インタビュー

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vol.2 高橋紗絵子役 石原さとみさん
爽太(松本潤)が一途に思い続ける紗絵子にはどんな印象がありますか?
計算高かったり、あざとさもあるような気がして、最初はちょっとネガティブな印象もあったんですけど、台本を読み込んだり演じるうちに実は本能のままに動いているように思えて、今は「こういう子はいるし、悪くないよね」と感じています。明るくて元気で素直に人を好きになれるというのも、女性としてすごく大事なことのような気もしていて…意外と愛せています(笑)。
第2話で爽太の気を惹こうとして「ショコラ・ヴィ」にわざと傘を忘れたりと、確かに計算高いところもありますね。
あれは駆け引きのひとつだと思います。見栄っ張りというか、プライドが高くて本心を言えないところがあるから、ああいうことをするのかなって。その上、爽太くんも相当駆け引きしていますよね、俺は悪い男にならなきゃいけないって。私自身は駆け引きが苦手なタイプなので「この人たち、よくこんなことできるなぁ」って思いますけど(笑)、恋愛ではわりと普通にあることなのかもしれないですよね。
そんな紗絵子を思いっきり思わせぶりに演じていると感じますが、演じる上で心がけていることはありますか?
原作がある作品ですからどこまで演じるのかが重要になってくると思うので、まず監督とよく話すようにしています。2話の傘を忘れるシーンも、マンガでは傘を届けに来てくれた薫子さん(水川あさみ)を見て、紗絵子はすごく冷たい表情をするんです。でもドラマでは、傘を見つめて悲しそうな顔をするけどその後にすぐ切り替わってお礼を言う、というように違いがあります。マンガも参考にしつつ、1シーン1シーン、大事にやらせていただいています。
マンガが原作ということもあり、台本にもキラキラした表現が多いですよね。ト書きにも「花びらが風に舞うように消えていく紗絵子」などとあったりして…。
そうなんですよ(笑)! それは爽太くんと別れるシーンだったんですけど、思いっきり「バイバイ!」みたいな感じで髪を揺らしてみるとか、手を多めに振ってみるとか、ちょっとジャンプして階段をのぼってみるとかいろいろやりました(笑)。
そして、爽太の妄想シーンもあります。実際に演じるのは大変ではないですか?
妄想は爽太くんが思い描くことなので、例えば爽太くんが「紗絵子さんが来てくれた。やったー!」と感情を爆発させているのはわかるんですけど、じゃあ紗絵子はそこでどういう表情をすればいいのかが難しくて。監督に相談してみたら、「(爽太に)夢を見させてあげてください」と言われたので、ハグしてキスしてみたいな、爽太くんの理想通りにやらせていただきました(笑)。妄想シーンは本当のシーンと区別するためにも、どこか絵に描いたような表現になるように心がけています。
ドラマは爽太の片想いを中心に動いていきます。12年もひとりの女性に片想いをしているということについてどう思いますか?
自分に依存しているというか、恋に恋している感じがするので、自分の友達だったら「もうそろそろいいんじゃない?」と言うかもしれません。ただ、片想いをしているといろんなことを深く考えられる気がしますし、爽太くんが妄想するようにその世界にどっぷり浸れる、みたいなところもありますよね。状況はネガティブなんだけど、逆に生き生きしてくる、生命力が感じられるみたいなところもありますし(笑)。
爽太もそれがチョコレートを作る原動力になっていますしね。
そう! 「ショコラ・ヴィ」は爽太くんの妄想でできていますからね(笑)。そう考えると、それはそれでいいって気もします。
第3話以降、紗絵子に悩みがあることもわかってきますね。
本能のままに生きてきた紗絵子が、結婚して自由を奪われてしまうことになるんです。周りからは幸せな主婦に思われているけど、現実はちょっと違っていて。それで寂しさを埋めるように爽太くんの方にベクトルが向くんですけど、爽太くんはそれが信じられないというか、傷つきたくないから向かってきてはくれなくて…。そこは紗絵子から爽太くんへの片想いという感じにもなってるんだと思います。
とはいえ、「結婚しているのに…」とも思ってしまいます。
モラル的にはそうですよね。でも、紗絵子の爽太くんが好きという気持ちは純粋なものだろうと思います。そうじゃなければ、いくらチョコレートが好きだとはいえ、あんなにお店に通えないでしょうから。人を好きになるのにも体力やテンションが必要ですし、そう考えるとただただ「いけないこと」とは言えないのかなって。そういう恋愛の陰な部分を描いているのも、この作品の魅力だと感じています。
原作があるものですが、今後紗絵子にはどうなってほしいと思いますか?
彼女にとって何が一番の幸せか、という問題はありますけど、幸せになってほしいと思います。そして最終的には現実的に生きられるようになって欲しいですね(笑)。
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします!
さまざまな恋愛の形を描いていますので、きっと「私ならこうする」 とか「私はこう思う」と感じるところがあると思います。キャラクターたちの恋愛にハラハラ、ドキドキしながら、ご自分の恋愛観について家族や友達と話すきっかけになれたら嬉しいです。それと、マンガの紗絵子は話数が進むにつれどんどん洗練されてかわいくなっていくんです。私も回を追うごとにかわいくなっていけるよう頑張りたいな、と思っています(笑)。
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