朝始まって、翌日の朝までいっちゃったし。本当に大変なんだけど、やりがいはあります。
比嘉 : 終わってみると、楽しかったですね。
山下 : みんな、楽しかったんだ。僕は、トンネルの中にずっといたから…。
新垣 : ああ、時間の感覚がなった?
山下 : そう。あと、夏なのにトンネルって寒かったし…。
浅利 : 楽しかったと思うのは、みんな眠かったからかな?
山下 : 本当の医師のみなさんって、それ以上に大変だと思うから、ちょうど良かったのかも知れませんね。

2ndシーズンを通して、視聴者のみなさんに伝えたいことは?

新垣 : 人として考えることと医師として最善のことは、時にぶつかるんじゃないかと思います。その狭間でフェローたちは常に葛藤しています。それは、実際の医師の方たちも体験していること。そんな医師の悩みを感じて頂きたいです。
戸田 : 医療って簡単なものではないということを伝えられたら良いと思います。2ndシーズンの緋山からは、特に患者さんとの距離感の難しさですね。これまでも描かれてきましたけど、本当に難しくて…。自分が良いと判断したことでも、時に逆になってしまい、患者さんの命を危険にさらしてしまうこともあります。そんな事とも医師のみなさんが戦っているんだということを知って頂きたいです。
比嘉 : 2ndシーズンでは、毎話モノローグでその回のテーマやメッセージが語られます。そこには医療従事者だけではなく、みなさんそれぞれに当てはめて考えることが出来るものが込められています。ドラマのストーリーも楽しみつつ、みなさんもご自身を見つめ直して頂ければ。
浅利 : 今回、僕たちはDNR(延命措置の拒否)を患者さんからされてしまうんです。命をつなげなくてはいけない医者が、それを拒否されてしまうので当然、葛藤が生まれます。ドクター、フェローたち、それから患者さんの間で、それ以外にもある必死さと葛藤をみなさんに置き換えてご覧下さい。
山下 : ドクターヘリの必要性は、1stシーズンで知って頂いたとはいえ、まだ日本には少ないと思います。2ndシーズンでも、その普及に少しでも役に立てれば良いですね。比嘉さんが言った、毎回のテーマもみなさん考えて頂けたら…。とにかく、これまで『コード・ブルー』を見て下さっていた方も、初めてご覧になる方も2ndシーズンを1話でも多く見て頂けたら嬉しいです。

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