INTERVIEW #07 梶寿志役 寺島進さん

2ndシーズンの制作を聞かれた時は、いかがでしたか?

素直に“やったー!”って感じで、とても嬉しかったです。それと同時に、映画とか、どんな作品でも起こり得ることですけど、パート2や続編で前作を超えるのは難しいじゃないですか。だから、僕たち演者やスタッフも1stシーズンを作った時の新鮮な気持ちを忘れずに取り組まなくてはいけないな…と、思いました。

ここまで撮影も進んできましたが…。

当初の僕の心配なんかをよそに、ドラマの内容も映像の出来上がりも素晴らしいものになっていると思います。参加出来て良かったです。

2ndシーズンに入って、フェローたちの成長は感じられますか?

もう、なんか僕がとやかく言うような問題じゃないってくらい、頼もしく感じています。若さって武器だよなって、つくづく思います。物事の吸収力が速いこともあるんでしょうけど、進化のスピードも凄まじいですよね。僕らは、この先、進化するのか? 退化するのか? って、せめぎあいをしている年代なので(笑)、若いって本当にいいなって思います。

藍沢(山下智久)や白石(新垣結衣)、緋山(戸田恵梨香)、藤川(浅利陽介)たちフェローや、フライトナースの冴島(比嘉愛未)といったキャラクターに?

いや、演じている役もそうですけど、演技を離れた山下くんたちにも通じています。彼らを見ていると、逆に僕が見習うことの方が多いんじゃないかな? 僕も、もっともっとがんばりますよ。

演じてらっしゃる梶の2ndシーズンは? 1stシーズンでは愛妻家ぶりが取り上げられていましたけど…。

今のところ、愛妻家ぶりは出てきていませんよね。他の話で、それどころじゃないですから(笑)。梶自身は1stシーズンと、ほとんど変わっていないと思いますよ。演じる上では“1stの方が…”と、思われてしまうことのないようにと、常に新鮮な気持ちでいます。梶の立場的には、前回同様、フェローのみんなに医療現場では教えてもらえないような、世の中のことをアドバイスしているイメージですね。ただ、その時の距離感は大事にしています。フェローたちに近づきすぎず、離れすぎず…。このさじ加減は、どんな人間関係にも必要なことだと思いますけど…。

今回の梶は、藤川、森本(勝村政信)とのシーンが多いですね。

なんか、いきなりトリオみたいになっちゃいました(笑)。まあ、森本先生が結婚するとかしないとか、そんなことが出てきましたからね。3人のシーンは、緊張感を持って見て下さっているみなさんの、ちょっとした息抜きになれば良いと思っています。だけど、こういうシーンは3人でやっても2人でやっても、間が難しいんですよ。これも、気をつけている点ですね。

改めて『コード・ブルー』という作品の魅力をお願いします。

医師を乗せて現場に飛ぶ、ドクターヘリに課せられた緊張感は魅力ですね。また、キャラクターそれぞれが抱える心の傷…心の傷のない人なんかいないですよね? 普遍的なものを丁寧に掘り下げていることも魅力だと思います。お茶の間のみなさんには、そんな登場人物たちから何かを感じて頂ければ嬉しいですね。これから先もテンポ良く、みなさんを惹きつけるストーリーが展開していきますので、是非、誰かに感情移入しながらご覧下さい。

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